著者
大島 早由里 内藤 彰 中島 晃 細谷 律子 石川 裕惟
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.249-250, 1990-09-04

近年、操作マニュアルや広告など、従来では考えられなかったものまでマンガを使って表現されるようになった。また、文書作成においても、年賀状の挿絵などの複雑な図形を作成するニーズが高まっている。しかし、現状の図形作成ソフトウエアは、マンガのような複雑な図形の作成には適していない。本稿では、パーソナルワープロ向けに開発した、マンガ作成ソフトウエア、マンガプロセッサを提案する。
著者
釘田 慎也 馬渡 俊文 中島 晃
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.289-290, 2006

Using a two-roller testing machine, the authors examined the surface durability of thermally sprayed WC-Cr-Ni cermet coating under unlubricated condition. By means of the high energy type flame spraying (Hi-HVOF) method, the coating of about 110μm in thickness was formed onto the axially ground, blasted and circumferentially ground roller specimens made of a thermally refined carbon steel or a carburized and hardened steel. The WC cermet coated roller finished to a mirror-like condition with a roughness of 0.1μmRz was mated with the carburized and hardened steel roller without coating ground to a roughness of 0.1μm〜8μmRz, and a maximum Hertzian stress of P_H=1.2GPa was applied in line contact. In the case of the thermally refined steel substrate, the life to flaking became short independent of the substrate surface finish. On the other hand, the carburized hardened steel substrate roller showed a higher durability. The effect of substrate material on the durability of thermally sprayed coating was discussed by the elastic-plastic analysis of the subsurface layer.
著者
南郷 晃子(中島晃子)
出版者
神戸大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2013-08-30

本研究は元禄2年刊行の『本朝故事因縁集』の形成過程と、地方写本のその享受を考察するものである。同書所収説話には、特定の地域を舞台とする説話が多く見出せる。さらに共通する地域を舞台とする説話は、時期的、内容的な類似性も指摘できる。例えば出雲国を舞台とする説話には、17世紀前半の武家に関わる話が多い。これらの情報から出雲国、摂津国など説話集形成の拠点を具体的に見いだすことができる。特に出雲国では藩祖松平直政周辺で説話収集があったと考えられる。これらは地域の「由緒」や家の「祖」を記録する写本に引用されていく。自己の来歴の情報源として版本を享受することが『本朝故事因縁集』に関し起こっているのである。
著者
亀田 達也 結城 雅樹 中島 晃 ウェア ポール
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

「人間の共感能力とは何か」という問いは、人文・社会科学の共通の根本問題であると同時に、進化生物学などの自然科学領域にもまたがる巨大な問いであり、社会的存在としての人間を理解する上で極めて重要である。本研究では、「原初的共感」という人間の基礎的な感情作用に着目することで、「高次の共感」、「感情の本質的社会性」といったより大きな問題群を考究可能にするための、概念的な整備を体系的に行った。3年間にわたる研究を通じて、二者間での感情の同期化に関する理論構築に力を注ぎ、表情模倣と呼ばれる現象の特定に成功した。表情模倣とは、ターゲットの感情的な表情表出を、受け手が自分の表情表出に引き受ける(再現する)現象を指す。この現象については、母子間の表情模倣に関する古典的な研究が存在するものの、非血縁の成人間の模倣については断片的な知見の蓄積に留まっており現象の再現性やその規定因はほとんど明らかにされていない。本研究では、表情模倣現象が相手の感情理解のための機能を有するという作業仮説を立て、顔筋の活動電位(EMG)を計測することで一連の検証実験を行った。実験の結果は、この仮説をおおむね支持するものであった。これらの知見は、「原初的な共感」のエンジンとしての表情模倣現象の重要性を示唆するもので、人間の共感能力の理論化に向けて有意義な出発点となる。
著者
伊藤 純 隈井 裕之 中島 晃 谷口 茂樹 柏 博文
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.253-254, 1992-09-28

ワープロの普及に伴うユーザ層の拡大とともに誰でも簡単に入力できる文字入力方式の開発が重要なテーマとなっている。そこで我々は,「AIかな漢字変換」や「モードレス入力」等を提案・開発してきた。パーソナルワープロでは,「年賀状・はがき作成」のため,住所録機能の使用頻度が高い。ところが,従来のシステムでは,地名の変換率が低く,使いやすいとは言い難かった。原因は,一般文書のような文法構造を持たない地名の入力に,一般文章用の変換アルゴリズムや辞書を使用しているためである。そこで,今回,地名入力の変換率を大幅に高める専用辞書と変換アルゴリズムの開発を行なった。
著者
隈井 裕之 中島 晃 柏 博文 谷口 茂樹
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.129-130, 1990-09-04

パーソナルワープロの日本語入力は、べた書き入力のかな漢字変換方式が主流となってきている。また,同音異義語の誤り、文節区切り位置の誤りなどの誤変換(多義)の問題に関しても、用例辞書等を用いて解消し、変換精度を向上する試みが行われるようになった。しかし、従来の方法の多くは、単純に語句の組合せを記憶することで行われていたが、対象語句の増加につれて辞書容量が級数的に増える問題がある。我々は、この問題に対して、格文法による構文意味解析手法に着目し、パーソナルワープロへの適用を考えた。構文意味解析手法では、語順の変化や、新たな語句の登録ヘの対応を辞書容量を増加させることなく行うことができる。しかし、従来の構文意味解析を用いたシステムは処理量が多く、殆どが大型機上で稼働するものであり、パーソナルワープロに使用されているマイクロプロセッサには負担が重く、そのままでは適用することはできない。処理量を軽減しなおかつ多義解消に効果のある方法の開発が望まれている。本報告では,構文意味解析手法のパーソナルワープロヘの適用について我々が検討、試作したシステムとその評価結果について述べる。[table]