著者
坂井 貴志 青景 圭樹 三好 智裕 松原 伸晃 石井 源一郎 関原 圭吾 菱田 智之 吉田 純司 坪井 正博
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.3-7, 2017-01-15 (Released:2017-01-15)
参考文献数
10

背景:縦隔原発非セミノーマ胚細胞腫瘍(non-seminomatous germ cell tumor:NSGCT)の治療は化学療法が第一選択であり,手術は通常,腫瘍マーカーが正常化した症例における残存病変に対して行われる.一方,正常化が得られない場合にも手術が施行されることがあるが,その治療成績,予後は明らかにされていない.対象:2008年8月から2013年2月までに当院で施行されたNSGCTに対する手術症例7例.結果:AFPは初診時全例で高値,化学療法後正常化せず手術に臨んだ症例は3例であった.そのうちviable cellの遺残を認めた1例で術後再発があり原病死しているが,他2例においては無再発生存が得られている.結語:縦隔原発NSGCTでは,化学療法後にAFPが正常化しなくても大幅な減少が得られれば,残存病変切除により長期生存を期待できる症例がある.
著者
北原 圭吾 井上 智雄 重野 寛 岡田 謙一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.47, no.11, pp.3054-3062, 2006-11-15
被引用文献数
9

情報通信技術の発達により,初等教育などでは,野外での学習活動にも情報機器が利用されるようになってきているが,学習を深めるためには,野外での活動はもちろん,それと対となる事前事後の学習が重要であると考えられる.本論文では,野外で集めた動植物のデータを使って協調的に復習を行うためのテーブルトップインタフェースについて報告する.写真や草花といった実物体の周りに動植物の成長や周辺の関連データといった電子データを表示させるなどして,現実空間における学習と情報空間における学習を組み合わせることで,両者の利点を活かした学習を行える.協調学習という観点から考えると,効率的なデータの受け渡し手法が必要であると考えられるため,数種類のデータ受け渡し機能を実装した.評価実験の結果,情報空間における学習を取り入れることで,より短時間で必要な情報を把握できること,実装した情報の受け渡し手法が有用であることが分かった.We focused on face-to-face collaborative learning in a classroom using spatio-tempral contents, which is typically conduted after outdoor class in an elementary school. We have developed a tangible collaborative learning support system that uses real objects and associating spatio-temporal contents. Temporal data sequence that shows growth of a plant and geographic data collection are presented by the system. Methods for exchanging contents on the system that are thought to be suitable for face-to-face collaborative learning have been also implemented. Better information accesibility is proved to be provided by the system than conventional pen and paper method.
著者
北原 圭吾 丸山 祐太 井上 智雄 重野 寛 岡田 謙一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.49, pp.37-42, 2005-05-26
被引用文献数
2

近年,協調学習を支援する様々な研究が行われている.本稿では,小学校で行なわれている野外学習に注目し,中でも教室における復習作業が重要であると考え,実世界指向インタフェースを用いて効果的な野外学習の復習支援を行う手法を提案する.時空間情報を保持したデータを用い,動植物の成長を示すデータやその周辺のデータを効果的に提示する手法を実装した.また協調学習を行なう上では,効率的なデータの受け渡し手法が必要であると考え,そのための機能についても実装した.We focused on collaborative learning in a classroom using spatio-tempral contents, which is typically conduted after outdoor class in an elementary school. We propose and implemented a tangible collaborative learning support system that uses spatio-temporal contents. Temporal data sequence that shows growth of a plant and geographic data collection are presented by the system. Moreover, we implemented methods for exchanging contents on the system that are thought to be suitable for face-to-face collaborative learning.
著者
原 圭吾 植木 克彦 平山 雅之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.25, pp.73-80, 2000-03-09

近年、家電や携帯端末のような組み込みシステムは大規模化と複雑化が進んでいる。これらの変化に対応し、かつ加速する市場サイクルに追随していくためには、開発工程の効率化と短縮が不可欠である。特にこれらの複雑な組込みシステムではテストに多大な工数を必要としており、開発遅延などを引き起こす大きな要因の一つになっている。これに対しソフトウェアシミュレータを使ったテスト環境を利用する事でテスト工程を効率化する方式が提案されているが、これらの方式ではシミュレーションのための環境を構築するためのコストがかかるといった問題が新たに生じている。本報告ではシミュレー夕の再利用を円滑に進める方式を提案し、これにより上記の問題の解決を図るアプローチを採用した。ここではシミュレーション環境を再利用するにあたり、再利用する側の要求機能、再利用される側の機能や再利用のパターンをもとに、シミュレーション環境全体の機能分割について、再利用性を考慮した分割手法を提案した。またシミュレーション環境の再利用を進める際の作業プロセスにも着目し、再利用時の機能抜け防止を目的としたシミュレーション環境構築プロセスを提案した。シミュレーション環境構築プロセスとしては特に再利用するシミュレー夕に対する機能の実現度合いやシミュレーション精度に着目し、機能の過不足や精度の不足を動作時にアサーションなどを応用して検証する方式についても提案する。Recently, it became popular to use software simulators for embedded software testing because it brings high efficiency of testing and also high quality of software. On the other hand, since simulation environments consist of these simulators generally require much building cost and time. Therefore, re-use of existing simulators is recommended. However, conventional simulation environments and simulators have not been considered their reuse mechanism enough, it is difficult to reuse these simulation environments. In addition, the difference between the building environment and the reusing environment often causes functional shortage of the building environment. This paper proposes an architecture of simulation environment which focuses on frequency f reusing, and building process using assertion technique to detect functional shortage. Proposed architecture and process enable to reuse existing environments efficiently and also to achieve high reliability of simulation environments.