著者
林 紀男
出版者
産業用水調査会
雑誌
用水と廃水 (ISSN:05135907)
巻号頁・発行日
vol.59, no.11, pp.846-854, 2017-11
著者
鈴木 眞一
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.70-76, 2018 (Released:2018-08-24)
参考文献数
17

東日本大震災後の原発事故による放射線の健康影響を見るために,福島県では大規模な超音波検診が開始された。甲状腺検診を実施するとスクリーニング効果から一度に多くの症例が発見されるが,過剰診断にならないように,検診の基準を設定した。5mm以下の結節は二次検査にならず,二次検査後の精査基準も10ミリ以下の小さいものにはより厳格な基準を設けて,過剰診断を防ぐことを準備した上で検診を行った。その結果発見治療された甲状腺癌は,スクリーニング効果からハイリスクは少なく,かつ非手術的経過観察の対象となる様な被胞型乳頭がんは認められず,微小癌症例でも全例浸潤型でリンパ節転移や甲状腺被膜外浸潤を伴っていた。したがって,一次検査の判定基準,二次検査での精査基準さらに手術適応に関する基準などから,超音波検診による不利益は極めて少ないものと思われた。一方で発見甲状腺癌は過剰診断ではないのであれば,放射線の影響による甲状腺癌の増加ではと危惧されるが,現時点ではその影響を示唆する様な事象は得られていない。以上より,放射線被曝という特殊状況下で検診を余儀なくされたにも関わらず,厳格な基準を設定しこれを遵守しながら実施することによって,過剰診断という不利益を極力回避できていることがわかった。
著者
山元 孝広
出版者
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
雑誌
地質調査研究報告 (ISSN:13464272)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.1-16, 2017-03-10 (Released:2017-03-17)
参考文献数
36
被引用文献数
2 3

大山火山は山陰地方に位置する大型のデイサイト質成層火山である.この火山は約6万年前の大山倉吉降下火砕堆積物(DKP)に代表されるような日本列島沿いに大規模な火砕物を降下させる噴火を更新世に度々起こしたことで知られている.大山火山の既存研究には層序学的な問題や評価手法上の問題が残されているため,本研究では噴火履歴を定量的に見直した.まず,層序学的問題では,最新期の噴火を弥山溶岩ドームの形成とするもの鈷峰溶岩ドームの形成とする異なる文献が存在した.新たに実施した放射性炭素年代測定の結果は,弥山噴火 が28.6千年前,三鈷峰噴火が20.8千年前となり,後者が最新期の噴出物であることが確実になった.次の問題は,須藤ほか(2007)のデータベースに記載された大山火山起源降下火砕堆積物の体積評価手法である.この手法では既存文献の堆積物等層厚線を図学的に書き直すことで体積を求めているが,実際には分布する遠方の火砕物を無視しており,計測された体積は相当な過小評価になっている.そのため,降下火砕堆積物の体積はLegros(2000)や他の手法を用いて再計測し直している.今回の計測値 を用いて作成した積算マグマ噴出量階段図では,10万年前頃からマグマ噴出率が大きくなる傾向が認められ,その中でDKPが発生したように見ることが出来る.
著者
横山 育三
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.12, no.5, pp.1-5, 1979-05-01

昭和53年11月24日付で日本小児科学会より日本消化器外科学会長宛に日本消化器外科学会関係者に対し,下記事項の周知方依頼があり,理事会の決定によりお知らせいたします.
著者
Shuzo Iwanishi Shohei Zaitsu Hiroki Shibata Eiji Nitasaka
出版者
The Genetics Society of Japan
雑誌
Genes & Genetic Systems (ISSN:13417568)
巻号頁・発行日
vol.93, no.4, pp.163-167, 2018-08-01 (Released:2018-11-10)
参考文献数
26

The Japanese rat snake (Elaphe climacophora) is a common species in Japan and is widely distributed across the Japanese islands. An albino mutant of the Japanese rat snake (“pet trade” albino) has been bred and traded by hobbyists for around two decades because of its remarkable light-yellowish coloration with red eyes, attributable to a lack of melanin. Another albino Japanese rat snake mutant found in a natural population of the Japanese rat snake at high frequency in Iwakuni City, Yamaguchi Prefecture is known as “Iwakuni no Shirohebi”. It has been conserved by the government as a natural monument. The Iwakuni albino also lacks melanin, having light-yellowish body coloration and red eyes. Albino mutants of several organisms have been studied, and mutation of the tyrosinase gene (TYR) is responsible for this phenotype. By determining the sequence of the TYR coding region of the pet trade albino, we identified a nonsense mutation in the second exon. Furthermore, RT-PCR revealed that TYR transcripts were not detected in this snake. These findings suggest that mutation of TYR is responsible for the albino phenotype of the pet trade line of the Japanese rat snake. However, the Iwakuni albino did not share this TYR mutation; thus, these two albino lines differ in their origins.
著者
岩淵 令治
雑誌
学習院史学 (ISSN:02861658)
巻号頁・発行日
no.54, pp.105-126, 2016-03-01
著者
井上 遠 井上 奈津美 吉田 丈人 鷲谷 いづみ
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
保全生態学研究 (ISSN:13424327)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.87-98, 2018 (Released:2018-07-23)
参考文献数
49

奄美大島の亜熱帯照葉樹林における森林性鳥類の種組成、および保全上重要な種の生息密度分布のモニタリングに録音法を用いる可能性を検討した。繁殖期(2015 年4 月22 日~ 5 月6 日)に5 か所の森林域において、早朝および夜間に音声録音(録音法)とポイントカウント法を同時に実施した。オオトラツグミやルリカケスなど奄美大島の森林域に生息する保全上重要な鳥類種を含めて、録音法でもポイントカウント法とほぼ同様の鳥類相を記録できた。録音法で記録されたリュウキュウコノハズクとアカヒゲのさえずり頻度は、ポイントカウント法で計数した個体数に対して有意な正の効果を示し、録音法はこれらの種の生息密度のモニタリングにも有効であることが示唆された。
出版者
朝鮮総督府
巻号頁・発行日
vol.第25輯 民間信仰第一部 朝鮮の鬼神, 1935
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.136-140, 2016-01-15

2007年David Levy著の“Love and Sex with Robots”は大きな議論を伴う新たな研究分野を開拓した. 人間とロボットの間の親密な関係はもはや単なるサイエンスフィクションではなく有意義な学術研究として認められている.本稿では, “Love and Sex with Robots”発行以降の人間とロボットとの親密な関係に関する重要な活動を紹介すると同時に倫理的観点からこれを議論する. 加えて, 我々の開発した遠隔キスコミュニケーションデバイス“Kissenger”について紹介する.