著者
玉木 恕乎 長内 敏雄 黒須 顕二 村山 雄二郎 小林 道幸 一色 尚次
出版者
公益社団法人 日本マリンエンジニアリング学会
雑誌
日本舶用機関学会誌 (ISSN:03883051)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.74-83, 1975-01-01 (Released:2010-05-31)
参考文献数
6

ボイラを小形, 軽量にするには, 水と蒸気の流動を確保するため系統を貫流形式とし, さらに, ボイラでの伝熱を増進させて伝熱面積を減少させるため燃焼ガスを加圧する方法とを結びつけた, 貫流式過給ボイラが最も良い方法と考えられる。船舶技術研究所では, 独自で開発した本方式ボイラの研究を長年実施しているが, このたび実用規模に近い蒸発量15t/h, 過給圧力2.8ataの貫流式過給ボイラの試作に成功し, ボイラの運転によってその特性を調べた.本ボイラは, ボイラから排出される排気ガスで駆動する過給機の自立運転により, 給気を加圧してボイラへ供給する方式の貫流ボイラであって, 一種のボイラと過給機とが組合わさった複合機関であるから, その特性は在来のボイラと比べ, 静的にも動的にもかなり異なる.これらの特性がは握されていなければ安定なボイラの運転をうることは難しく, また, ボイラ制御系の設計ができない.加えて, ボイラを完全自動化するには, 特性を包括した電算機による制御が必要とされる.本報告は, 各種の実験によってえられた本ボイラの特性と新しく開発した制御方式について述べ, さらに, これらの結果から, 今後, 本方式ボイラを設計していく際に必要となるいくつかの項目と問題点について, 考察を加えている.
著者
加藤 昌弘 村松 輝昭 田中 裕之 森谷 信次 柳沼 福夫 一色 尚次
出版者
The Japan Petroleum Institute
雑誌
石油学会誌 (ISSN:05824664)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.186-190, 1991-03-01 (Released:2008-10-15)
参考文献数
3
被引用文献数
1 2

私達は, 先にアルコール-軽油混合液の沸点挙動について報告した1)。今回, アルコール-軽油混合溶液の液密度について検討した。使用した6種類のアルコールは, メタノール, エタノール, 1-プロパノール, 2-プロパノール, 1-ブタノール, 2-メチル-1-プロパノールである。さらに, 軽油の代表成分としてセタンを選び, メタノール-セタン, エタノール-セタン系についても検討した。密度測定には Anton-Paar 社製のデジタル密度計を用いた。Table 1に使用したアルコール, セタン, 軽油の物性値を示す。Figs. 1~3とTables 2~6に今回298.15Kで得られた密度データを示す。298.15Kにおいてメタノール-軽油, メタノール-セタン, エタノール-軽油, エタノール-セタン系で不均一領域が得られた。Tables 3~6に不均一となった4種の系について得られた密度データを示す。2液相領域では上相, 下相をそれぞれ取り出し密度を測定した。密度データの交点から相互溶解度を求めた。精度は軽油系で約±0.01, セタン系で約±0.001重量分率である。Table 7に今回求めた相互溶解度をそれぞれ示す。次に, メタノールあるいはエタノール10gと軽油10gからなる不均一混合溶液に第三成分として水を加え, 密度挙動を測定した。Tables 8, 9とFigs. 4, 5に測定結果を示す。Figs. 4, 5における実線の交点でアルコール相と軽油相が等密度となる。等密度エマルション混合溶液は相分離に時間がかかり, 自動車用エンジンにほぼ均一な供給が可能になる。
著者
一色 尚次
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會誌 (ISSN:00214728)
巻号頁・発行日
vol.85, no.758, pp.109-110, 1982-01-05
著者
一色 尚次
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會誌 (ISSN:00214728)
巻号頁・発行日
vol.91, no.831, pp.156-157, 1988-02-05
著者
一色 尚次 塚原 茂司 崔 甲錫 桑原 孫四郎 杠 好秋
出版者
公益社団法人 日本マリンエンジニアリング学会
雑誌
日本舶用機関学会誌 (ISSN:03883051)
巻号頁・発行日
vol.12, no.9, pp.705-714, 1977

Firstly, a theoretical comparison of performance of Stirling engine cycle of various types, the Rombic type, L (or V) type, and Inversed T type (I-T type), is shown in this report.<BR>By the results, the non dimensional power &Delta;<I>pm/pm</I> is highest for the I-T type with adequate value of <I>x</I> (non dimensional volume difference between low temperature cylinder and high temperature cylinder of displacer cylinders) .<BR>Also it is shown that, the weight ratio of gas which pass through regenerator to the total gas is highest at I-T type.<BR>Secondly, an experiment of Stirling engine of L-type by atomospheric air is reported here.<BR>By its results, the power is high when the pressure drop by the regenerator is smaller than 1/10 of mean absolute pressure.<BR>The tendency of performance is known to be proportional with Schmidt theory that uses two region model of constant temperature.<BR>By this study many fundamental knowledge about Stirling Engine is accumulated very much.
著者
一色 尚次
雑誌
太陽エネルギー = Solar energy (ISSN:03889564)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.29-34, 1995-07-31
著者
一色 尚次 渡部 弘一
出版者
養賢堂
雑誌
機械の研究 (ISSN:03685713)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.p633-641, 1993-06
被引用文献数
1
著者
一色 尚次
雑誌
伝熱研究 = News of HTSJ (ISSN:09107851)
巻号頁・発行日
vol.36, no.143, pp.49-51, 1997-10-01