著者
岡崎 貴世
出版者
日本茶業学会
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2016, no.122, pp.21-25, 2016-12-31 (Released:2019-01-01)
参考文献数
11
著者
岡崎 貴世
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.66, 2014

<b>目的</b> マスクには感染症対策、アレルギー対策、ホコリや粉塵などから喉や気管支を保護する効果がある。また、給食施設においては調理従事者の衛生管理対策として使用される。しかし長時間の着用によって内部が蒸れてきて不快感を生じたり臭いを発してくることもある。さらにマスクが微生物の汚染源となり、マスクを介して細菌が食品に伝播されることも考えられる。そこで、マスクの使用状況の調査と使用済みマスクの微生物汚染度を測定した。<br><b>方法</b> 大学生148人を対象にマスクの使用状況に関するアンケートを実施した。マスクの汚染状況は微生物検査とATP検査で評価した。微生物検査は、生理食塩水中で使用済みマスクを一定時間揉み洗いして検査液を調製し、一般細菌(標準寒天培地)、ブドウ球菌(卵黄加マンニット食塩培地)、真菌(PDA培地)の測定を行なった。また検査液のATP検査を行なった。<br><b>結果</b> 学生のマスクの使用頻度は高く、中には一度使用したマスクを翌日に再使用する人がいた。また着用時にマスクを手で触れる人が多いことがわかった。使用済みマスクの細菌汚染状況には個人差があり、汚染度の高いマスクで10<sup>5</sup>cfuを超える一般細菌が検出された。またその大部分はブドウ球菌だった。マスクの一般細菌数とATP発光量に関連は認められず、マスクには今回の測定で検出されない口腔細菌等が多数付着しているため、ATP発光量に影響したと考えられた。<br>
著者
岡崎 貴世
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
no.122, pp.21-25, 2016 (Released:2017-04-28)
著者
岡崎 貴世
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.80, 2014 (Released:2014-07-10)

目的 マスクには感染症対策、アレルギー対策、ホコリや粉塵などから喉や気管支を保護する効果がある。また、給食施設においては調理従事者の衛生管理対策として使用される。しかし長時間の着用によって内部が蒸れてきて不快感を生じたり臭いを発してくることもある。さらにマスクが微生物の汚染源となり、マスクを介して細菌が食品に伝播されることも考えられる。そこで、マスクの使用状況の調査と使用済みマスクの微生物汚染度を測定した。方法 大学生148人を対象にマスクの使用状況に関するアンケートを実施した。マスクの汚染状況は微生物検査とATP検査で評価した。微生物検査は、生理食塩水中で使用済みマスクを一定時間揉み洗いして検査液を調製し、一般細菌(標準寒天培地)、ブドウ球菌(卵黄加マンニット食塩培地)、真菌(PDA培地)の測定を行なった。また検査液のATP検査を行なった。結果 学生のマスクの使用頻度は高く、中には一度使用したマスクを翌日に再使用する人がいた。また着用時にマスクを手で触れる人が多いことがわかった。使用済みマスクの細菌汚染状況には個人差があり、汚染度の高いマスクで105cfuを超える一般細菌が検出された。またその大部分はブドウ球菌だった。マスクの一般細菌数とATP発光量に関連は認められず、マスクには今回の測定で検出されない口腔細菌等が多数付着しているため、ATP発光量に影響したと考えられた。
著者
岡崎 貴世
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.7, 2015 (Released:2015-07-15)

【目的】ウェットティシュは、携帯性にすぐれ水を使えない場所で簡単に使用できるため、外出時や食事の前後の手指の消毒、台所や食卓等において汚れのふき取りや除菌に広く使用されている。多くの使用者は、ティシュの除菌効果を期待して食中毒や感染症予防対策として利用している。そこで、ティシュによる除菌効果がどの程度なのか、水を用いた手洗いによる効果と比較した。【方法】実験には17種類のウェットティシュを用いた。除菌効果は、ティシュの使用前後で被験者の手のひらの細菌検査を行い、その増減で判定した。細菌数の測定にはフードスタンプ(標準寒天、日水製薬株式会社)を用いた。比較として、両手を1回洗浄後タオルで拭きとる方法(手洗いA)と、両手を2回洗浄後タオルでふき取り70%エタノールを擦り込む方法(手洗いB)を用いた。 【結果・考察】ティシュ使用後の除菌率は、多くのものが50%以下だった。また同じメーカーで比較するとアルコールタイプの方がノンアルコールよりも除菌効果が高い傾向があった。しかし残菌率は個人差が大きく、拭き取り方や使用前の手指の汚染状況に影響されると考えられた。手洗いと比較するとティシュの残菌率が低く、特に手洗いBは洗浄後の細菌数が著しく増加(208%)しており洗浄効果は認められなかった。そこで手洗い熟練者と初心者で比較すると、熟練者の残菌率は低くなり、手洗いの熟練度が洗浄効果に影響することがわかった。
著者
岡崎 貴世
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 61回大会(2009年)
巻号頁・発行日
pp.274, 2009 (Released:2009-09-02)

【目的】冷蔵庫は毎日の食事で私たちが口にするものを保存している場所であるため、衛生には特に注意を払い清潔に保っておきたい。しかし、台所のシンクやガスコンロ周りなど汚れが目につきやすい箇所は掃除の頻度が高いが、冷蔵庫は温度が低く菌に汚染されにくいというイメージがあり、定期的に掃除を行う家庭は少ないのではないのかと考えられる。そこで一般家庭の冷蔵庫の細菌汚染状況及び掃除頻度を調査した。【方法】調査は本学学生86名を対象とし、2008年6月17日から7月16日に実施した。細菌検査は、生菌数用・標準寒天と大腸菌・大腸菌群用XM-G寒天(フードスタンプ「ニッスイ」)を使用し、冷蔵庫の棚とドアポケットの2ヶ所を検査した。冷蔵庫の掃除頻度は、自記式アンケートで調査を行った。【結果・考察】調査した全ての冷蔵庫から一般生菌が検出された。また、4割を超える冷蔵庫から大腸菌群が検出された。掃除頻度の低い冷蔵庫ほど検出される菌数は多い傾向にあったが、各冷蔵庫でばらつきがみられた。庫内の汚染状況は、ドアポケットより棚の方が菌の検出率が高かった。これは、棚に置いている他の食材からの汚染が原因のひとつと考えられた。冷蔵庫の掃除は、「年に1回程度している冷蔵庫」では年末やお盆前など決まった時期に行っていることが分かった。しかし、「年に2~3回している冷蔵庫」は『気が向いた時』や『汚れた時』など、不定期に掃除を行っているケースが多く、汚れた部分のみを掃除している可能性が考えられた。今回の結果より、各家庭の掃除頻度は予想以上に低く、また冷蔵庫は多くの細菌に汚染されていることが明らかとなった。
著者
岡崎 貴世
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.61, pp.274, 2009

【目的】冷蔵庫は毎日の食事で私たちが口にするものを保存している場所であるため、衛生には特に注意を払い清潔に保っておきたい。しかし、台所のシンクやガスコンロ周りなど汚れが目につきやすい箇所は掃除の頻度が高いが、冷蔵庫は温度が低く菌に汚染されにくいというイメージがあり、定期的に掃除を行う家庭は少ないのではないのかと考えられる。そこで一般家庭の冷蔵庫の細菌汚染状況及び掃除頻度を調査した。<BR>【方法】調査は本学学生86名を対象とし、2008年6月17日から7月16日に実施した。細菌検査は、生菌数用・標準寒天と大腸菌・大腸菌群用XM-G寒天(フードスタンプ「ニッスイ」)を使用し、冷蔵庫の棚とドアポケットの2ヶ所を検査した。冷蔵庫の掃除頻度は、自記式アンケートで調査を行った。<BR>【結果・考察】調査した全ての冷蔵庫から一般生菌が検出された。また、4割を超える冷蔵庫から大腸菌群が検出された。掃除頻度の低い冷蔵庫ほど検出される菌数は多い傾向にあったが、各冷蔵庫でばらつきがみられた。庫内の汚染状況は、ドアポケットより棚の方が菌の検出率が高かった。これは、棚に置いている他の食材からの汚染が原因のひとつと考えられた。冷蔵庫の掃除は、「年に1回程度している冷蔵庫」では年末やお盆前など決まった時期に行っていることが分かった。しかし、「年に2~3回している冷蔵庫」は『気が向いた時』や『汚れた時』など、不定期に掃除を行っているケースが多く、汚れた部分のみを掃除している可能性が考えられた。今回の結果より、各家庭の掃除頻度は予想以上に低く、また冷蔵庫は多くの細菌に汚染されていることが明らかとなった。
著者
岡崎 貴世
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.63, pp.75, 2011

【目的】パソコンは日常生活の様々な場面で利用され、現代の情報社会において欠かせないものとなっている。仕事や趣味で1日に何時間もパソコンを使用している人も少なくない。最近では食事をしながらパソコンのキーボードやマウスを操作する人も多く見られるようになり、衛生的に問題はないかと考えられた。そこで共同使用のパソコンキーボードの細菌汚染状況と、汚れたキーボードの操作による手指の再汚染について調査した。<BR>【方法】キーボードと手指の汚染度は、細菌検査とATPふき取り検査によって測定した。細菌数は、検査面を綿棒でふき取り標準寒天平板に塗布して35℃、24時間培養して形成されたコロニー数から算出した。ATPふきとり検査はルミテスターPD‐20(キッコーマン食品株式会社)を用いた。汚染キーボードはキーボードカバーに試験者の手洗い水を塗布して作成した。一定時間キーボードを操作した後、手指のATP検査を行い、汚染度を評価した。<BR>【結果・考察】複数の学生が使用する共同使用パソコンのキーボードとマウスの細菌汚染を調査した結果、月変動は見られず季節よりもパソコンの使用頻度の影響を受けると考えられた。キーボードはカバーを装着している方が装着していないものより汚染度が高く、また汚染キーボードを操作することにより手指が再汚染されることが確認された。キーボードにはタンパク汚れや油脂汚れだけでなく生きた細菌が付着していることもあるため、パソコンを使用しながらの飲食はできるかぎり控えるべきであると考えられた。特に共同使用のパソコンは常に清潔な状態で使用するように心掛ける必要があると考えられた。