著者
中山 仁史
出版者
香川高等専門学校
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

現在,高齢化が進み医療現場はこれまで以上に,医療診断における精密検査などの必要性が高まってきている.これに伴い,精密検査を行うための機器がより多く用いられるようになってきた.その中の一つとして, MRI(Magnetic Resonance Imaging)が挙げられる. MRIは磁気共鳴現象を用いた分析装置で,画像撮影時には強磁場と100dBSPLを超える騒音が生じる.そのため,被撮像者はブザーを押してオペレータ室に異常を知らせるか,非磁性体によって構成されたMRI用の光マイクロフォンを用いた通信を行う.ところが,気導音である音声は雑音の影響を直接受けやすいため, MRI用の光マイクロフォンを用いたとしても明瞭な信号を得ることはできない.そこで,本研究では高騒音下でも明瞭な信号を抽出することができる骨伝導光マイクロフォンの開発を行う.本研究ではまず,骨伝導光マイクロフォンを用いた信号採取により,従来用いてきた加速度ピックアップよりも高い周波数成分を得ることが確認できた.そして,研究代表者らが提案する明瞭化アルゴリズムを用いて骨伝導光音のみで周波数特性の改善を実現し,高磁場・騒音下でもより明瞭度の高い音声抽出が可能なことを確認した.
著者
中山 仁
出版者
福島県立医科大学
雑誌
福島県立医科大学看護学部紀要 (ISSN:13446975)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.1-9, 2010-03

本論では, 定義文などで用いられるNP is when/where 節(Frustration is when you can't find the car keys. など), および, 一部のNP is if 節の形式を取る表現(The only way she'd believe it is if she heard it from my lips. など) の用法と意味について, 特に語用論的な観点から考察する. 両者は主語NP と従属節が意味的に等価でないにもかかわらず,be動詞によって結び付けられ, 一見等価な関係を持った文として表わされているという点で共通している.これらの表現に対しては一部の文法家から標準的でないとの判断が下され, その意味で例外的なものと見なされてきた.ここでは, 最近の言語資料や辞書記述などを分析することによって, これらの表現が意外にも多く使用され, その使用には特有の効果があること,また,その解釈には語用論的な推論のプロセスが関与していることを明らかにする.
著者
高尾 佳子 中山 仁 内村 圭一 脇阪 信治
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, no.8, pp.185-190, 2003-02-03
被引用文献数
1

本研究室では,ディジタル道路地図作成に関する研究を行っている.ディジタル道路地図の作成においては,画像情報と,DGPS,3軸ジャイロから得られる情報を用いている.しかし,最終的な精度は,DGPSの精度に大きく依存しているのが現状である.DGPSは周辺の環境に左右されやすく,遮蔽など様々な要因により精度が悪くなる.従来,このような場合には補正を行っていたが,その精度は3軸ジャイロに依存しており,誤差が累積した場合,道路線形と異なる形状を示すことがあった.そこで,道路線形に近い形状を結果として得られるように,多項式近似を用いた手法を提案する.