- 著者
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中山 真里
檜山 敦
三浦 貴大
矢冨 直美
廣瀬 通孝
- 雑誌
- 情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
- 巻号頁・発行日
- vol.55, no.1, pp.177-188, 2014-01-15
超高齢社会が到来した日本国内には,就労意欲に満ちた元気高齢者が多く存在する.彼らの能力を活かして就労機会を創出していくために,複数人の労働力を合成して1人のバーチャルな就労者を合成するMosaic型就労が提案されている.本研究では,柔軟な時間就労における安定的な労働力供給を実現するため,時間Mosaic型就労に着目する.特に,不規則な時間就労形態として農業に従事する高齢者グループを対象に,時間Mosaic形成支援システムを開発し有効性について実証実験を通じて評価した.この結果,時間Mosaicの効率良い形成と補填に対してシステムが有用であると分かった.特に,就労者グループにおける個人の就労可否日時,月別労働時間,働きたい/ヘルプ可能/働けないの3項目に対応した◎/○/×の3種の記号による就労意志の表示が有効と分かった.