著者
十代田 朗 渡辺 貴介 安島 博幸
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.331-336, 1985-10-25 (Released:2020-09-01)
参考文献数
31

This paper tries to explain the evaluating process of the seaside resorts in Shona region and Boso region since Meiji era. For this purpose, chronological information on the introduction of sea-bathing activities into Japan, the location of seaside villas, and the change of their land use was analyzed. This paper revealed the emerging process of Japan’s modern seaside resorts, the characteristics of their site location in a physical sense, and their subsequent development and transformation.
著者
十代田 朗 渡辺 貴介 安島 博幸
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
vol.436, pp.79-86, 1992-06-30 (Released:2017-12-25)
参考文献数
37
被引用文献数
3 7

This study tries to explain the development and types of villas in Japan (1860'-1940') for the period as the influence of the Western society. For this purpose, historical records on each resort area, owner of villas, locations and plans of villas are analyzed. This study revealed 1) the evolutional process of villas in the Kanto region, 2) the factors which caused such development, and 3) the grouping of villa types in Japan (1860'-1940') on the base of the locations and the purposes of possession.
著者
十代田 朗 安島 博幸 武井 裕之
出版者
社団法人 日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.373-378, 1991-03-31 (Released:2011-07-19)
参考文献数
28
被引用文献数
1

戦前の東京には, 武蔵野を中心に数多くの別荘が存在していた。しかし, これらの別荘は同時代に高原や海浜に盛んに立地していた避暑・避寒を目的とした別荘とは異なり, 気温の違いを求めたものではなかった。これらはわが国における別荘の原型のひとつであるが, 武蔵野に関する研究は, 多くがその開発史や風景・イメージに関するものであり, 武蔵野に存在した別荘はあまり研究の対象とされることがなかった。そこで本研究では, 市区史, 地誌, 古地図, 現地踏査, 別荘所有者へのヒアリング, 伝記などによって, 戦前の武蔵野における別荘の多くが “はけ” に立地し, レクリエーション拠点, 書斎, 農園など多様な利用がされたこと, その成立背景を示した。
著者
十代田 朗 安島 博幸 武井 裕之
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.373-378, 1992-03-31
被引用文献数
1 1

戦前の東京には,武蔵野を中心に数多くの別荘が存在していた。しかし,これらの別荘は同時代に高原や海浜に盛んに立地していた避暑・避寒を目的とした別荘とは異なり,気温の違いを求めたものではなかった。これらはわが国における別荘の原型のひとつであるが,武蔵野に関する研究は,多くがその開発史や風景・イメージに関するものであり,武蔵野に存在した別荘はあまり研究の対象とされることがなかった。そこで本研究では,市区史,地誌,古地図,現地踏査,別荘所有者へのヒアリング,伝記などによって,戦前の武蔵野における別荘の多くが"はけ"に立地し,レクリエーション拠点,書斎,農園など多様な利用がされたこと,その成立背景を示した。
著者
安島 博幸 村上 和夫 佐野 浩祥
出版者
立教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

これまで観光地の誕生から成長・発展、そして衰退に関する理論は、R.バトラー(1974)による「観光地のライフサイクル理論」により,ライバルとの地域間競争や環境容量による制約によるものと説明されてきた。本研究では、観光地の盛衰の要因は、当該観光地の価値の増減にあるとの前提に立って、発展衰退モデルの理論的な枠組みを提示することを目的とした。まず、観光地の価値についての理論を実証的に検討し、価値はどのような要因によって増減するかについて考察を行なった。次に、価値について得られた知見を総合し、観光地の価値の増減に基づく観光地の成長・発展と衰退過程に関する理論モデルを提示した。