著者
久多良木 健
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.902, pp.101-103, 2005-06-20

——「プレイステーション(PS)2」のときは,黒が印象的でしたが,今回はシルバーが基調なんでしょうか。 お披露目に当たり,シルバーと白,黒の3色のモックアップを用意しました。日欧米のコンテンツ開発者や流通チャネルの方々の意見を伺ったところ,地域差なく,大方の人がシルバーを推奨してくださったんです。実は私自身もこれがお気に入りでして。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.981, pp.99-104, 2008-06-30

新しく市場に投入した機器で発火事故が起きてしまった─。こんなときに利用できるのが試験・解析の受託サービスだ。例えば,黒焦げになった部品から故障の原因を特定し,再現試験まで施す。発火事故以外にも,海外製の部品調達に向けて品質の評価基準を作成するサービスもある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1018, pp.79-85, 2009-11-30

東芝は,2009年10月末に携帯機器向け燃料電池「Dynario」を限定3000台で発売した。この不況下で燃料電池を市場投入したことに,携帯機器や燃料電池関連の技術者から,驚きと賞賛の声が上がっている。 燃料電池の開発を進める他企業では,早速複数台を購入して動作の検証を進めているところが少なくない。
著者
田中 顕裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.914, pp.138-145, 2005-12-05

高速信号の伝送は基板設計を難しくするとされているが,設計のポイントを抑えれば10Gビット/秒の信号でも伝送路の信号品質を保つことができる。本稿では具体的な事例を基にプリント配線基板を設計する際の特性インピーダンスの整合の取り方や信号減衰の抑え方を解説する。
著者
内田 泰 大森 敏行 根津 禎
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1048, pp.61-72, 2011-01-24

テレビに大変革の時が訪れている。放送される番組をただ見るだけの受動的なデバイスから,ユーザー自らが見たい動画コンテンツやアプリーション・ソフトウエア(以下,アプリ)などを探すといった「能動的なデバイス」への変化である。 2010年のCESでは,「Netflix」や「Vudu」,「YouTube」などインターネットの動画配信サービスの多くに対応したネット・テレビが注目を集めた。
著者
原田 勝弘 田中 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1150, pp.99-101, 2014-12-22

ヘッドマウントディスプレー(HMD)を使ったゲームのデモ映像が、2014年の東京ゲームショーで大反響を呼んだ。プレーヤーが大学生の家庭教師になって、女子高生の部屋に勉強を教えに行くという設定の「サマーレッスン」だ。来場者の人気が過熱して、展示が1日で…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.923, pp.92-97, 2006-04-10

自動車やマンションなどの高額な耐久消費財が,飛ぶように売れ始めた。住居用とは別に投資目的でマンションを購入するなど,消費意欲が目立って旺盛になっている。「実感するようになったのはここ2〜3年のこと。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1086, pp.73-79, 2012-07-09

2012年秋とみられる米Microsoft社の次期OS「Windows 8」の投入が秒読み段階に入る中、同社が電撃的な発表を行った。1975年の創業以来、OSを機器メーカーにライセンスすることを事業の根幹に据えてきた同社が、ついに自社ブランドのタブレット端末事業に参入することを突如、発表したのだ。 名称は「Surface」。
著者
Dyson James 大久保 聡 内田 泰
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1092, pp.73-76, 2012-10-01

サイクロン式掃除機や羽根のない扇風機など、独創的な製品を手掛ける英Dyson社。2011年度に売上高が10億英ポンド(1ポンドは約125円)を超え、利益は3億600万英ポンドと前年度より30%以上伸びた。コモディティー化が進んだ白物家電で高収益を上げる勘所はどこにあるのか。創業者でChief Engineerを務めるDyson氏に聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1086, pp.26-33, 2012-07-09

「HTML5」。これまでは主にパソコンなどIT業界で注目を浴びていたこの技術に今、デジタル家電などの機器業界から熱い視線が注がれている(図1)。 中でも動きが活発なのが、テレビ分野だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.737, pp.204-213, 1999-02-22

今日,2005年2月22日は,「ドリーム・ステーション」最新版の発売日だ。ドリーム・ステーションは,「プレステ」と「ドリーム・キャスト」を過去のマシーンにした最新鋭の家庭用ゲーム機である。太郎は,徹夜で並んで手に入れた初回出荷分の製品をさっそくテレビ受像機につないだ。ゲーム機を起動させると,女性の声が案内する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1059, pp.63-70, 2011-06-27

「2003年に『Centrino』でパソコンのモバイル化を実現したように、今こそパソコンを再発明する時だ」(米Intel社 Executive Vice PresidentのSean Maloney氏)。 「2015年に出荷されるノート・パソコンのうち、約40%がARMベースのものになるだろう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.935, pp.174-177, 2006-09-25

苦節10年に及ぶデジタル・マップの実現や,地図更新が可能な米国向けHDDカーナビなど運転者に必要な情報とは何かを問い続けてきたホンダ。これらに続けと,1999年にはいよいよ通信で情報更新できるカーナビの実現を目指し,情報提供サービス「インターナビ」を立ち上げる
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.875, pp.96-100, 2004-06-07

テレビ受像機の国内生産金額は2003年度に対前年度比45%増の4811億円へと急成長した。牽引役は液晶テレビである。PDPテレビの価格も2005年度には1インチ型当たり1万円に下がる。 2003年度の連結決算で対前年度比50%以上の増益を達成し,見事にV字回復を果たした松下電器産業。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.134-137, 2009-10-19

アーケード・ゲーム機事業の不振を打破するため,当時ナムコにいた小山たち開発メンバーは,大人気ロボット・アニメ「機動戦士ガンダム」を新型ゲーム機の題材に選び出す。これがバンダイナムコゲームスの大人気体感ゲーム機「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の始まりだった。左の写真は,「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の大型筐体「P.O.D」に映ったゲーム画面である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.940, pp.38-41, 2006-12-04

「思ったよりずっと小さい。部品も少ないな」「無理をしている部分が見当たらない」「部品の使い方がツボを押さえている」——。任天堂が発売したゲーム機「Wii」のメイン・ボード(pp.79—94の解説「全貌現したPS3とWii,その開発思想を読み解く」内の写真参照)を見た技術者は,口々にこうした感想を漏らした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.733, pp.92-97, 1999-01-04

「大ピンチだ」(日立製作所 専務取締役の武田康嗣氏)。同社は1998年度の中間決算で,ほぼ半世紀ぶりという赤字に陥った。「われわれにこれまで油断はなかったかと,反省している」(同氏)。同社ほどではないにしろ,ほとんどの大手エレクトロニクス・メーカが1998年に大幅減益を記録した1)。 こうした状況下,多くのメーカが研究開発体制の変革に取り組んでいる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.932, pp.57-60, 2006-08-14

元・東芝の技術者で,NANDフラッシュ・メモリの開発に携わった東北大学 教授の舛岡富士雄氏。その舛岡氏が東芝に対して同メモリの発明に対する対価を求めていた訴訟が2006年7月27日,和解という形で決着した。舛岡氏が単独または共同発明者となっている東芝在職中のすべての職務発明を対象とし,東芝が同氏に8700万円の和解金を支払うという内容だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.818, pp.128-135, 2002-03-25

「どうすればアナログICの設計を効率化できるか? それにはもっと技術者を雇うことだ」(米Linear Technology Corp.,Vice President Engineering/CTOのRobert Dobkin氏)。 技術者こそすべての推進力。アナログICに強みを持つ半導体企業が,猛烈な勢いで人材獲得競争を繰り広げ始めた(図1)。ただ頭数をそろえるのではない。「金の卵」となる技術者を集める。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.795, pp.57-64, 2001-05-07

機器メーカの実装技術者が,ホッと胸をなで下ろした。鉛(Pb)フリー・ハンダとして本命視するSn—Ag—Cu系ハンダをめぐる日米間の特許係争が,2001年2月にようやく終結したためだ。事態が表面化してから,約1年が経過していた。 本命の採用が凍結された「空白の1年」。この期間が,機器メーカに与えた影響は計り知れない。各社はどう過ごしたのか。