著者
藤田 香
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.93, pp.47-49, 2007-03

工場排水やオフィスの空調用冷却水、農業用水などの水を利用して、水車と発電機で電気を作る「小水力発電」が注目されている。新エネルギーを推進するRPS法の運用見直しで、市場の立ち上がりが見えてきた。 コピー機や複写機を開発している富士ゼロックス・岩槻事業所の地下では、24時間、365日、"水力発電所"が稼働している。 水力発電所と言ってもダムがあるわけではない。
著者
石 弘之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.112, pp.73-75, 2008-10

【あらすじ】あまり読まれることのないプラトンの著書になかでも、クリティアスだけがよく読まれているのは、副題にもあるように幻の大陸「アトランティス」が登場するからだ。アテナイ(アテネの古名)は、かつてアトランティス大帝国を相手に戦い勝利を収めた。その栄光のアテナイの環境がその後いかに荒廃したか、プラトンは嘆き悲しむ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.44, pp.32-35, 2003-02

腰ほどの背丈の小箱には、都市ガスから水素を取り出す改質器と固体高分子型燃料電池(PEFC)本体、インバーター(周波数制御装置)などが納まっている。相棒である大型冷蔵庫のような大箱の中には、貯湯槽があり、燃料電池の排熱で作ったお湯をためておく。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.81, pp.83-85, 2006-03

実は、環境省が冒頭のクイズを作成したのは2003年。酸性雨に関する報告書がまとまったのは2004年6月だ。環境省は同年の「こども環境白書」から、酸性雨の項目を外した。つまりここ数年で、立ち枯れの原因として「酸性雨はシロ」という見方が大勢になってきた。 その背景には、酸性雨に関する大規模な調査がまとまってきたことがある。
著者
石 弘之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.109, pp.87-89, 2008-07

【あらすじ】時代は1815〜35年。革命後の王政復古とそれに抵抗する市民との戦いで、フランスは騒然としていた。パンを盗んで捕まったジャン・ヴァルジャンは、19年も服役した。出獄後、工場の経営で成功を収め女工の娘コゼットをわが子のように溺愛したが、娘は反王政の貧しい青年マリウスと恋に落ちる。
著者
荒川 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.125, pp.77-79, 2009-11

ワイン愛好家にとって憧れの存在であるロマネ・コンティ。フランスのブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネ村で作られる、毎年6000本程度しか出荷されない希少ワインだ。現在、日本では1本40万円以上で販売される。 2007年5月に米ニューヨークで開催されたクリスティーズの競売では、1985年産1ダースが23万7000ドル(約2200万円)と、市場最高値で落札された。
著者
黒田 章裕 北川 正恭
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.51, pp.126-129, 2003-09

北川 私は内発的な改革が重要だという視点で、三重県知事時代にいろいろな改革を進めてきました。これだけ時代が大きく変化しているときだけに、官も民も内発的な改革が必要だと思うのですが、黒田さんのご意見はいかがですか。黒田 時代が大きく変化していることは、ひしひしと感じますね。先ごろ、IR(インベスター・リレーションズ)の目的で、欧米を回ったんですね。
著者
鈴木 裕美
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.128, pp.70-73, 2010-02

植物由来プラスチックの利用が急速に広がり始めた。ペットボトルや車、家電など、これまで不向きとされた製品に続々と採用されている。厳しい使用環境に耐え、かつ成型しやすい技術が開発され、普及が進む。 「国内最軽量で環境負荷が小さいペットボトル」をアピールし、2009年5月の発売から約半年で2億本を売り上げたミネラルウオーター「い・ろ・は・す」。
著者
真山 仁 福山 哲郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.127, pp.50-52, 2010-01

民主党きっての環境政策通の福山哲郎氏。外務副大臣としてポスト京都議定書の国際交渉に携わり、温暖化対策はビジネスチャンスだと力説する。民主党が描く温暖化政策で日本を再生するシナリオとは。真山 鳩山首相は9月の国連演説で、2020年までに1990年比で25%削減するという目標を宣言しました。
著者
相馬 隆宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.86, pp.41-43, 2006-08

汚れの分解や殺菌といった効果を飛躍的に高める不思議な泡。それが、「マイクロバブル(微小気泡)」だ。水質浄化に威力を発揮し、発生方法の改良が進んだことで、家電製品への応用も始まった。 話は1983年にさかのぼる。三洋電機は、洗濯に使った水を再利用できる世界初の洗濯機「L(エル)プール」を開発した。
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.121, pp.68-71, 2009-07

会場の入り口近くに設けられた「エコステーション」から声が上がる。そこではボランティアの主婦らが花見客にゴミの分別や、リサイクルできる容器の回収を呼びかけている。ゴミゼロのイベント目指す 「これはビニールがはがれるんですよ」 「あ、ホントだ」 こんな会話が聞かれ、紙製容器の表面に張り付いたビニールをはがして分別していく。
著者
吉岡 陽
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.79, pp.55-57, 2006-01

燃料電池があなたの家にやってくる日もそう遠くないだろう。メーカーは3年後の量産開始をにらみ、準備を進めている。次世代コージェネの本命と目される固体酸化物型燃料電池(SOFC)も実用化が見えてきた。 2005年は「燃料電池元年」と言われる。春には、東京ガスと新日本石油が家庭用燃料電池システム(用語解説参照)として初めての商用機を首相公邸に設置。
著者
馬場 未希
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.115, pp.98-100, 2009-01

麻生太郎首相が閣僚を集めて10月21日に開催した地球温暖化対策推進本部の会議で、「試行」という形ながら、日本で始まる国内排出量取引制度の内容が決まった。同時にこの日、政府は参加企業を募集し始めた。 今回の国内排出量取引制度の試行(以下、試行制度)は、政府から参加を強制されたり義務づけられる制度ではない。
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.120, pp.60-63, 2009-06

2008年3月、福岡県大木町議会は「もったいない宣言」を全員一致で可決した。徳島県上勝町に続いて、国内で2番目となる脱焼却・埋め立てを目指すゼロ・ウェイスト宣言だ。 大木町は福岡県の南西部、筑後平野のほぼ中央に位置する農業の町だ。人口は約1万4500人。同町では生ゴミを焼却せずにメタン発酵処理し、分別を細分化することでリサイクル率の向上に取り組んでいる。
著者
相馬 隆宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.96, pp.62-65, 2007-06

ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」は今年4月13日から、九州地区と広島地区の53店舗でジャガイモのポタージュを期間限定メニューに加えた。珍しいものではないが、原料のジャガイモにほかとは違う特徴がある。実はこのジャガイモは、店舗から出た食べ残しなどを混ぜた堆肥を利用して作られたものだ。
著者
荒川 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.120, pp.51-53, 2009-06

日本が記録的な暖冬を送っていた今年2月、地球の裏側にあるオーストラリアでは記録的な熱波が到来し、大地は灼熱地獄と化していた。オーストラリア南東部にあるビクトリア州の大都市メルボルンでは、1月28日から3日間にわたって日最高気温が43℃以上を記録。その後気温は30℃前後に落ち着いたものの、2月7日には再び跳ね上がり、最高気温46.6℃と、観測史上最高を記録した。
著者
永尾 俊彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.66, pp.84-87, 2004-12

突然、ゴミ乾燥機から炎が噴き出して下請け会社の男性作業員が顔や背中に大やけどを負い、ヘリコプターで久留米大学病院に搬送された。 8月28日午前7時40分ごろ、福岡県大牟田市健老町の大牟田・荒尾RDF(ゴミ固形燃料)センターで、ゴミを500℃で乾燥させる乾燥機から出火した。原因はまだ分かっていない。
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.117, pp.72-75, 2009-03

岡山市東部の上道地区。その一角に位置する小鳥が丘団地は、計34世帯120人が住む一見何の変哲もない郊外の住宅地である。 だが、鼻につく異臭で何かおかしいことに気付く。実はこの団地は土壌汚染が大きな問題となっており、分譲した企業と住民の間に訴訟まで起きている
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.133, pp.28-31, 2010-07

日本では存在感の薄い太陽熱発電が、世界の再生可能エネルギー市場では主役に踊り出つつある。"枯れた"技術を組み合わせて使うので、コストの削減余地が大きいからだ。 米ロサンゼルスから車で北に約2時間のモハーベ砂漠。見渡す限りの砂と低木の間に、その太陽熱発電プラントはあった。 東京ドーム2個分ほどの広大な敷地に、強い日差しを受けて輝く2万4000枚もの鏡。