著者
熊木 俊朗 大貫 静夫 佐藤 宏之 設楽 博己 國木田 大 夏木 大吾 福田 正宏 笹田 朋孝 佐野 雄三 守屋 豊人 山田 哲 中村 雄紀 守屋 亮
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

擦文文化期における地域間交流や社会変化の様相を解明するため、北見市大島2遺跡にて擦文文化の竪穴住居跡の発掘調査を実施した。大島2遺跡は標高の高い尾根上というやや特異な環境下にあり、低地や砂丘上にある他の集落とは異なる性格を有することが予想されたが、発掘調査の結果、海獣狩猟や動物儀礼、住居の廃絶儀礼、建築木材の選択、木製品の様相などに、オホーツク文化やトビニタイ文化との関連を思わせるような特徴が認められることが明らかになった。
著者
守屋 豊 亀山 渉
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.5, pp.1-7, 2010-02-12

国立歴史民俗博物館及び川崎市市民ミュージアムとの共同研究で、「日本ニュース映画」 (1946 年~ 1951 年:第 1 号~第 312 号) の映像資料とそのナレーションテキストについて、歴史研究及び将来的な展示に利用するためのデジタルアーカイブシステムの構築を行ってきた。今回は完成したシステムについて、その構築過程より明らかとなったシステム設計上の問題点を整理し、併せて汎用性や持続性、及び拡張性等について評価し考察を行う。A joint research project about "Using News Movies for Historical Study" with National Museum of Japanese History in cooperation with Kawasaki City Museum has been conducted. In this research, methods to transform the films of "Nippon News" (from year 1946 to 1951, number 1 through 312) and its transcribed narration texts into a database are explored. The purpose is to facilitate the active utilization of the archive in historical research and future exhibition. In this paper, we report the evaluation result on usability, sustainability and scalability of the completed system.