出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.666, pp.69-75, 2010-03

費者に「あの店で,1人で2000円以上を使うのは至難の業」と言わしめるレストラン・チェーンがある。パスタやピザなどを主力商品とするイタリア料理のファミリーレストラン「サイゼリヤ」だ(図1)。 それもそのはず。同店では,例えばトマトソースとモッツァレラチーズが載った「マルゲリータピザ」が399円。ポテトと野菜,目玉焼きが添えられた「ハンバーグステーキ」が399円。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.679, pp.75-78, 2011-04

2010年3月、自転車用後席幼児座席の足乗せ部が破損し、幼児の足が自転車の車輪に巻き込まれて負傷するという事故が発生した。ブリヂストンサイクルは2010年7月、類似3製品について無償点検・修理することを発表。さらに、同年9月には対象製品を9製品に増やした上で他製品への無償交換を実施した。ところが、いまだ事故原因の究明には至っていない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.657, pp.34-37, 2009-06

「 公差設計を勉強し直したいという企業が,2年くらい前から急激に増えている」。こう語るのは,公差設計のコンサルタントなどを行っているプラーナー(本社長野県・下諏訪町)で代表取締役を務める栗山弘氏だ。「相談してくるのは,最初は電機メーカーが中心だった。しかし,今は自動車業界からの依頼も増えている。企業規模も中小から大手まで幅広い」(同氏)。
著者
若林 一民 近岡 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.731, pp.108-110, 2015-08

—日本メーカーの技術者の間で接着剤の技術を学ぶ意欲が増しています。「技術者塾」でも、若林先生が講師を務める接着剤のシリーズ講座は人気です。日本メーカーの中で今、接着剤に関して何が起きているのでしょうか。
著者
遠藤 健治
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.606, pp.57-60, 2005-03

思い切ったコスト削減を目指し,日本メーカーの多くが競うかのように中国現地での部品調達に奔走している。だが,リスクもある。あるメーカーでは商社を介して購入した電装部品で火を噴くトラブルが発生。
著者
池渕 浩介 藤本 隆宏 草間 三郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.596, pp.105-109, 2004-05

日本のものづくりをさらに強化していくためには,「人間くさいものづくり」を心掛けなければならない。そのために重要なのが「和と連携」,現場の知恵と技を生かす「現地現物主義」,人間の創意,やる気,活力を高める「人間尊重」の三つだ。人の心を大事にしないと,パフォーマンスは向上しない。だからこそ,人間性を尊重したものづくりが大切なのである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.752, pp.59-61, 2017-05

協働ロボット導入に向けた機運が高まってきた。多品種少量の生産における自動化や作業者の負担軽減を目指して、人と共に働けるロボットが求められるようになってきたからだ。今回の調査で9割以上の回答者は、協働ロボットの導入が今後拡大していくと予想した…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.642, pp.145-147, 2008-03

●主要生産品:自動機・省力機などのFAシステム ●得意な技術:画像処理,ハンドリング機構の開発 ●主要設備: マシニングセンタ,フライス盤,研削盤,プレスブレーキ電気と機械の両設計部門をはじめ,加工・組み立てなど全部門が一体となってFAシステムを作り上げるチームワークの良さ。一品物の受注生産を中心に,顧客のニーズに的確に応えている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.733, pp.54-60, 2015-10

Google Glassをはじめとして、ヘッドマウントディスプレー(HMD)や眼鏡型ディスプレー(スマートグラス)などの映像・画像を扱うウエアラブル機器は、当初は民生用として開発されたものが多かった。漫画「ドラゴンボール」に登場する「スカウター」や、アニメ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.769, pp.21-23, 2018-10

カシオ計算機は、国内生産拠点の山形カシオ(本社山形県東根市)で2018年5月に稼働させた腕時計専用の新工場をこのほど公開した。歯車、ローター、文字盤などの部品の製造と、腕時計のエンジン部に当たるアナログムーブメントおよび、高級腕時計の完成…
著者
多喜 義彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.630, pp.212-214, 2007-03

多喜義彦氏 1951年生まれ。1988年システム・インテグレーション設立,代表取締役に就任し現在に至る。現在40数社の顧問,NPO日本知的財産戦略協議会理事長,宇宙航空研究開発機構知財アドバイザー,日本特許情報機構理事,立教大学大学院講師などを務める。 開業1年目を迎える新北九州空港に「メーテル」がいる(図1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.790, pp.46-49, 2020-07

「既に英国やドイツ、日本の顧客を相手に十数件実施した。予想以上にうまくいっている」。森氏は「デジタル立ち会い」の手応えをこう述べ、新型コロナ収束後も積極的に適用範囲を広げる姿勢をみせた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.613, pp.74-76, 2005-10

和歌山アイコムは,無線機メーカーであるアイコムの生産子会社にして唯一の生産拠点。日本市場向けも海外市場向けも,米国陸軍向けもアマチュア無線愛好家向けも,アイコムの製品はすべて和歌山アイコムで造る。 その和歌山アイコムの組立・検査工程はすべてコンベヤラインだ(図1)。セル生産がこれだけ普及したにも関わらず,敢えてコンベヤを使い続けるのには相応の理由がある。
著者
遠藤 健治
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.624, pp.74-77, 2006-09

中国から調達する部品の中でも,消耗品の品質は特に注意が必要となる。中国市場の顧客が安さばかりを重視して品質を二の次にしがちで,販売店もそれに倣う。中国現地工場で発生した「爆発する電球」がそのことを雄弁に語る。(本誌)遠藤 健治 海外進出コンサルタント 製品に使われる部品の中には,消耗品と呼ばれるものがあります。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.742, pp.23-25, 2016-07

テクノロジーサイクルは、複雑な加工などを短時間で実現するための新しいソリューション。計測機能の提供やメンテナンス性・安全性の向上も実現する。現時点で14種類を用意しており、そのうちの10種類を今回の展示会で世界初公開した(表)*2。
著者
小田 淳
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.792, pp.98-103, 2020-09

まず、見積依頼の基本を3つお伝えします。それは、[1]見積明細書を提出してもらう、[2]1つの部品で1つの見積依頼とする、[3]メーカー選定のための見積図面は極力最終仕様にする、です。どれも当たり前の話ですが、日本の部品メーカーに依頼するときなら…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.777, pp.50-52, 2019-06

エレクトロンは最新テクノロジーを集めて開発しており、炭素繊維強化樹脂(CFRP)製の機体構造を採用して軽量化。電動ポンプを使ってガス配管をなくすなど、機体の信頼性を高めている。 スペースXやブルーオリジンとは異なり、機体の回収・再利用によるコス…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.777, pp.44-49, 2019-06

ニュー・グレンは非常に巨大なロケットだ。本体直径は7mで全高95.4m。かつて米国がアポロ計画のために開発した「サターンV」(全高110.6m)に匹敵する。 用途は衛星・探査機打ち上げに加えて、有人打ち上げも想定している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.610, pp.46-53, 2005-07

床のほぼ全面に白大理石と黒御影石を敷き,革張りの調度品をセンス良く配置する。高級ホテルさながらのラウンジで客を出迎えるのは,2005年8月にオープンするレクサス高輪店(東京)。客の目当てはもちろん,トヨタ自動車がこの夏,満を持して投入する最高級車「レクサス」である(図1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.651, pp.55-57, 2008-12

合金の鋳物で円板を作り,その表面を丹念に磨いて鏡面に仕上げた「銅鏡」*1。ガラスの片面に金属めっきを施した現代の鏡が普及するまで,鏡といえばこの銅鏡だった。山本富士夫は,約140年前に曽祖父が始めた銅鏡作りを4代目として今に伝える,数少ない鏡師である。 日用品としての鏡がどんどんガラス製になっていく中で,同業者は次々と姿を消した。