著者
城戸隆
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.47, pp.25-30, 1999-05-24
被引用文献数
2

異なった価値観を持つ2人ないしはそれ以上の人間が交わることによって単独では生み出され得なかったような共通の理解・成果を生み出していくことがコラボレーションの本質である。マレーシアにおける異文化コラボレーションの実態や国際ワークショップでの議論などを踏まえてネットワーク社会におけるコラボレーションの本質とは何か、期待される応用課題、技術的ブレイクスルーは何かについて考察する。このような機運の中、我々も研究開発活動および地域教育研究機関との交流を開姶したところである。マレーシアは多民族、多言語、多宗教国家であり多様な価値観を持った人達が共生している。このように多様な価値観が共存する環境はマルチメディアのテストベッドとして非常に魅力的である。異なる価値観を持った人たちが時間、空間を超えて創造的な問題解決を行っていくためには本質的に何が重要になってくるのであろうか?本稿ではこのような問題意識に基づき異文化コラボレーションに関する考察を行う。
著者
佐藤 源之 渡邉 学 横田 裕也 ANDREY Klokov ZHAO Weijun 園田 潤 高橋 一徳 MAHFOOZ Abdel-Motaleb Hafez Salem 城戸 隆 園田 潤 ZHAO Weijun
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2006

強い不均質性媒質中の埋設物検知のためのレーダ信号処理技術について研究を行った。これを利用して人道的地雷除去を目的とした地中レーダ装置ALISを開発し、カンボジアの実地雷原での実証試験において70個以上の地雷検知に成功した。本試験は本研究終了後も継続中である。更に次世代の小型レーダ技術としてバイスタティック型レーダによる埋設物検知を行った。またレーダポーラリメトリ技術をボアホールレーダ、GB-SAR、航空機・衛星搭載SARなどのレーダに対して、特に防災・減災への発展的応用を行った。