著者
小柳 玲乃 仰木 裕嗣
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ジョイント・シンポジウム講演論文集 : スポーツ工学シンポジウム : シンポジウム:ヒューマン・ダイナミックス : symposium on sports engineering : symposium on human dynamics
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.401-404, 2009-12-02

The purpose of this research is to estimate the angular velocity and direction of the rotational axis of the flying disc by a tri-axial accelerometer. A subject performed throwing by using the flying disc attached the accelerometer. The closed up release and catching point images were acquired using the high speed cameras. The angular velocity was estimated from the centrifugal and angular acceleration. Estimated angular velocity was compared to the calculated angular velocity by the high speed cameras. The angular velocity estimated by both the accelerometer and the high speed cameras were quite similar.
著者
榊原 時生 仰木 裕嗣
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.172-179, 2023 (Released:2023-09-08)
参考文献数
20

脳卒中患者による Box and Block Test(BBT)中の手先軌道を計測し,試行中のブロックを運んでいる期間(運搬相) における躍度を算出した.患者にはこれを一定の期間をおいた後,再度実施してもらう同様の計測を行った.ピンチ地点とリ リース地点の局面について躍度最小モデルによって推定したもっとも滑らかといえる躍度変化と,実測に計測された軌道から 算出した実測躍度との類似度を動的時間伸縮法により算出し,それを滑らかさの指標(mDtwq)とした.結果,BBT における 手先の移動軌跡の mDtwq は,回復過程において減少した.また,被験者間の mDtwq の分散の等価性についても有意差が認め られ,そのばらつきも減少したことから,手先の移動軌跡はより滑らかに変化していくことが示された.
著者
杉本 理 志田 崇 仰木 裕嗣
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J105-A, no.12, pp.168-174, 2022-12-01

FIDO2標準は,クレデンシャルをユーザとサーバーで共有しないことから,安心・安全な認証環境を構築できることで知られる.本論文においては,城西大学が独自に実装したFIDO2アプリケーション・サーバーによるパスワードレス環境において,なりすましのできない出席管理システムが退学者防止効果に与える影響ついて,出席不良者と退学率相関関係の視点にて分析を行った.分析の結果,「1年生の退学率・退学者数が最も多いこと」「リモート対応の中,退学につながる可能性のある「出席不良者」の確認対応に改善必要性があること」を確認し,FIDO2サーバーの活用は,こうした学生の退学者防止に一定の効果がある可能性があることを確認した.
著者
仰木 裕嗣 副島 宗高 川口 義之
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.40, no.157, pp.10-13, 2020

<p>我々は卓球ラケットの動きを観察するために慣性センサをグリップエンドに装着したラケットセンサを開発した.加速度センサ,ジャイロセンサを内蔵するラケットセンサはBluetooth BLE 4.2を用いてタブレット端末から制御される.我々は,このセンサをIoTTT、IoT on Table Tennisと呼んだ.このラケットセンサを用いてラケット軌道,姿勢を算出し可視化した.様々な技術のなかでもサービスは選手自身が自分でボールの回転を唯一自由に制御できることから,今回我々はサービスにおけるラケットの動きを可視化した.得られたデータを用いることで反復した動作の同一性や,上級者との比較,相手を騙す動作との違いなどを選手に提示することが将来的にエビデンス・ベースド・トレーニングに貢献するということを提案した.</p>
著者
太田 憲 梅垣 浩二 室伏 広治 仰木 裕嗣
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会
巻号頁・発行日
vol.2014, pp._J2310102--_J2310102-, 2014

The motions of a hammer are commonly regarded as a circular movement which a hammer undergoes around a turning human body. During each turn the hammer rises up toward the high point of the trajectory and passes through the low point. Our interest in this study was to understand the energy transfer mechanism through whole body into the hammer. To elucidate the mechanism novel dynamic equations was derived.
著者
瀬尾 和哉 下山 幸治 鈴木 省三 太田 憲 仰木 裕嗣
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

スポーツスキルとスポーツ用具を同時に最適化する手法の開発に成功した。これによって、世界記録を産み出すような最適な用具と最適なスキルを提案することが可能になった。また、障がい者アスリート等、様々な個性の競技者へ対して、そのスキルにマッチした最適な用具形状を提示することも可能になった。この成果は、特許出願済み(出願番号:2014-217501、飛翔体形状の計算方法、計算装置、計算プログラム、及び計算システム)であり、公知とした。今後は、この技術を様々な競技へ応用し、実際のものづくりと選手のスキル改善へ活かしていく実践的な局面である。