著者
加藤 慶
出版者
目白大学
雑誌
目白大学総合科学研究 (ISSN:1349709X)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.25-34, 2008

What is "Queer" man's school life? This study examines what his school life is through analyzing of his life story. This study was conducted at 2007/06 using a series of life story interview with a "Queer" man. As a result of the analysis, Why was he used violence? Because he doesn't have Masculinity.
著者
加藤 慶
出版者
東京通信大学
雑誌
東京通信大学紀要 第4号 = Journal of Tokyo Online University No,4 (ISSN:24346934)
巻号頁・発行日
no.4, pp.1-16, 2022-03-31

【目的】本稿は、(1)男性器と女性器の結合に留まらないセックスワークについて、北米のソーシャルワーク専門職団体の方針を明らかにすること、(2)日本のソーシャルワーカーは、LGBTQI のセックスワークについてどのように向き合い、支援を行うべきなのかを検討し提言すること、を目的とする。【研究方法と研究対象】研究方法は文献研究である。研究対象は、菊池(2015)、NASW「セックスワークに関する政策方針」、CASW「非犯罪化、出口戦略、健康の社会的決定要因」である。【提言】(1)LGBTQI を含む全てのセックスワーカーに対して、尊厳と敬意を払い、自己決定を尊重し、そして彼ら彼女らへの暴力を告発していくべきこと。(2)経済的正義、雇用と教育の機会が提供されるように努めるべきこと。(3)今日の性産業をめぐる世界的な議論を理解した上で、個人的な偏見を押し付けることなく、倫理綱領に従い、セックスワーカーに最善のサービスを提供できるような実践を行うべきことを提言した。
著者
加藤 慶一郎 鎮目 雅人
出版者
社会経済史学会
雑誌
社会経済史学 (ISSN:00380113)
巻号頁・発行日
vol.79, no.4, pp.545-561, 2014-02-25 (Released:2017-05-17)

本稿では,幕末維新期における貨幣の使用実態について検討する。具体的には,幕末において主に匁建ての藩札が使用されていた東讃岐地方の商家の帳簿に記載された個々の取引の分析をもとに,同地方において匁建ての藩札から円貨による取引に移行する過程を明らかにする。分析の結果,新貨条例が公布され,円という通貨単位が導入された明治4年時点では,東讃岐地方では主に匁建ての藩札が使用されていたと考えられること,明治4年から明治9年頃までの間,東讃岐地方では,円単位の紙幣のほか,匁単位の藩札,銭貨などの各種貨幣が混合流通していた可能性が高いこと,明治9年の秋口以降,支払いにおける円貨の比率が急速に高まり,地域内における貨幣の流通状況に変化が生じていたことが示される。本稿の方法論を,各地に残された帳簿の分析に応用することで,同時期における貨幣使用の実態を,より厳密なかたちで検証することができると考えられる。
著者
加藤 慶
出版者
横浜国立大学
雑誌
技術マネジメント研究 (ISSN:13473042)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.55-65, 2006

性同一性障害の表象はいかなるものであるのか。本稿は性同一性障害の表象を、新聞メディアを通じて明らかにすることに主題を置いている。分析対象とした時期は埼玉医科大学によって、性同一性障害に社会からの注目が集まった時期から、戸籍の性別訂正が可能となるまでである。
著者
加藤 慶
出版者
日本性教育協会
雑誌
日本=性研究会議会報
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.22-29, 2008-11