著者
山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.101, pp.84-86, 2007-11

「何も難しいことをお願いしているつもりはないのだが」─。大阪府の担当者はこうつぶやく。大阪府が環境省から受託したバイオエタノール実証事業の開始時期が、石油元売り会社の協力が得られないために、当初予定していた8月上旬から10月以降にずれ込んでいるのだ。
著者
山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.456, pp.34-38, 2006-02-15

NTTのトップ陣が,"インフラただ乗り論"を訴え始めた。「GyaO」や「Skype」が,設備投資を負担していないと糾弾したのだ。背景には,トラフィック増に悲鳴を上げるプロバイダの窮状が見え隠れする。プロバイダ・ビジネスが限界を超えるとき,その影響はユーザーに及ぶ。
著者
阿部 貴浩 張 勇祥 山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1633, pp.46-55, 2012-03-19

ホンダ、ヤマハ発動機、スズキ。日の丸2輪の3強といえば、この名前が挙がる。ところが成長著しい新興国市場で、なぜかスズキの存在感が乏しい。そのせいか2009年3月期から2輪事業は3期連続で部門営業赤字を計上。今期も赤字幅こそ小さくなるものの、30億円前後の営業赤字が残る見通しだ。スズキの2輪事業に何が起きているのか。鈴木修会長兼社長に聞いた。
著者
北爪 匡 中川 雅之 山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1645, pp.58-63, 2012-06-11

東京湾沿岸部、高度成長期の遺構とも言うべき構造物が、その痛ましい姿をまざまざと見せつけている。 首都高速1号羽田線東品川桟橋部。幅17mの4車線、全長1200mのこの橋は、東京五輪前年の1963年に開通した。細部に目をやれば、海からの塩害によってはげ落ちたコンクリートから、腐食した鉄筋がむき出しになり、各所のひび割れには生々しい補修の跡が残る。
著者
山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.124, pp.82-84, 2009-10

米オバマ大統領が景気対策法で45億ドルもの予算を計上したのを契機に、世界的な「スマートグリッド」ブームが沸き起こっている。"賢い電力網"は電力インフラの姿を変え、新ビジネスを生み出す革新性を秘める。 スマートグリッドとは、電力網にIT(情報技術)を付加し、高度化した電力網のことだ。
著者
山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1553, pp.44-51, 2010-08-09

7月17日、朝9時30分。海の日の連休に当たるこの日、長崎港から出た高速船は、福江島(五島市)に到着した。家族連れの観光客らと船を下り、福江島に上陸すると、鬱蒼とした森の濃い緑、海と空の青、砂浜の白のコントラストに目を奪われる。 早速、港からほど近い「レンタカー椿」へ向かう。ここは20台ものEV(電気自動車)レンタカーを保有する。
著者
山根 小雪 中井 智司 李 炳大 細見 正明 勝 宣賢
出版者
The Society of Chemical Engineers, Japan
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.518-521, 2002-09-20
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

二酸化チタン光触媒を繊維状活性炭に担持させたFAC/TiO<sub>2</sub>シート材を用いた脱臭システムの構築を目標とし,メチルメルカプタン(MM)の分解経路及び硫黄収支の解明を試みた.まず脱臭効率について検討し,TiO<sub>2</sub>が氏i株)O線分解よりも優れた脱臭効果を示すこと,FAc/TiO<sub>2</sub>シートはTiO<sub>2</sub>単独よりも優れた脱臭効果を示すことを確認した.次にFAC/TiO<sub>2</sub>シートによるMM分解生成物として,二硫化ジメチル,二硫化炭素,二酸化硫黄,メタンスルホン酸イオン,硫酸イオンを定性した.また,MM分解における硫黄収支は常に50%以上,実験終了時には79%を把握した.一方,比較のために行った氏i株)O線分解では,これら5種の物質に加えて硫化水素も検出され,硫黄収支をほぼ100%明らかにした.
著者
中井 智司 山根 小雪 細見 正明
出版者
Japan Society on Water Environment
雑誌
水環境学会誌 = Journal of Japan Society on Water Environment (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.23, no.11, pp.726-730, 2000-11-10
参考文献数
11
被引用文献数
3 4

Four polyphenols, gallic acid (GA), ellagic acid (EA), pyrogallic acid (PA), and (+)-catechin (CAT), released from <i>Myriophyllum spicatum</i>, are anti-algal allelochemicals. In this paper, we investigated the inhibitory effects of each of these polyphenols on blue-green algae (<i>Microcystis aeruginosa</i> and <i>Phormidium tenue</i>), green algae (<i>Selenastrum capricornutum</i> and <i>Scenedesmus quadricauda</i>), and diatoms (<i>Nitzschia palea</i> and <i>Achnanthes minutissima</i>). We also determined the collective actions of the 4 polyphenols on the inhibition of algal growth.<br>Among the 6 algae, <i>M. aeruginosa</i> was the only one whose growth was significantly inhibited by each of the 4 polyphenols, while PA, GA, and EA each caused some degree of growth inhibition in <i>P. tenue</i> and the 2 green algae. Because none of the 4 polyphenols showed any inhibitory effect on growth of <i>N. palea</i> and growth of <i>A. minutissima</i> was not inhibited by PA, GA or CAT, diatoms appear to have strong resistance to such polyphenols. The algal assays we used to investigate the collective effects of polyphenols showed that (<i>i</i>) blue-green algae, <i>M. aeruginosa</i> and <i>P. tenue</i> were most sensitive to the synergistic actions of PA, GA and CAT, and (<i>ii</i>) the synergistic actions toward the 2 green algae and the 2 diatoms were concentration-dependent. These results indicate the possible feasibility of selectively controlling growth of blue-green algae through use of these polyphenols and/or the allelopathic effects of <i>M. spicatum</i>. Measurement of the autoxidation rates of the 4 polyphenols suggests that (<i>i</i>) their inhibitory effects on the growth of <i>M. aeruginosa</i> could be caused by products of their autoxidation, such as radicals, and (<i>ii</i>) the synergistic action of PA, GA and CAT might be due to acceleration of their autoxidation resulting in increasing production of such autoxidation products.