著者
小池 宏幸 平賀 瑠美 五十嵐 滋 水谷 哲也 塩 雅之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.68, pp.49-54, 1999-08-07
参考文献数
11
被引用文献数
1

本研究は、当研究室において進められている音楽情報研究プロジェクト"PSYCHE"の一環であり、アゴーギクに関する演奏ルールを楽曲に適用することによりクラシック音楽の芸術的演奏を自動生成することを目的とする。本稿では、ルールを楽曲に適用する際に必要なパラメータ値を自動決定するシステムについて述べる。また、人間の演奏からパラメータ値を計算する手法を3つ提案する。そして、ある楽曲の演奏から計算、決定したパラメータ値を他の楽曲に適用し、人間の演奏と比較することでそれぞれの手法についての考察を行った。This study belongs to a computer music project PSYCHE and our purpose is generating artistic performance of classical music automatically by applying agogic rules to a musical piece. We describe about an automatic decision system of parameter values for agogic rules where three techniques of calculating parameter values from a performance by a human player are proposed. We also give consideration to each technique by comparing performances by human and a generated one by applying rules to a musical piece using parameter values that are decided from the performance by human.
著者
塩 雅之 町 英朋 坂井 知志
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.79-82, 2018

<p>平成29年度子どもゆめ基金の助成を受け、日本デジタルアーキビスト資格認定機構東日本支部が中心となり茨城県水戸市、茨城県高萩市、島根県大田市の3か所で「子どもデジタルアーキビスト養成講座」を実施する。会場ごとに異なる内容・時間でのカリキュラム開発を行って実施し比較することにより、子どもデジタルアーキビストの養成カリキュラムとしてより適切なものを目指した。この取り組みについてまとめ、今後の展望を合わせて報告する。</p>
著者
水谷 哲也 五十嵐 滋 塩 雅之 池田 靖雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.70, pp.37-38, 2008-03-13

NΣラベル付カルキュラスは,外部の物理的または論理的現象を制御する人間またはコンピュータプログラムの,時間に依存して変化する知識・信念およびそれに基づく決定を記述・分析・検証する形式的体系である.この体系で,信楽高原鐡道列車衝突事故およびJAL焼津沖ニアミス事故の論理的分析を行う.これらは連続系を制御するシステムであり,誤解や誤認識をもつヒューマンファクターを内包している.これらの例を分析することにより,人工知能と,プログラムが制御する外部環境およびヒューマンファクターの関係についての研究が行われる.NΣ-labeled calculus is a formal system in order to describe time-concerned recognition, knowledge, belief and decision of humans or computer programs together with related external physical or logical phenomena. Formal verification and analysis of the Shigaraki Kougen Railway accident and the JAL near miss accident in this formalism will be presented as examples of cooperating systems controlling continuously changing objects including human factor with misunderstanding or incorrect recognition. Through these examples, relationship among artificial intelligence, external environment and human factors will be investigated.