出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1651, pp.82-85, 2012-07-23

長崎市から離れること約100kmにある五島列島最大の島、福江島。黒潮の分流である暖流の対馬海流の恩恵を受け、様々な魚介類が生息する豊かな海に囲まれている。タイやヒラメといった魚の養殖業も盛んなこの島で、ズブの素人から水産業に飛び込んだ男がいる。 福田泰三、37歳。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1657, pp.30-33, 2012-09-10

売買高1億株割れ──。東京証券取引所の日々の取引では今や、こうした薄商いは珍しいものではなくなった。結果的に何が起きたか。それは株式売買高における外国人投資家の圧倒的な存在感の高まりである。その比率は今や、7割にも達する。 だが、外国人投資家も喜んで日本株に投資しているわけではない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1017, pp.52-56, 1999-11-22

富士写真フイルムのデジタルカメラ、「ファインピックス」シリーズが順調に市場シェアを伸ばしている。 同社の調べによれば、同シリーズのシェア合計は、1999年3月に約35%と、カシオ計算機が96年に一時50%以上を占めたとき以来の高シェアを記録した。過去1年にわたるオリンパス光学工業とのトップ争いでも、7月に4ポイントの差を付け突き放し、4カ月連続でトップを快走している。
著者
吉田 浩一郎 飯田 展久
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1856, pp.72-75, 2016-09-05

「メーカーで少しずつ昇進する中で、新規事業の立ち上げに携わりました。そこで会社の立ち上げに興味が出てきて、大前研一先生が主宰している『アタッカーズ・ビジネススクール』に自費で通い始めました。28歳の時です。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.933, pp.46-48, 1998-03-23

それもそのはず、1996年度は東芝の連結営業利益の40%にあたる約900億円を稼ぎ出したパソコン事業が、97年度は数十億円の赤字になるからだ。 97年4月には、パソコンの出荷台数を全世界で400万台、金額にして1兆1000億円を見込んでいたが、7月には370万台、1兆円に下方修正した。10月下旬の中間決算発表時には一気に315万台、7400億円に変更。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1111, pp.180-183, 2001-10-08

東京・日本橋のビルの1室。丸善取締役の大熊章三は、四半世紀前の悪夢を思い返していた。米国をテロが襲い株式市場は全面安だが、その週に丸善株は22%も値を上げた。業績は3期連続の赤字に陥ろうとしているのに。 「うちの株が動くと、決まってあの男の仕業だという噂が流れる」 加藤〓。1970年代半ばから兜町にその名を轟かせた相場師だ。
著者
川野 幸夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1696, pp.72-75, 2013-06-24

実は私たちはそれまでずっと「ポイントカードは"麻薬"だ」と言ってきました。「ポイント5倍デー」といった販売促進策による実質的な値引きの強化は、競合スーパーとの泥沼の価格競争を加速するだけだと考えていたからです。 なぜ方針を転換したのか。
著者
牛尾 郁夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1161, pp.121-124, 2002-10-07

「日本で一番小さな競馬場」と呼ばれる益田競馬を、この8月で閉鎖しました。最後のレースとなった8月14〜16日の3日間は、普段にない盛況となりました。関係者も最後くらいは盛り上げようと一生懸命頑張ってくれたし、全国からたくさんのファンも来てくれた。それまでの通常の開催日の入場者は1000人足らずでしたが、最終日には過去最高の4600人も集まりました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1664, pp.86-91, 2012-10-29

9月15日、岐阜長良川スイミングプラザは、新星の登場に沸き上がった。ぎふ清流国体男子200m平泳ぎで、鹿児島県立志布志高校3年生の山口観弘が、ロンドン五輪金メダリストのダニエル・ジュルタの世界記録を更新する2分7秒01という驚異的なタイムを叩き出したのだ。 すでに彼は表彰台の常連であったために、今年に入ってから、私はその泳ぎに注目していた。
著者
貫 啓二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1879, pp.52-55, 2017-02-20

田中はショットバーで働くアルバイト第1号でした。売り上げは振るわず、来るのは知り合いばかり。そんな店の状態を見た田中に「このままでいいのか」と指摘され、心機一転、大阪の一等地にデザイナーズレストランを開業しました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1796, pp.35-37, 2015-06-22

「ROEを上げる王道は利益率と売上高を上げること」と投資信託会社、レオス・キャピタルワークスの取締役でファンドマネジャーの湯浅光裕氏は指摘する。36ページにあるランキングはその2つの面からROEを押し上げている企業のそれだ。 利益率が高く、ROEも高い企…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1081, pp.69-72, 2001-03-05

今年1月下旬、米国フロリダ州オーランド。全米を覆った大寒波の影響は、ウォルト・ディズニー・ワールドなどを擁する米国屈指のリゾートにも及んだ。GEファイナンシャル・アシュアランス(GEFA)の年次会議のため世界中から集まった幹部たちは、パーティー会場となったホテル外のテントに流れる冷気に震えながら次々と飲み物のグラスを手にした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1796, pp.38-43, 2015-06-22

投資家サイドの人間を招聘して一気に変わった企業もある。洋服の金具ホックなどで国内シェア80〜90%を持つ服飾品製造のモリトだ。本社社員数260人のこぢんまりした企業だが、戦後一度も赤字にならず、自己資本比率は76%に達していた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.956, pp.158-160, 1998-09-07

関東地方のある小企業のA社長は、税務調査の際の調査官の指導通りに申告したところ、次の調査でそれが認められず、追徴課税を受けそうになった経験を持つ。 A社長は妻を取締役にしていたが、非常勤の名目的な役員のため、ずっと役員報酬を支払っていなかった。
著者
山田 進太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1954, pp.58-61, 2018-08-20

もちろん可能です。そもそも僕は、何もない状態からいきなりアイデアを生み出せるような、クリエーティブな人間ではありません。自分では、周囲から様々な刺激を受けながらアイデアを具体化していくタイプだと感じています。
著者
Woodford Michael
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1598, pp.114-117, 2011-07-04

今年4月に就任したオリンパスのマイケル・ウッドフォード社長兼COO(最高執行責任者)。日本企業の外国人トップはソニーのハワード・ストリンガー会長兼CEO(最高経営責任者)や日産自動車のカルロス・ゴーン社長、日本板硝子のスチュアート・チェンバース社長(既に退任)などがいるが、今回のような英国子会社の現地採用による"生え抜き"の外国人がトップに就くのは珍しい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1107, pp.29-31, 2001-09-10

日本マクドナルドの「平日65円ハンバーガー」と、吉野家ディー・アンド・シーの「牛丼並盛280円」。価格破壊を代表する2つの商品が、ともに高速道路のサービスエリアで提供されていることをご存じだろうか。 一般的に、高速道路に乗って飲食や給油のサービスを受けると、割高になりがちだ。それは、テナント料が高いことが理由だと考えられていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1434, pp.36-39, 2008-03-24

沖縄本島から南西へ約300kmに位置する宮古島。3月上旬、この島では農耕地の約7割を占めるサトウキビの収穫がピークを迎えていた。製糖工場には、ダンプカーに山積みされたサトウキビが次々と運び込まれていた。 島に2つある製糖工場の1つ、沖縄製糖。この敷地内に、製糖工場とは別の建物がある。
著者
宮津 純一郎 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1124, pp.74-77, 2002-01-14

問 情報技術(IT)革命の最中、通信産業は成長セクターとはやされましたが、ITバブルが崩壊すると、設備過剰を抱える不況業種に転落しました。成長産業、成熟産業のどちらなんでしょうか。 答 IT産業に固有の問題ではなく、資本主義自体がおかしくなってきた。そんな感じがある。技術革新が起きたら、俺は、それが地球上にいる人間みんなに行き渡ってほしいと思う。
著者
Johansson Leif
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1054, pp.46-48, 2000-08-21

問 1999年の乗用車部門売却、今年4月にはトラック部門での仏ルノーとの資本提携の発表など、矢継ぎ早に大胆な策を講じてきました。全社の売上高の55%を占めるトラック部門の今後の戦略は。 答 トラック部門は世界でも2位のポジションになる。最大手はダイムラークライスラーですが、ルノーグループとの資本提携が実現すれば、我々は北米で2位、欧州では1位となる。