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著者
天野 恵美子 アマノ ミエコ 名武 なつ紀 ナタケ ナツキ 小山 信弥 大豆生田 啓友 オオマメウダ ヒロトモ 城倉 登代子 ジョウクラ トヨコ 辻 伸枝 森田 智子 西村 醇子 井田 瑞江 田口 幹比古 タグチ ミキヒコ 相澤 志保 天田 ユカリ アマタ ユカリ
出版者
関東学院大学図書館
雑誌
Library talk : 関東学院大学図書館報
巻号頁・発行日
vol.34, pp.4-6, 2010-11

The Missing Piece Meets the Big O (天野恵美子),ピーターラビットのおはなし(名武なつ紀),ゴムあたまポンたろう(小山信弥),トーマスのもくば(大豆生田啓友),さっちゃんのまほうのて(城倉登代子),くまのコールテンくん(辻伸枝),私の船長さん(森田智子),ワニくんのむかしばなし(西村醇子),すてきな三にんぐみ(井田瑞江),ちりめん本(田口幹比古),パパのカノジョは(相澤志保),いろいろへんないろのはじまり(天田ユカリ)
著者
笠倉 貞一 小山 信弥 長瀬 英義 小松 寿 亀谷 寿彦
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.41, no.7, pp.1031-1036, 1980-12-01 (Released:2009-03-31)
参考文献数
17

手術時には血糖値が上昇することはすでに知られている事実であるが,とくに心手術の際の体外循環下における非生理的状態は著明な高血糖と低インスリン値を示すことが知られている.われわれは今まで体外循環終了時に50%グルコースおよびインスリン20単位を投与していたが,さらにこれらをコントロール(第1群)として,体外循環開始後10分および20分後にインスリンを各々10単位投与する群(第2群),さらに心筋保護液のひとつであるGIK液を用いた群を第3群として体外循環開始前,開始後15分毎に採血を行い,血糖値,インスリン値および乳酸値を3群間で比較してみた.第1群では血糖値は手術終了後も著しい高値を示しており,体外循環終了時に投与する外因性のインスリンはまだ十分その効果を示していないように思われる.一方体外循環開始後10分および20分後にインスリンを投与する(第2群)と,血糖値は400mg/dl以下に維持できた.さらに第3群のGIK液投与群では血糖値も第2群と同様に400mg/dl以下に維持でき,さらに大きな相違点として,乳酸値は他の2群と比べ有意に低値を示した.即ち心筋保護液として用いるGIK液はいわゆる嫌気性代謝による乳酸の上昇を抑え,血糖のコントロールにはじまり,術後の心拍再開にも良く,また術後の不整脈の発生もある程度抑えることができ,術後の管理にも有効であり,一石二鳥であると云える.
著者
小山 信弥
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.68, no.8, pp.389, 2018-08-01 (Released:2018-08-01)

2018年8月号の特集は「情報読解力を考える」です。インターネットの普及と,それを支える技術の進展は,人々の情報入手経路を大きく変容させたことは,既に読者の皆様も実感されていることかと思います。そういった環境の変化に対応し,情報提供部門は様々な取り組みを行い,情報を求める人たちに求める情報を提供してきたと思います。一方で情報の受け手側についても変化がおきていることは,様々な方面から指摘されているところです。例をあげれば「ロボットは東大に入れるか(東ロボ)」プロジェクトが実施した中高生を対象とした「リーディングスキルテスト」の基礎的読解力調査において,中学校を卒業する段階で約3割が表層的な読解ができておらず,高校生の半数以上が教科書の内容を読み取れていない1),という結果が出ています。PISA(国際到達度調査)において2006年に日本は読解力が15位となり2),各方面で様々な対応を行ってきましたが,2012年には4位3)まで上昇したものの2015年には8位4)となり,平均点も下がってしまいました。活字離れでまとまった文章を読む機会が減少したり,語彙(ごい)量が不足したりといった実態が読解力低下の原因とする専門家の指摘もあり,文部科学省は読解力向上に向け小中学校用「指導改善のポイント」を作成するなどして対策を講じています。そこで本特集では情報へのアクセスが容易になり,情報量が豊かになる中で,情報の「発信」側ではなく,「受信」側に起きている状況について調査・読解力向上に係る研究事例や文科省の取り組みを取り上げることとしました。早稲田大学教職大学院の田中博之先生には,PISA型読解力とはどのような力なのかを,OECDのキー・コンピテンシーへの位置づけや現行の学習指導要領との関わりなどをふまえて論じていただきました。文部科学省初等中等教育局教育課程課からはPISA2003の調査結果の公表以降の,読解力に関わる文部科学省の主な施策について執筆いただきました。田中先生の論考とあわせてお読みいただければ,国内の読解力向上に関する動向について更に理解が深まると思います。神戸学院大学の立田慶裕先生からは,米国の学校図書館協議会が提供している21世紀型スキルを学ぶための学校図書館基準とともに,コロラド州の資料から,学校司書に求められる評価基準としてのルーブリックなどのツールを紹介していただきました。武蔵大学の中橋雄先生からは,ソーシャルメディアを利用する際に求められる「読解力」の特徴とその教育方法についてご執筆をいただきました。いずれも図書館や情報部門において活用できる視点を提供していただいたと思います。本特集が,「情報読解力」についての議論の基盤となれば幸いです。(会誌編集担当委員:小山信弥(主査),古橋英枝,長屋俊,光森奈美子)参考文献1)新井紀子.“3教科書が読めない-全国読解力調査”.AI vs. 教科書が読めない子どもたち.東京,東洋経済,2018,p.168-252.(ISBN 978-4492-76239-4)2)OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2006年調査国際結果の要約 http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/04/23/1230782_001.pdf(参照20180703)3)OECD生徒の学習到達度調査~2012年調査国際結果の要約~.国立教育政策研究所 http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/pisa2012_result_outline.pdf(参照20180703)4)OECD生徒の学習到達度調査~2015年調査国際結果の要約~.国立教育政策研究所 http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/03_result.pdf(参照20180703)
著者
小山 信弥
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.399-399, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)

8月号の特集は「図書館の人材育成」 がテーマです。今回の特集では,国内における図書館の人材育成に絞った内容をお届けします。人材育成に関する話題は,近代化以降,現在に至るまで,永遠のテーマとなっているのは読者の皆様もご承知のことと思います。「グローバル人材育成 推進会議」が政府により設置され,検討がなされていたことは記憶に新しいのではないでしょうか。 その時代時代の要請にあわせて,人材を育てていく必要に迫られ,その要請にあった人材をどう育てていくのかということを日々検討し続けていかなければならない時代となっているように思います。翻って国内の図書館の人材育成については,各方面の団体や協会などにより新しい技術やその活用方法などの研修が行われ努力を続けてはいます。ただ職員の雇用形態の変化や財政的な問題で参加すること事態が難しくなっているという要素もあります。このような問題意識から,今回は人材育成に関する特集を組むことにしました。総論では,首都大学東京の理事の吉武氏に組織設計と人事管理の重要性をふまえ,大学において専門性の高い職員が一層求められるようになりつつある中で,図書館員の育成どうあるべきかについてご執筆をいただきました。慶應義塾大学の関氏には,慶應義塾大学で継続して実施されている図書館職員の海外研修について執筆いただきました。角田氏,長塚氏,原田氏には,鶴見大学で行われています図書館員のリカレント教育について,実際の例を交えながら,意義や課題についてご執筆をいただきました。株式会社エムエムツインズの田邊氏には,現在までの経験や活動をふまえて,インフォプロとして図書館員はどう立ち向かうべきか。どのようなスキルが必要とされるのかなど,人材育成に関する提言をいただきました。最後に,コラムとして長年現場において目録,レファレンスを担当されたお二人から人材育成をテーマにご執筆をいただきました。目録についてはNPO法人大学図書館支援機構の高野氏,レファレンスを元関東学院大学図書館の高梨氏にお願いをしました。本特集が,図書館の人材育成を考える上で参考になれば幸いです。