著者
川人 光男 柴田 和久
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:07272997)
巻号頁・発行日
vol.87, no.3, pp.473-477, 2006-12-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
紺野 公明 入江 治行 島田 一平
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.160-162, 1986-05-20

最近,力学系を模索化し,その解析的性質より力学系の性質を調べる試みがなされている。複素化の1つの方法に微分方程式の独立変数を複素化し,解の解析的性質をもとに方程式の可積分性とか,軌道の規則・不規則性の議論がなされている。ここ我々が新しく議論する力学系の複素化の方法は,山口・畑により導入された力学系を生成する母関数の展開パラメタを複素化し,その母関数の解析的性質より力学系が示す規則・不規則性を考察することである。力学系が示す軌道の不安定性を表す量にLyapunov指数がある。力学系を生成する母関数は軌道の振舞を表すが,その軌道の持つ不安定性までは表現できない。そこで我々はその情報を得るために母関数の形式的高階導関数を導入する。特に一階導関数は軌道不安定性を表すLyapunov指数と密接に関係していることが示される。母関数F_0の収束半径とその形式的一階導関数F_1の収束半径にはなんら関係はない。もし母関数の収束半径が一階導関数のそれより大きいなら,母関数は連続であるが微分不可能な領域をもち,フラクタルな性質を示す。この報告では,一次元離散力学系を例に次の事をしめす:(1)F_0とF_1の解析的性質,(2)F_1の収束半径とLyapunov指数との関係,(3)F_0のフラクタル性。
著者
三浦 公亮
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05272997)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.A4-A13, 1988-10-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
土井 正男 石原 貴光
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.179-221, 1993-12-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
近藤 淳
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.p71-86, 1978-11

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
山梨 正明
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.583-591, 1997-08-20
被引用文献数
1

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。研究会報告
著者
石井 晃 吉田 就彦 新垣 久史 山崎 富美
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:07272997)
巻号頁・発行日
vol.86, no.4, pp.554-557, 2006-07-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
木村 薫 竹内 伸
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05272997)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.A98-A105, 1986-04-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
中野 藤生
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.215-222, 2005-05-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
藤原 顕
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:07272997)
巻号頁・発行日
vol.88, no.2, pp.159-162, 2007-05-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
高安 美佐子
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:07272997)
巻号頁・発行日
vol.89, no.6, pp.937-946, 2008-03-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 サブゼミ この10年ほどの間に人間の経済活動の詳細なデータがコンピュータの中に蓄積されるようになりました。そして、その蓄積された膨大な量のデータを解析することで、通常の自然科学と同じような手法で経済現象を実証科学的に研究することができるようになってきています。そのような研究を中心的に推進しているのが経済物理学です。経済学における仮説をデータからどの程度成立しているのかを実証的に検証し、さらに、見逃していた効果があればそれを取り込むような形で、研究が発展し、既に実務に応用されているような研究成果も出ています。まだ解析のための道筋もできていないような高頻度の経済データは無尽蔵ともいえるほどありますから、物理学のセンスを活かした研究の発展が期待されています。
著者
桜井 裕也 高田 和典 室町 英治
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.85, no.3, pp.307-328, 2005-12-20
被引用文献数
1

コバルト酸化物超伝導体Na_xCo0_2・yH_2Oの発見[1]は、幸いにして多くの研究者の関心を集め、超伝導機構解明のための研究が盛んに行われている。これは、当初から指摘されていたように[1,2]銅酸化物高温超伝導体との関連が注目されたためであるが、他方で、誰にでも簡単に合成できるということも、研究の活性化に一役買っているように見える。現在までに、超伝導機構の解明に向けて様々な実験が行われてきたが、残念ながら多くの矛盾した結果が報告されている。少なくともその原因の一端は試料の同定がしっかり出来ていないことにあると思われる。本物質の超伝導特性は組成に大きく依存するが、そのことを明確に押えた研究は多くない。簡単に作れてしまうがゆえに、条件を精密に制御して試料を合成することの重要性が十分に認識されなかったという側面があるのかもしれない。また、ソフト化学という超伝導研究ではなじみの薄い合成法が用いられたため、何が重要なパラメーターであるかという検討が必ずしも容易でなかったという面もあるかもしれない。本稿では「化学からみた物性物理」というシリーズタイトルに鑑みて、合成と組成の関係、組成と超伝導特性の関係に重点をおいて今までの研究を概観してみたい。
著者
木崎 伸也
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.138-162, 1999-10-20

近年,物を原子,分子の集まりとして見るように,生態系を要素の集まりと見なし,統計力学の考え方,手法を用いた研究が多くなされている.そのような中で本論は,生態系の現象を,協同現象,特に相転移・臨界現象からの視点で扱う.ワタリバッタは生息密度に応じて形態,習性が変化し,これを相変異と呼ぶ.そして生息密度が低いときには,バッタはそれぞれ別々に生息しているのだが,生息密度が高くなるとバッタは集まる性質を持ち,群れをつくり出す.我々は,この現象は個々の相互作用で系の振る舞いが変わることから協同現象であると考え,2つのスケールで相変異と大発生のモデル化を行う.この結果,バッタの相変異現象は相転移とみなせることを示し,バッタの大発生はその相変異が起こった場所の空間的な連結が重要であることを示す.
著者
有本 卓
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.82, no.4, pp.625-654, 2004-07-20
被引用文献数
7

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
茂木 巌 中川 康昭
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, 1990-05-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
小山 信也
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.481-489, 1998-07-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
小澤,正直
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究
巻号頁・発行日
vol.97, no.5, 2012-02-05

有限次元の状態空間をもつ量子力学系に対する測定で,可能な測定値が有限個の測定の一般論を解説する.理論の展開は公理的な方法を用い,(射影仮説を含まない)少数の量子力学の基本原理と測定に関する自明な仮説から理論を演鐸する.測定理論に不可欠なPOVMや完全正値インストルメント等の数学的方法は,それらの自明性の高い基本仮説から理論の結論として導かれ,数学的道具を出発点に理論を展開する方法はとらない.目標の一つは,それらの数学的方法が概念的に極めて堅固な基礎の上に打ち立てられていることを明らかにすることである.この方法の利点の一つは,物理的に可能な測定の全体を数学的に特徴付けることを可能にすることで,最適測定の特徴付けや測定誤差と擾乱とのトレードオフなど究極的な限界を導くための方法論を提供する.一つの応用として,Heisenbergがガンマ線顕微鏡を用いて提案したような測定精度と擾乱の間の関係を考察し,新たな普遍的な関係の導出を目標とする.
著者
苧阪,直行
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, 1997-08-20