著者
松木 良介 竹之下 康治 大山 順子 清木 祐介 佐々木 匡理 堀之内 康文 白砂 兼光
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.590-595, 2005-12-20 (Released:2011-04-22)
参考文献数
10
被引用文献数
2 2

Removal of mandibular third molars is one of the most common operations in oral surgery. Hypoesthesia of the lower lip occurring after the extraction of third molars is a serious complication, requiring a prolonged time for recovery. In this study, we investigated factors potentially affecting the incidence of hypoesthesia.A total of 781 mandibular third molars extracted at our clinic in 2002 were examined. There were 17 cases (2.2%) of hypoesthesia of the lower lip. There was no relation of gender, difficulty of extraction, or the skill of the operator to the incidence of hypoesthesia. In contrast, the incidence of hypoesthesia strongly correlated with age and the root position of mandibular third molars with respect to the mandibular canal.Eleven of the 17 cases of hypoesthesia (64.7%) resolved within 1 month, and 16 of the 17 cases (94.1%) resolved within 6 months. The patients who had hypoesthesia for more than 1 monthwere significantly older than those who recovered from hypoesthesia within 1 month and were all female.These results might be useful when informing patients about potential complications of tooth extraction.
著者
大山 順也 平山 愛梨 芳田 嘉志 町田 正人 加藤 和男 西村 俊 髙橋 啓介
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.180-184, 2023-09-01 (Released:2023-09-01)
参考文献数
14

CuゼオライトはCH4の部分酸化反応触媒として機能する。これまでに筆者らは様々なCuゼオライトのCH4部分酸化反応に対する触媒活性を評価し,Cu-CHAとCu-MORが比較的高い性能を示すことを明らかにしてきた。さらに,Cu-CHAとCu-MORの酸化還元挙動をin situ Cu K-edge X線吸収微細構造(XAFS)分光法を用いて評価してきた。本研究では,CO2選択性が高かったCu-MFIについて,in situ XAFS分光法を用いて解析し,その酸化還元速度を評価した。Cu-MFIのデータとこれまでのCu-CHAとCu-MORのデータを合わせて,Cu2+/+の酸化還元速度とCH4酸化活性および部分酸化物選択性の関係について調べた。その結果,Cu2+からCu+への還元速度はCH4酸化活性と強い相関があることが確認できた。これは,CH4のC–H活性化の際にCu2+が還元されるためである。一方,Cu2+/+の酸化還元速度と部分酸化物選択性との間には相関は認められなかった。
著者
大山 順 鴻巣 努
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.233-234, 2008

現在のリーダシップ研究はリーダの素質による類型論から,リーダシップを使い分けるべきとする状況適合論が主流となりつつある.本研究ではプロジェクトにおける状況を10個のカテゴリーに分け,カテゴリー毎にリーダシップを定義した.また重なった状況を表現するために適合条件集積法を提案し,効果的に発揮するためのリーダ・プロセスを提案した.本研究により,客観的評価に基づいたリーダシップを発揮することが可能となった.
著者
吉住 潤子 城戸 瑞穂 大山 順子
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

近年口腔粘膜に器質的変化を認めないにもかかわらず持続的な痛みを訴えるBurning Mouth syndrome:BMSといわれる患者が増加している。患者の訴えは唐辛子を食べた時の感覚に似ているのではないかと考え、BMSと唐辛子の辛味成分であるカプサイシンの受容体:TRPV1との関連を調べた。またTRPV1のSNPを調べたところ、BMS 発症や痛み感受性の個人差に関与する可能性が示唆された。