著者
野澤 茜 大谷 道輝 松元 美香 杉浦 宗敏 内野 克喜 山村 喜一 江藤 隆史
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.122, no.2, pp.371-373, 2012-02-20 (Released:2014-11-13)
被引用文献数
1

保湿剤の先発医薬品と後発医薬品の効果の差を健常人5名で乾燥皮膚モデルを用いて試験を行った.ヘパリノイド製剤のローションとクリームの先発医薬品と後発医薬品を1日2回10日間塗布し,角層中水分量を比較した.その結果,先発医薬品のローションとクリームいずれも後発医薬品に比べ,有意に水分量が増加した.医師は先発医薬品から後発医薬品に切り替えて使用する場合,期待した効果に有意な差が認められることを考慮すべきである.
著者
福島 靖正
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.17-19, 2012 (Released:2012-09-06)
被引用文献数
3 2
著者
上谷 香陽
出版者
文教大学
雑誌
文教大学国際学部紀要 = Journal of the Faculty of International Studies (ISSN:09173072)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.1-15, 2015-01-01

This paper reconsiders Yumiko Ehara’s examination on a series of discussions in the Japanese women’s movement since 1970s, to explore sociological implication of the issue raised by her. Through critical investigation into these discussions, Ehara articulated certain kind of diffi culty that might be found out even today in our discussions of social problems about gender inequality. In rereading Ehara’s examination, this paper suggests that change of people’s lifestyle and change of society are related to change of discourses in and through which our everyday life has been organized. In order to produce new discourses, we have to unravel the interconnection of various concepts in our everyday language use activities and reorganize them in a new way. Ehara’s concept of “Kenryoku-sayo” means regulatory power of discourses that prevents us from unraveling and reorganizing such interconnection of concepts related to gender. Based on Ehara’s examination, this paper suggests that such discoursive power not only regulates our everyday life but also is activated in and through our own everyday language use activities.
著者
斎藤 幸雄 柴 光年 山川 久美 馬場 雅行 木村 秀樹 藤沢 武彦 山口 豊 大和田 英美
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.95-100, 1991-01-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
12
被引用文献数
2

症例は60歳男性, 主訴は乾性咳嗽, 胸部X線写真にて右上肺野に腫瘤影が認められ, 気管支鏡検査で気管浸潤を伴う右S1原発の肺癌と診断された. 化学療法 (CDDP+VDS) 1クール, 続いて放射線療法 (50Gy) が施行されたがいずれの療法も奏効せず腫瘍の増大による気管圧迫のため呼吸困難が出現し, また上肢および体幹部に皮膚転移巣が多発した. 救命的にNd-YAGレーザーで気道の開大を行い呼吸困難および全身状態の改善が得られたため, 皮膚転移巣に対してはエタノールの局所注入あるいは摘出を行い退院となった. 外来での経過観察中 (退院時より約2ヵ月間) に残存する全ての皮膚転移巣が消失し, 続いて原発巣も退縮を示した. 現在, 発見から5年経過したが臨床的には腫瘍の再増殖は認められず健在である. 退縮の機転に関しては明らかではないが, 本症例は極めて稀な肺癌の自然退縮例であると考え報告した.
著者
湯川 文彦
出版者
教育史学会
雑誌
日本の教育史学 (ISSN:03868982)
巻号頁・発行日
vol.58, pp.6-18, 2015

This paper examines the essential qualities of educational policy during the early Meiji Period,focusing on the relation between education and the reform of Civil Government. Previous studies of Meiji educational system and policy regard Education System Order of 1872 as the starting point of modern educational policy, and assessed the Order itself as a product of intellectualism and literal translation of Western knowledge, and therefore undifferentiated, unrealistic, and/or arbitrary in nature. However, these studies did not consider the real intent and actions of officials involved in determining educational policy, particularly those of Oki Takato, who was the primary educational policymaker of the early Meiji period. Through an analysis of Oki Takato's intent and actions, this study provides context for early Meiji educational policy, Education System Order of 1872, and educational policy. The results are as follows:<br/>1) Oki recognized the importance of education for all people, through Civil Government in TokyoPrefecture. He determined the order of importance for various matters of Civil Government, andcarried them out, step by step, in a practical manner. He was appointed to the Ministry of CivilGovernment (Minbusho) by the Meiji government, and considered how to encourage all people to understand the benefits of learning, and insisted that it was very important to establish elementary schools, to provide learning opportunities for girls, as well as opportunities for learning business methods throughout Japan.<br/>2) For Oki, the first Minister of Education, Education System Order of 1872 was nothing more than a first step. After it was promulgated, he immediately suggested that it should be revised, based on local government officials' input, and re-emphasized that the top priority was the establishment of elementary schools.
著者
渡邊 忠司
出版者
佛教大学
雑誌
鷹陵史学 (ISSN:0386331X)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.151-175, 2014-09-30
著者
山田 忠雄
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.241-257, 1970-05

今宮新先生古稀記念
著者
山口 二郎 中村 研一 宮脇 淳 宮本 太郎 遠藤 乾 新川 敏光
出版者
北海道大学
雑誌
学術創成研究費
巻号頁・発行日
2002 (Released:2002-04-01)

この研究では、1990年代後半から21世紀にかけて急速に進んだグローバル化による福祉国家の解体現象と、これに対する平等概念を基調とした対抗策について、考察した。まず、21世紀初頭に起こった日本的福祉国家の崩壊現象について、「リスクの社会化、個人化」と「普遍的政策、裁量的政策」という2つの軸を組み合わせることで、体系的な説明のモデルを作った。戦後日本では、補助金、護送船団方式など、裁量的政策によりリスクの社会化が図られており、そのことが結果的に疑似福祉国家的効果をもたらした。しかし、市場原理の浸透や透明性を求める市民社会の要求の中で裁量的政策と不可分に結びついていたリスクの社会化の政策まで否定され、新自由主義的構造改革が優勢となったと説明される。また、西欧において福祉国家のモデルが、90年代から21世紀にかけていかに変容、再生したかを比較の観点から考察し、日本に対する教訓を明らかにした。特に、イギリス、スウェーデンなどにおける社会的包摂(social inclusion)の概念を分析し、グローバル化時代における社会的排除(social exclusion)の弊害を明らかにすると共に、社会的包摂を実現するための政策の枠組みやこれを実施する主体について考察した。さらに、格差社会の到来という現状において、市民が政治や政策に何を期待するかについて、東京と北海道において大規模な意識調査を行なった。その結果、平等や公共サービスに関して、多少の地域差はあるものの、市民は格差の小さい社会を望み、充実した公共サービスを望んでいることが明らかとなった。この知見は、これからの福祉国家再生策の重要な基盤となる。
著者
前橋 健二 有留 芳佳 股野 麻未 山本 泰
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.186-190, 2008-04-15 (Released:2008-05-31)
参考文献数
25
被引用文献数
2 1

ゴーヤ料理にかつお節がしばしば使用されることに注目し,かつお節の苦味低減作用について検討した.(1)生ゴーヤおよびゴーヤチャンプルの苦味強度はかつお節をまぶすことによって著しく低下した.(2)苦味抑制効果はかつお節エキスよりもかつお節エキス調製後のだしがらに著しく認められ,ゴーヤエキスにかつお節だしがらを加えて乳鉢でよく混和したところ,その上清の苦味は大きく減少していた.(3) かつお節だしがらを詰めたカラムを作成しそれにゴーヤエキスを通したところ,ゴーヤ中の苦味成分はカラムに強く吸着し蒸留水では溶出されなかったが60%エタノールによって溶出された.これらの結果から,かつお節にはゴーヤ中の苦味物質を強く吸着する性質があることがわかり,この性質によりゴーヤに含まれる苦味成分を舌に感じさせなくすることがかつお節の脱苦味作用であると考えられた.

42 12 3 2 OA 側頭骨の外傷

著者
小池 正人
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.570-572, 2000-12-15 (Released:2011-03-18)
参考文献数
5

17 12 12 2 OA 新編武蔵風土記稿

出版者
内務省地理局
巻号頁・発行日
vol.巻之40 荏原郡之2,巻之41 荏原郡之3,巻之42 荏原郡之4,巻之43 荏原郡之5,巻之44 荏原郡之6,巻之45 荏原郡之, 1884

13 12 0 0 OA 諸職画譜

著者
北尾蕙斎
出版者
須原屋市兵衛
巻号頁・発行日
1794

鍬形蕙斎の絵手本。大本1冊。寛政6年(1794)12月 (凡例は寛政7年初春)、須原屋市兵衛刊。墨摺。絵師署名「東都 蕙斎北尾政美(印)」、印は「北尾政美」。彫工「春風堂野代柳湖」。寛政7年初春の申椒堂主人の凡例に「今此画本は絵の入用の御職人のため、或は画こゝろある人を早く画道に入らしめん為に」云々。貴賎老若男女の様々な動作、姿態、仕事、遊戯、娯楽の小絵、動物、左右大臣、仁王像、狐、狛犬、狐、神馬、天神、天女、鍾馗、高砂、金太郎、和漢の武者、猩々、子供、動物、大津絵、獅子、象、道釈人物、七福神、能面、龍紋、鶴、孔雀、鳥、草花。人物画など、異なる画題を、半丁に10以上、描き込むこともある。『北斎漫画』初編などと同趣向。(鈴木淳)(2016.2)
著者
住井 英二郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.434-437, 2015-04-15

いわゆる「形式手法」によるソフトウェア検証の基本となる「プログラミング言語理論」の特に基本的な部分を,中学~大学1年程度の数学のみを用いて,できるだけ平易に(ただし実質的詳細にも踏み込んで)紹介する.
著者
西山 一郎
出版者
尾道大学
雑誌
尾道大学経済情報論集 (ISSN:13469991)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.27-62, 2007-06

1888年度から2003年度における香川県の行財政の歴史は『香川県財政の百年の歩み』(2006年、香川県)(非売品)として出版した。しかし、市町村の行財政の歩みは課題として残された。そのような課題のうち、資料が少なく、しかも散逸の可能性が高い戦前の香川県下の市町村の行財政の歩みは早急にまとめる必要がある。そこで、先年、その手始めに「1880年代の香川県における町村財政の実態」と題した小稿(『尾道大学経済情報論集』第4巻第1号、2004年6月)を発表して第3次の香川県が成立する以前の明治10年代における町村財政について概観した。小稿は、その後の時代、特に明治期おける市町村の行財政を取り上げる。(1)においては明治期の県下の市町村の行財政を教育費まで概観し、続編においては、(b)衛生費、(2)歳入、(3)税収入、そして、富田村と松尾村の未刊行の資料を使って両村の明治期の行財政を解明する予定である。