著者
竹林 亮 足立 吉隆 佐藤 良史 佐藤 正太郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.741-742, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

龍泉洞地底湖の測量調査を目的とした小型ROVの開発を行う.龍泉洞の洞内は狭く入り組んでおり,かつ全長が15 kmあるとも言われていることから,ROVには小型であり,長距離探索が可能であることが求められる.そこで,小型機体を複数連結して運用する方法を提案する.また,現地調査から陸路の移動が必要であることが分かり,新しい機能として水陸両用の推進器を搭載したROVを設計した.講演では、水陸両用ROVの設計について発表する.
著者
金田 亮 高橋 俊広 滝口 正康 土方 元治 伊藤 浩志
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.35-36, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

高密度ポリエチレン(HDPE)は,汎用の半結晶性プラスチックであるが,赤外線システムの集光レンズ用の材料としても使用されている。射出成形によって生産されているが,赤外線透過率が低いため一部のシステムに使用が限定されている。本研究では,流動性の異なるHDPEを用いた薄肉射出成形を行い,白色状態を維持して高い赤外線透過率を得ることが可能な成形条件の実験的検討を行った。
著者
大久保 翔太 正田 純 ゴン 志豪 佐々木 健
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.549-550, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

非音声である環境音の認識技術はセキュリティシステムやビデオのシーン解析などにおいて需要が高まっている.本研究では認識対象として定常的に流れる水の音を選び,スペクトログラムに現れるパワーの大きい領域を抽出し, その出現頻度と分布を音の特徴量として分析した.その結果、スペクトルの強い領域の周波数帯、間隔において他の音との差異がみつかった.
著者
小牟田 正博 桂 誠一郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.773-774, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

良好な動作効率および制御性のため,電磁モータは様々な分野において用いられる。電磁モータは高速・低トルクであるため,減速機とともに利用される。一般的にロボットに用いられる減速機は減速比が固定である。しかしながら,固定減速比の減速機を用いた場合,低速および高速動作の両立が困難であるという問題が存在する。そこで本論文では,遊星歯車を用いた可変減速比機構を設計し,可変減速比を実現する制御系設計を行う。
著者
福井 航 三浦 久典
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.171-172, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

今後、ロボットと人間が協調作業を行うためにソフトアクチュエータ、特に高分子アクチュエータが期待されている。2014年にナイロンモノフィラメントをコイル状に加工し、ヒートガンなどで加熱することで収縮する現象が報告された。本研究では、ソフトアクチュエータの特性を失わない加熱方法として、ニクロム線の電気抵抗熱とガラススリーブを利用する方法を提案する。また、アクチュエータの基本的特性についても明らかにする。
著者
鈴木 廉 森口 昌樹 今井 桂子
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.583-584, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

本研究では,二つの線画を,それぞれ異なる視点位置ごとにワイヤーを用いて実現するワイヤーアートの生成を行う.二つの線画と二つの視点位置を入力,ワイヤーフレームを出力とする.出力となるワイヤーフレームは連結であり,そのワイヤーフレームを直交投影法を用いて,平面上へと射影したものは入力線画に一致する.そのようなワイヤーフレームが常に存在することを示した.また最大辺長および最小辺長のワイヤーフレームを計算し,比較した.
著者
松尾 浩司 前田 俊二 飯塚 正美 安野 拓也 西村 晃紀
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.69-70, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

昨今、刃物による傷害事件が後を絶たないため、刃物個々の威力を評価し、事件解決の手がかりの一つにすることを目的とする。本研究では刃物(洋包丁、三徳包丁)を被験物に突き刺し、被験物に刃物を突き刺すときの速度、変位、断面積、体積の時間推移とそれぞれの関係を調べた。測定方法は画像解析技術の一つである特徴点抽出を用いた。本報告では上記関係に基づき、刃物の威力を定量化した結果を述べる。
著者
箱石 開 小野里 雅彦 田中 文基
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.31-32, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

災害発生時は,住民の現在位置や道路の閉塞など,災害発生前に想定していた事前情報と異なる状況となる場合が多く,その差異により避難行動は様々な影響を受ける.中でも,災害時要援護者の避難支援においては,要援護者・支援者の現在位置や支援の可否等の点で差異が発生することが多く,これによる支援効率の低下や支援者の被災リスクの増加が懸念される.この差異をシミュレータ上で再現することで,避難行動への影響を評価し,考察する.