著者
鈴木 真二 土屋 武司 柄沢 研治
出版者
東京大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

事故や故障が発生した場合の航空機の安全な自立的誘導制御技術を研究するとともに、飛行試験を模型航空機で実験する方法の研究を推進するのが本研究の目的である。事故や故障が発生した場合に、機体の姿勢を自動的に安定化する方法に関しては、本年度はニューラルネットワークによるフィードバック誤差学習法を研究し、シミュレーションならびに実機飛行試験によってその有効性を確認した。その結果は、飛行機シンポジウム(日本航空宇宙学会)、交通・物流部門大会(機械学会)において発表し、H18年8月開催予定の誘導制御シンポジウム(米国航空宇宙学会)で講演する。模型飛行機実験に関しては、ラジコン機の製造・飛行を実施し、指定したウェイポイントを自動で飛行する自律飛行試験に成功した。また、携帯電話回線を利用したデータ通信による飛行制御にも成功した。その成果は新聞、TVでも紹介された。模型飛行機の製作と実験に関しては、教育的効果も高いので、他の研究室、専攻も参加する研究科内の研究会プロジェクトを立ち上げ、活動を開始し、本年度は第1回全日本学生室内飛行ロボットコンテストを日本航空宇宙学会の主催により開催した。
著者
藤川 貴弘 土屋 武司 田口 秀之 Fujikawa Takahiro Tsuchiya Takeshi Taguchi Hideyuki
出版者
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)
雑誌
平成27年度宇宙輸送シンポジウム: 講演集録 = Proceedings of Space Transportation Symposium FY2015
巻号頁・発行日
2016-01

平成27年度宇宙輸送シンポジウム(2016年1月14日-15日. 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)), 相模原市, 神奈川県資料番号: SA6000050048レポート番号: STCP-2015-049
著者
森 亮太 成岡 優 土屋 武司 鈴木 真二
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集 : JSME annual meeting
巻号頁・発行日
vol.2006, no.5, pp.469-470, 2006-09-15

A neural network modeling approach has been developed to analyze human pilots' control by utilizing the recorded time history of visual cues and pilot control inputs. An experimental method is developed to record the time histories of visual cues and pilot control inputs by analyzing recorded video data at a real flight. The developed method makes it possible to obtain neural network model of a pilot at a real landing case. In this research, the reliability of this method is confirmed by comparing the video data with GPS/INS data. The obtained results of the contribution ratios and sensitivities reveal the characteristics of the pilot's control.