著者
米田 航紀 横山 想一郎 山下 倫央 川村 秀憲
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.1B2OS11b01, 2018 (Released:2018-07-30)

深層学習を使用した芸術の作成が近年注目を集めている。 また、日本で古くから親しまれている芸術として俳句がある。 そこで、俳句を作成する方法として一般的な「モチーフから俳句を作る」ということを深層学習を使用して行うこと で、芸術作成としての深層学習の有用性を示す。 まず、我々は大量の過去の俳句に基づいてLSTMを訓練し、LSTMに文字列を生成させる。 2つめに、生成された文字列から俳句としての条件を満たすものを抽出し、モチーフ画像に適合するかどうかの評価値を算出する。 評価値が高ければ、生成された俳句がモチーフ画像に適合しているとみなす。 この過程で、LSTM が俳句としてのルールを学習できているかを確認するための実験を行った。
著者
米田 航紀 横山 想一郎 山下 倫央 川村 秀憲 Koki Yoneda Soichiro Yokoyama Tomohisa Yamashita Hidenori Kawamura
雑誌
SIG-SAI = SIG-SAI
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.1-8, 2018-03-01

近年, 深層学習を使用した芸術の作成に注目が集まっている. また, 日本で古くから親しまれている芸術として俳句がある. そこで, 俳句を作成する方法として一般的な「モチーフから俳句を作る」ということを深層学習を使用して行うことで, 芸術作成としての深層学習の有用性を示す.そのための方法として, 小林一茶をはじめとする俳人たちの俳句を大量に用意してLSTMに入力して学習し, 文字列を生成する. その後, 得られた文字列から俳句としての条件を満たすものをとりだし, モチーフ画像に適合するかどうかの評価値を算出する. 評価が高ければそのモチーフ画像にあった俳句として生成できたものとしている. その過程で,LSTMが俳句としてのルールを学習できているかを確認するための実験を行った.
著者
米田 航紀 横山 想一郎 山下 倫央 川村 秀憲
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会第二種研究会資料 (ISSN:24365556)
巻号頁・発行日
vol.2018, no.SAI-031, pp.03, 2018-03-01 (Released:2021-08-31)

近年, 深層学習を使用した芸術の作成に注目が集まっている. また, 日本で古くから親しまれている芸術として俳句がある. そこで, 俳句を作成する方法として一般的な「モチーフから俳句を作る」ということを深層学習を使用して行うことで, 芸術作成としての深層学習の有用性を示す.そのための方法として, 小林一茶をはじめとする俳人たちの俳句を大量に用意してLSTMに入力して学習し, 文字列を生成する. その後, 得られた文字列から俳句としての条件を満たすものをとりだし, モチーフ画像に適合するかどうかの評価値を算出する. 評価が高ければそのモチーフ画像にあった俳句として生成できたものとしている. その過程で,LSTMが俳句としてのルールを学習できているかを確認するための実験を行った.
著者
山下 倫央 野田 五十樹
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第28回全国大会(2014)
巻号頁・発行日
pp.1C4OS13a4, 2014 (Released:2018-07-30)

数万人規模の人々が集まるイベントにおいて、運営者は来場者にイベントを楽しんでもらうことを意図するとともに、効率的で安全な誘導を計画している。しかし、道路交通における交通情報の収集・提供、信号制御といった交通管制に比べ、群集の誘導、停止および分断といった規制の効果は定量的に論じられていない。本稿ではこのような背景を踏まえて、雑踏警備で行われる誘導手法をモデル化し,人流シミュレーションへの実装を行う。
著者
吉田 拓海 横山 想一郎 山下 倫央 川村 秀憲
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.4F1OS11c01, 2018 (Released:2018-07-30)

競輪の予想記事の作成にかかるコストは大きい。 よって本研究では、競輪の予想記事を自動生成することを目的とする。 新規ユーザーの獲得という競輪業界の課題や既存記事が新規ユーザーには理解が難しいということを踏まえ、本研究では新規ユーザー向けの予想記事の自動生成を行う。 機械学習によるレース結果の予測と、予測に基づく予想記事の生成を行う。 予測に関しては、レース情報と選手情報を用いて着順の上位3名を予測する。 記事生成に関しては、既存記事を参考に生成する記事が満たすべき条件を設定し、その条件を満たす記事生成手法としてテンプレートによる記事生成を用いた。
著者
山下 倫央 大西 正輝
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.1189-1195, 2014-10-15

東京オリンピックでは外国人が多くなることが予想されており,大会会場付近における来場者の誘導は混乱を起こさない,あるいは最小限にするためにも特に重要である.このような大規模な人の流れを解析するためには人の流れを予測する技術,人の流れを計測する技術が必要であり,人の流れを誘導する技術が必要である.本稿では,それらの要素技術を解説するとともに,適用事例としてロンドンオリンピック,霞ヶ丘陸上競技場,関門海峡花火大会の3つの例を取りあげて紹介する.
著者
山下 倫央
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
JSAI大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.1F4OS09a7, 2018-07-30

<p>見物客に自発的に混雑緩和に協力してもらうための情報配信,見物客の計数や経路選択を調査するための人流計測,各種施策を評価する人流シミュレーションの導入といった大規模群集流動の制御支援サービスの実施を検討してきた.本稿では,数万人規模の来場者が集まる関門海峡花火大会(門司側)を対象として,実施した情報配信と人流計測を概説し,シミュレーションの適用について述べる.</p>
著者
米田 航紀 横山 想一郎 山下 倫央 川村 秀憲
出版者
人工知能学会
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

深層学習を使用した芸術の作成が近年注目を集めている。また、日本で古くから親しまれている芸術として俳句がある。そこで、俳句を作成する方法として一般的な「モチーフから俳句を作る」ということを深層学習を使用して行うこと で、芸術作成としての深層学習の有用性を示す。まず、我々は大量の過去の俳句に基づいてLSTMを訓練し、LSTMに文字列を生成させる。2つめに、生成された文字列から俳句としての条件を満たすものを抽出し、モチーフ画像に適合するかどうかの評価値を算出する。評価値が高ければ、生成された俳句がモチーフ画像に適合しているとみなす。この過程で、LSTM が俳句としてのルールを学習できているかを確認するための実験を行った。
著者
山下 倫央 副田 俊介 大西 正輝 依田 育士 野田 五十樹
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.7, pp.1732-1744, 2012-07-15

近年,オフィスビルや商業施設の大型化,高層化が進んでいるが,このような施設で大規模な避難を行う際には,避難対象者は数千人となることもあり,的確な避難誘導が必要とされる.しかし,大規模な避難行動は多くの要素が複雑に関連し,容易に扱うことができないため,避難誘導計画の立案・検証には高速計算が可能な避難シミュレータによる支援が必要とされている.本論文では,歩行者同士の干渉や障害物回避の計算を簡約化し,移動状況の再現精度を落とすことなく,避難過程を高速に計算するために一次元歩行者モデルを提案する.さらに,一次元歩行者モデルを用いた高速避難シミュレータNetMASの開発を行い,実際の避難訓練を実測した結果と比較することで一次元歩行者モデルの有効性を検証する.NetMASの応用として,大規模な複合商業施設における避難を扱い,避難効率に影響を与える要因を検証する.多数の避難条件を想定したシミュレーションを行い,その結果に統計的手法を適用することでNetMASの有効性を確認する.
著者
小川 一太郎 横山 想一郎 山下 倫央 川村 秀憲 酒徳 哲 柳原 正 田中 英明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本稿では複数のRCカーによる自律走行の獲得を目的としたDeepQ-Networkによる協調学習手法を提案する。RCカーが他車にぶつからないこと及びコースアウトをしないことに加え、交差点で指定された方角へ曲がることが可能となる。天井に取り付けられたカメラの映像から得られる車両の位置と向きからLIDAR情報に変換し、走行の開始から終了までの走行を1エピソードとしたデータをもとに学習を行う。
著者
山下 倫央 大西 正輝
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.1189-1195, 2014-10-15

東京オリンピックでは外国人が多くなることが予想されており,大会会場付近における来場者の誘導は混乱を起こさない,あるいは最小限にするためにも特に重要である.このような大規模な人の流れを解析するためには人の流れを予測する技術,人の流れを計測する技術が必要であり,人の流れを誘導する技術が必要である.本稿では,それらの要素技術を解説するとともに,適用事例としてロンドンオリンピック,霞ヶ丘陸上競技場,関門海峡花火大会の3つの例を取りあげて紹介する.
著者
池田 剛 井上 豊 山本 潔 幸島 明男 山下 倫央 車谷浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.18, pp.187-193, 2008-02-27

環境内に設置されたセンサーノードを用いて人や環境の物理的状態を見守るシステムにおいて,無線センサーネットワークの構成手法,すなわち通信方法・通信プロトコルの設計,ハードウェアとソフトウェアの役割分担,省エネルギー設計などは重要な問題である.しかしながら,多くの既存ノードデバイスは汎用的機能を重視しているために,必ずしも実環境に適応した設計がなされていないこともある.そこで本研究では,ComPassと呼ばれる無線センサーネットワークシステムを提案する.ComPassノードデバイスはシンプルな構成の微弱無線通信モジュールであり,たとえば屋内空間での位置推定などのアプリケーションを想定し,実環境において実用に供することを目標に設計されている.すなわち,乾電池駆動も可能な低消費電力であり,かつ,シンプルな構成によって低コスト化も図っている.一般に低コストのハードウェアでは信号ビットレートの自動認識やデータ補正などは困難であるが,ComPassノードではこれらの処理の一部をソフトウェアにて実装することによりハードウェアの単純化とコストの削減を実現した.本稿ではまず無線センサーネットワークと関連研究について述べた後,ComPassノードのハードウェア概要について述べる.そして,次にComPassノード間の通信プロトコル,プロトコルスタック,無線送受信処理などの組み込みソフトウェアのアーキテクチャーを示す.最後にComPass無線センサーネットワークシステムを適用した,スマートフォン上での屋内自律型測位システムについて述べる.In development of the system that watches over humans and physical statuses using numerous wireless sensors, it is important how to design the sensor nodes and how to construct networks of the nodes. Although many studies of wireless sensor networks have been proposed before, most of the studies focus on designs of general-purpose sensor networks. Thus, facilities of the nodes are redundant and not always suitable for an environment where it requires low cost and low power consumption networks. Rethinking practical use of the sensor networks, we propose an extremely low power wireless sensor network system called ComPass. It is designed for practical application services in everyday environments, such as indoor position estimating services. A ComPass node device realizes automatic bit rate detection and data complementation by software so as to achieve simplification and cost reduction of the device. In this paper, first, we describe overview of the wireless sensor network and related works. Second, we descr be ComPass, hardware of the node and software architecture: communication protocol, protocol stack and wireless transmission processing. Last, we describe a practical indoor position estimating system as an application of the ComPass system.
著者
池田 剛 井上 豊 山本 潔 幸島 明男 山下 倫央 車谷浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.18, pp.187-193, 2008-02-27

環境内に設置されたセンサーノードを用いて人や環境の物理的状態を見守るシステムにおいて,無線センサーネットワークの構成手法,すなわち通信方法・通信プロトコルの設計,ハードウェアとソフトウェアの役割分担,省エネルギー設計などは重要な問題である.しかしながら,多くの既存ノードデバイスは汎用的機能を重視しているために,必ずしも実環境に適応した設計がなされていないこともある.そこで本研究では,ComPassと呼ばれる無線センサーネットワークシステムを提案する.ComPassノードデバイスはシンプルな構成の微弱無線通信モジュールであり,たとえば屋内空間での位置推定などのアプリケーションを想定し,実環境において実用に供することを目標に設計されている.すなわち,乾電池駆動も可能な低消費電力であり,かつ,シンプルな構成によって低コスト化も図っている.一般に低コストのハードウェアでは信号ビットレートの自動認識やデータ補正などは困難であるが,ComPassノードではこれらの処理の一部をソフトウェアにて実装することによりハードウェアの単純化とコストの削減を実現した.本稿ではまず無線センサーネットワークと関連研究について述べた後,ComPassノードのハードウェア概要について述べる.そして,次にComPassノード間の通信プロトコル,プロトコルスタック,無線送受信処理などの組み込みソフトウェアのアーキテクチャーを示す.最後にComPass無線センサーネットワークシステムを適用した,スマートフォン上での屋内自律型測位システムについて述べる.In development of the system that watches over humans and physical statuses using numerous wireless sensors, it is important how to design the sensor nodes and how to construct networks of the nodes. Although many studies of wireless sensor networks have been proposed before, most of the studies focus on designs of general-purpose sensor networks. Thus, facilities of the nodes are redundant and not always suitable for an environment where it requires low cost and low power consumption networks. Rethinking practical use of the sensor networks, we propose an extremely low power wireless sensor network system called ComPass. It is designed for practical application services in everyday environments, such as indoor position estimating services. A ComPass node device realizes automatic bit rate detection and data complementation by software so as to achieve simplification and cost reduction of the device. In this paper, first, we describe overview of the wireless sensor network and related works. Second, we descr be ComPass, hardware of the node and software architecture: communication protocol, protocol stack and wireless transmission processing. Last, we describe a practical indoor position estimating system as an application of the ComPass system.
著者
井上 豊 池田 剛 山本 潔 幸島 明男 山下 倫央 麻生 英樹 車谷浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.18, pp.195-202, 2008-02-27

本論文では,衛星測位システムが利用できない場所,特に屋内での自己位置を推定するためのシステムを用いた実証実験について報告する.近年,カーナビゲーションシステムや携帯電話ナビゲーションシステムなどの衛星測位システムを用いた位置情報サービスは広いユーザー層に利用されており,産業の発展や市民の生活になくてはならないものとなりつつある.しかし,この衛星測位システムによって得られる位置情報は,基本的に人工衛星から測位信号を受信可能な屋外でのみ利用することが可能な情報であるため,屋内でのナビゲーションサービスには利用することができない.そこで,衛星測位システムを利用できない屋内での位置情報を提供するための微弱無線ビーコンを用いた屋内自己位置推定技術,さらにはカーナビゲーションシステムや携帯電話ナビゲーションサービスのように,利便性の高いサービスを商業施設や住居施設などの建物の中でも利用できるようにするための屋内ナビゲーションシステムを開発した.この屋内施設における自己位置推定技術,およびその技術を応用したナビゲーションサービスの実現性および有効性を検証するために大規模商業施設での実証実験を行った.In this paper, we describe demonstration experiments using an autonomous positioning system to estimate self-position in indoors, where is impossible to receive GPS signal. In recent years, position information systems using GPS, such as car-navigation system and portable navigation system, are used for many users. These systems contribute to development of industry and relieve civil life. However, since position information calculated using GPS signal is available only in the place which is possible to receive the satellite signals, GPS cannot be used for routing guidance in indoor environments. Then, we developed an indoor autonomous positioning system using extremely low power radio wave beacon devices to provide position information in indoors. Moreover, we developed an indoor navigation system to provide convenient service like car-navigation system and portable navigation system which can be used also in commercial architecture or office building. We carried out the demonstration experiments in large-s ale indoor commercial facilities, in order to evaluate usability of the navigation service which is application of the autonomous positioning technology, and availability of the indoor positioning technology.
著者
山下 倫央 幸島 明男 車谷浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.26, pp.7-13, 2007-03-14

論文では,一日の電力消費を平滑化するためにエネルギー消費機器の運転時間を動的に変更・制御し,省エネルギー・二酸化炭素排出削減を実現する協調省エネを提案する.協調省エネの機器制御の対象として,消費電力が大きく,かつ運転時間が外部的に決定されてもユーザの負担が少ない家電である全自動洗濯乾燥機と食器洗い乾燥機を想定し,利用時間をシフトさせる.協調省エネ家電の利用時間の変更がなされた結果 どの程度の省エネルギーが達成されたかを数値実験を通して検証する回数値実験の結果に基づいて,協調省エネが達成したi)ピーク時の消費電力の削減比率と,ii)総消費電力量の削減比率,が実際にはどの程度の省エネルギーに匹敵するのかを確認した.In this paper, we propose "cooperative energy saving", which dynamically changes the op erating time of devices consuming electric power to smooth power consumption of a day and to realize energy saving and reduction of carbon-dioxide emissions. The degree of energy saving with cooperative energy saving is calculated through a numerical experiment that the operating time of a washing and drying machine and a dishwasher in households are shifted from noon to midnight. As a result of our numerical experiment, we evaluate that the degree of energy saving in real world from the point of view of i) reduction ratio of a peak of electric power consumption, and ii) reduction ratio of total electric power consumption.