著者
佐藤 忠司 山村 由華 古賀 広幸 宮崎 澄雄
出版者
一般社団法人 日本小児腎臓病学会
雑誌
日本小児腎臓病学会雑誌 (ISSN:09152245)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.29-32, 1999-04-30 (Released:2008-11-05)
参考文献数
6

TLS (Tumor lysis syndrome) は化学療法により,またはまれに自然に悪性腫瘍が急速崩壊し,高UA (尿酸) 血症などの代謝障害に引き続きARF (急性腎不全) に至る症候群である。私たちはALL (急性リンパ性白血病) の8歳女児例に抗腫瘍剤VCR (Vincristine),DNR (Daunorubicin),MTX (Methotrexate) の投与を開始したところ翌日までに麻痺性イレウス (腸閉塞) を発症した。その後3日間で高UA血症,高りん血症などが進行し,急性腎不全となった。低Ca血症,低Na血症,肺水腫などを合併したが腹膜透析療法を含む集中治療を行い救命した。
著者
竹永 勇治 縄田 雅裕 坂田 信行 瀬沼 勝 渡辺 泰三 佐藤 忠司 土佐 哲也
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.204-206, 1991
被引用文献数
1

The removal of pyrogen using immobilized histidine by a batchwise method was investigated. The pyrogen adsorption depended on ionic strength and was influenced by the shaking speed. The concentration of pyrogen in liquid phase decreased to less than 0.1 ng/cm<SUP>3</SUP> from 20 ng/cm<SUP>3</SUP> by batchwise adsorption with the immobilized histidine when the ionic strength was lower than 0.10 mol/dm<SUP>3</SUP>. This indicates that pyrogen could be removed practically by batchwise adsorption.
著者
佐藤 忠司
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 : 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.199-205, 2004-05-01

NTTドコモグループ(以下,ドコモ)は,全国で4500万を超える携帯電話サービスを提供し,昨今では災害時のライフライン的な位置づけともなりつつある.一方,昨年,三陸南,十勝沖でM7クラスの大地震が発生し,さらに東海地震や,テロによる通信・電力設備に対する破壊活動も危惧される.このようななか,いかなる自然災害,構成装置 等の故障が発生しようとも,間断なくサービスを提供することが,移動通信事業者としての重大な責務となっている.ここでは,ドコモが取り組んでいるネットワークの信頼性確保策について,昨年の三陸南地震を契機とした信頼性確保策を含めて紹介する.