著者
坂井 知志
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
vol.25, pp.66-69, 2009-08

第二次世界大戦に関する戦跡資料は、現在の著作権法や肖像権、個人情報と無関係に教育資料として活用することはできない。戦争の実態を後世に伝えるための一つの方法としてのデジタル・アーカイブの有効性及び教育資料としての活用を考察し、それを阻むものとして捉えがちである制度的な問題との関係を整理したうえで、適切な著作権処理について検討する。また、著作権に関する判例が少ない現状を踏まえて、学会独自のガイドラインの必要性について解説したい。
著者
塩 雅之 町 英朋 坂井 知志
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.79-82, 2018

<p>平成29年度子どもゆめ基金の助成を受け、日本デジタルアーキビスト資格認定機構東日本支部が中心となり茨城県水戸市、茨城県高萩市、島根県大田市の3か所で「子どもデジタルアーキビスト養成講座」を実施する。会場ごとに異なる内容・時間でのカリキュラム開発を行って実施し比較することにより、子どもデジタルアーキビストの養成カリキュラムとしてより適切なものを目指した。この取り組みについてまとめ、今後の展望を合わせて報告する。</p>
著者
中川 信治 藤川 義人 坂井 知志
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.26, pp.198-201, 2010-08-21

学校で行われる教育課程(正課)では、著作権法35条により、その目的の範囲内で著作物の無断複製を行うことができる。しかし正課を離れた青少年教育活動などの課外活動では、同条が適用されないケースが多々存在する。一方、一定数以上の集団のもとで行われる青少年教育活動での著作物の無断複製は、著作権30条の私的使用にもあたらない。かかる著作権法上の問題が多い青少年教育活動について検討し、またその指導者が注意すべき点や具体的なケースにおける問題点について取り上げたコンテンツの例を紹介する。