著者
亀山 渉 菅沼 睦
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

ネットワークを介したAVコンテンツ視聴時におけるユーザ主観評価を効率よく、かつ、精度よく推定する手法について研究する。具体的には、ユーザに装着する各種の生体情報測定器及びセンサ、並びに、ユーザが使用するデバイスから得られる多次元情報より、ユーザ主観評価を、ユーザ毎の違い、ユーザの満足度や興味、ユーザコンテクストを考慮し、かつ、リアルタイムに推定する手法を研究する。
著者
守屋 豊 亀山 渉
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.5, pp.1-7, 2010-02-12

国立歴史民俗博物館及び川崎市市民ミュージアムとの共同研究で、「日本ニュース映画」 (1946 年~ 1951 年:第 1 号~第 312 号) の映像資料とそのナレーションテキストについて、歴史研究及び将来的な展示に利用するためのデジタルアーカイブシステムの構築を行ってきた。今回は完成したシステムについて、その構築過程より明らかとなったシステム設計上の問題点を整理し、併せて汎用性や持続性、及び拡張性等について評価し考察を行う。A joint research project about "Using News Movies for Historical Study" with National Museum of Japanese History in cooperation with Kawasaki City Museum has been conducted. In this research, methods to transform the films of "Nippon News" (from year 1946 to 1951, number 1 through 312) and its transcribed narration texts into a database are explored. The purpose is to facilitate the active utilization of the archive in historical research and future exhibition. In this paper, we report the evaluation result on usability, sustainability and scalability of the completed system.
著者
秋元 良仁 亀山 渉
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.9-22, 2012-03-26 (Released:2012-06-29)
参考文献数
12

本論文は,博物館や美術館間において,収蔵品の属性情報(Museumメタデータ)を共有・交換可能にする新しい記述言語Fuzzy Schema(FS)を提案する. FS言語は,分散環境におけるスキーマ共有を促進するため,独自のデータモデルである「マッピング・パターン」と「あいまい度」の2つの機構を備えている. これらの機構は,分散環境におけるMuseumメタデータに対して,情報の相互互換性を提供することができる. 我々は,FS言語を用いてMuseumメタデータを記述することで,博物館・美術館間でMuseumメタデータの共有・交換が可能になることを示した.
著者
秋元 良仁 亀山 渉
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.9-22, 2012

本論文は,博物館や美術館間において,収蔵品の属性情報(Museumメタデータ)を共有・交換可能にする新しい記述言語Fuzzy Schema(FS)を提案する. FS言語は,分散環境におけるスキーマ共有を促進するため,独自のデータモデルである「マッピング・パターン」と「あいまい度」の2つの機構を備えている. これらの機構は,分散環境におけるMuseumメタデータに対して,情報の相互互換性を提供することができる. 我々は,FS言語を用いてMuseumメタデータを記述することで,博物館・美術館間でMuseumメタデータの共有・交換が可能になることを示した.
著者
秋元 良仁 亀山 渉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.34, pp.9-16, 2007-03-27
被引用文献数
1

近年の情報技術の進展に伴い、ユーザが利用できるコンテンツの量は飛躍的に増大している。特に博物館における文化財のディジタルコンテンツ化の進展は著しく、これらのコンテンツにアクセスするためのユビキタスな情報環境基盤も整いつつある。このような状況では、メタデータを用いて多様なデータベースからユーザの要求に応じて意味のあるコンテンツを横断的に紡ぎ出す技術が求められる。そこで、本稿では、異なるメタデータスキーマで管理される複数のデータベースを横断的に利用するために、各スキーマ間の類似性を記述できる言語「ファジィ・スキーマ」を導入する。更に、ファジィ・スキーマを用いて各メタデータスキーマを統合できる機構の構築を検討する。As information technology has progressed recently, the amount of contents that can be used increases. And, there is an enviroment in which lots of contents can be accessed at anytime and anywhere. In this situation, a technology is needed to extract useful information from various contents by using metadata in order to meet the user's requirements. In this paper, first, we summarize the current state of metadata technology and problems. then, we propose the concept called Fuzzy Schema which can flexibly construct metadata schema. And we describe the design of Fuzzy Schema language taking an example of metadata schema of museum. And, we also propose metadata schema integration based on museum information.
著者
秋元 良仁 亀山 渉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.195, pp.59-66, 2006-07-21

近年の情報技術の進展に伴い,利用できるコンテンツの量は飛躍的に増大している.また,これら膨大なコンテンツにいつでもどこでもアクセスできるユビキタスな環境も整いつつある.このような状況では,メタデータを用いて多種多様なコンテンツから利用者の要求に応じて意味のある情報を横断的に紡ぎ出す技術が求められる.そこで,本稿ではまずメタデータの現状と問題点を整理する.それをもとに,必要に応じて柔軟にメタデータスキーマを構築できる「ファジー・スキーマ」という概念を提案する.更に,複数の博物館の資料情報管理用メタデータスキーマを例に,ファジー・スキーマの言語設計の指針を示す.
著者
金 玲 亀山 渉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.624, pp.1-6, 2006-02-23
被引用文献数
2

本稿では,MANETにおいて,分散ハッシュテーブル(DHT)技術を用いた情報発見手法を提案する.DHTにより構築される論理ネットワークでは,ノードの物理的トポロジを考慮していないため,必要な情報が論理的に小さいホップ数で発見されたとしても,物理的に大きいホップ数となる可能性がある.そこで本稿では,物理的トポロジを考慮し,物理的に近いノードに対して近いノードIDを割り当てることで,上記の問題点を解決する手法を提案する.さらに,本稿で提案するノードIDの割り当て手法によって生じる負荷と情報発見の成功率に関して,従来手法と比較し,評価する.