著者
田島 英朗 鈴木 裕之 小尾 高史 山口 雅浩 大山 永昭
雑誌
第47回プログラミング・シンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.181-184, 2006-01-10

従来の指紋を用いたファイル保護システムでは、認証によってファイル本体、もしくはファイルを暗号化する鍵へのアクセス制御を行っていた。しかしこの方法では、認証のための指紋情報がローカルに保存されるため、別のPCへファイルを移動して使用する場合などでは安全性を保つことが困難であった。一方我々の提案するシステムでは、指紋を暗号の鍵として用いた暗号化、復号化を行うことにより、認証情報をローカルに残さずにファイルを保護することが可能となった。
著者
小尾 高史
出版者
東京工業大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

公的個人認証サービス(JPKI)に対して,新たに電子利用者証明サービスが追加されたが, 1つの公開鍵証明書を利用することによるプライバシーの侵害につながる可能性や,不正にインストールされたマルウエアによりサービス利用時のデータ書き換えなどが発生する可能性が指摘されている.本研究では,JPKIを安全安心に民間分野のサービスで利用可能とするために必要となる,利用者のプライバシーに配慮した利用者を識別するID番号をサービス機関が個別に発行する仕組みの提案,マルウエア等からのJPKI利用端末で受けるサービスの保護について検討及びプロトタイプ開発を行った.
著者
御代川 知加大 小尾 高史 藤田 和重 谷内田 益義 李 中淳 夏目 哲也 平良 奈緒子 庭野 栄一 熊倉 誠 岩丸 良明 大山 永昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.306, pp.69-74, 2012-11-14

今後政府調達が予定されているマイナンバー法案における情報提供ネットワークシステムをユースケースとして、BPMNを使用して業務フローを記述した。具体的には、マイナンバー法案別表第二において、情報照会者が情報提供ネットワークシステムを使用して情報提供者の保有する個人情報を取得するとした情報連携の類型を分析するとともに、代表的な情報連携に関する業務フローは、BPMNにおいて定義されている6つの要素を使用して記述できることを明らかにした。また、業務フローと、この業務フローを基にした詳細な業務フローの関連を明らかにした。
著者
山谷 泰賀 工藤 博幸 菅 幹生 羽石 秀昭 稲玉 直子 吉田 英治 錦戸 文彦 小畠 隆行 辻 厚至 稲庭 拓 吉川 京燦 河合 秀幸 小尾 高史
出版者
独立行政法人放射線医学総合研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010

我々は、世界的な競争下にある次世代のPET装置開発において、開放化という全く新しい機能を備えた世界初の開放型PET装置「OpenPET」のアイディアを2008年に提案した。本研究では、OpenPETが可能にする診断治療融合システムにより、放射線がん治療の精度を格段に高める革新的コンセプトを提案し、小動物サイズのOpenPET試作機を開発し、ファントムおよび小動物レベルにてコンセプトの実証実験を行った。