著者
高橋 和雄 中村 百合 清水 幸徳
出版者
土木学会
雑誌
土木学会論文集 = Proceedings of JSCE (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.604, pp.99-111, 1998-10-20
被引用文献数
1 2

本研究では, 阪神・淡路大震災から2年が経過した被災地神戸市において, 応急仮設住宅の入居者を対象に実施したヒアリング調査とアンケート調査の結果をもとに, 応急仮設住宅を長期間使用する場合の問題について明らかにする. また, 震災直後に実施されたアンケート調査の結果と比較し, 長期化による問題の変化を把握する. さらに, 別に実施した雲仙普賢岳の火山災害における応急仮設住宅入居経験者に対するアンケート調査の結果と比較して, 大都市と地方都市とで応急仮設住宅での生活で生じる問題の相違について検討し, 長期化を想定した応急仮設住宅の住環境管理, 周辺環境について考察する.About 35, 000 temporary dwellings were supplied in Kobe City after Great Hanshin-Awaji Earthquake and improvement of living environment of temporary dwellings was made by Kobe City. However, refuse life was too long and many problems of temporary dwellings were indicated. In this paper, living environment of temporary dwellings are investigated by questionnaire and hearing. Living environment, disaster mental health and housing reconstruction plan are discussed and compared with the results obtained by volcanic disaster of Mt. Fugen in Unzen.
著者
渡辺 一郎
出版者
土木学会
雑誌
土木学会誌 (ISSN:0021468X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.32-38, 1973-02
著者
木村 繁
出版者
土木学会
雑誌
土木学会誌 (ISSN:0021468X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.p38-45, 1979-01
著者
小野 芳朗
出版者
土木学会
雑誌
土木史研究講演集
巻号頁・発行日
vol.29, pp.47-52, 2009

御所用水は京都盆地北部の上賀茂神社が水利権を有していた京都盆地流入の淡水用水路群のうち、小山郷を灌漑し、御所の御庭用水や防火用水であった。明治維新以降、水量・水質的に確保の難しくなった用水を天皇の故郷、京都御所の防火のため、琵琶湖疏水を引水する。疏水の当初計画の北上ラインの目標は御所用水であった。本論では、この用水が京都御所・御苑のみならず、元治の蛤御門の変で焼失した上京の防火をも意図していたことを資料的に明らかにした。