著者
西島 智子 小山 理惠子 内藤 郁奈 畑山 聡 山崎 裕司 奥 壽郎
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.95-99, 2004 (Released:2004-06-12)
参考文献数
12
被引用文献数
40 26

この研究の目的は高齢患者の膝伸展筋力と歩行能力の関係について検討することである。対象は高齢入院患者78名(75.7±7.7歳)である。これらの対象について膝伸展筋力と歩行能力を評価した。歩行能力は院内歩行群(n=50),室内歩行群(n=10),歩行非自立群(n=18)に分類した。院内歩行群における膝伸展筋力は室内歩行群,歩行非自立群に比較し,有意に高い値を示した。ロジスティック回帰分析の結果,院内独歩の可否を独立して規定する因子は膝伸展筋力のみであった。膝伸展筋力が0.5を下回る場合,院内歩行自立群は減少し始め,その下限値は0.28であった。0.30を下回る場合,室内歩行の自立割合は減少し始め,その下限値は0.13であった。以上のことから,高齢患者の独歩自立のためにはある程度の下肢筋力が必要なことが示唆された。
著者
上出 櫻子 清水 彩美 小井土 美香 信田 真由美 小南 優 吉澤 茜 小山 理恵 早川 洋一 小林 牧人
出版者
公益財団法人 平岡環境科学研究所
雑誌
自然環境科学研究 (ISSN:09167595)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.31-39, 2016 (Released:2020-01-12)
参考文献数
12
被引用文献数
2

The Japanese medaka is designated as an endangered species because of its decreasing population, and conservation of the medaka is an urgent concern. In the present study, in order to obtain basic information for conservation of wild medaka, we observed the reproductive behavior of female medaka (Oryzias latipes, orange-red variety and wild fish) in experimental aquaria under various environmental conditions. Female medaka normally deposited eggs on aquatic plants or aquatic mosses which were solid with a soft surface in experimental aquaria. However, the fish did not deposit eggs but discarded eggs in aquaria provided with sand, floating aquatic plants, and no substrate, and in an aquarium lined with concrete. These results indicate that a suitable substrate is essential for successful egg deposition of medaka, and suggest that maintaining suitable vegetation in natural environments is important for conservation of wild medaka.
著者
小山 理子 溝上 慎一
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.375-383, 2018-03-01 (Released:2018-03-16)
参考文献数
22
被引用文献数
8

本研究の目的は,大学生の一般的な「講義への取り組み方」を測定する尺度を開発し,信頼性と妥当性の検討を行い,「講義への取り組み方」が「アクティブラーニング外化」を媒介し,学習成果に与える影響について検討することであった.大学生1,854名を対象とした質問紙調査を行い,分析を行った結果,講義への取り組み方は,アクティブラーニングへの取り組み方を媒介し,学習成果のうち「資質・能力」と「深い学習」にポジティブな影響を与えることが明らかになった.本研究の結果は,講義への取り組み方が学習成果に及ぼす影響を改めて確認するものであり,資質・能力の獲得や学習の深化のためには,講義の質を見直すことが必要であることが示唆された.
著者
日野 泰守 尾留川 正博 石橋 謙三 上田 英司 松本 年男 小山 理 西川 幸一郎 穂積 靖 芦沼 孝昭 藤井 英一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPM, 電子部品・材料 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.328, pp.25-31, 2002-09-13

本講演では、赤レーザを用いた2インチ3GBディスクについて述べる。トラック間のレーザアニールによる磁壁移動検出方式(DWDD)と、極性を交互反転させたサンプルサーボ方式との組み合わせにより、現行DVDと同じ波長660nm、NA0.6の光学ヘッドを用いながら、実にその4倍の記録密度を実現した。ビット密度は80nm/bit、トラックピッチは540nmで面記録密度は 15Gbit/inch^2である。さらに新開発した1-bit分散アドレスにより、冗長度23%を達成、僅か2インチの小径でありながら、3GBの大容量、24Mbpsの高転送レートのディスクシステムを実現した。このディスクシステムをムービーカメラに用いることにより、ビットレート6MbpsのMPEG2圧縮動画が1時間以上記録できることとなる。