- 著者
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清水 稔
今田 匡彦
- 出版者
- 弘前大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2023-04-01
文部科学省が示す部活動を地域移行する方針に沿って,文化部はその実施に向けて進展している。しかし,コンクールに向けた吹奏楽部や合唱部の過度な練習,教育的視点を備えていない外部指導者の介入などの問題に対して,音楽部活動の意義そのものから問い直す必要がある。そこで本研究では,現在の音楽部活動の指導者及び部員らへのインタビュー調査を基に,哲学の知見から本質的な問題を明らかにする。また,地域移行をいち早く進めたアメリカ,オーストラリアを調査し,その理念・活動内容・運営方法等を解明する。本研究は,哲学によって問題の構造を把握し,地域移行後の望ましい活動モデルと,そのための評価指針を提案するものである。