著者
黒住 幸一 赤井田 卓郎 岡田 清孝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.50, pp.37-42, 1996-10-03 (Released:2017-10-13)
被引用文献数
2

To contribute to ITU-R Recommendation, subjective evaluation of the relative timing of television sound and vision signals was carried out in Japan, Switzerland and Australia. ITU-R Working Party 11A predetermined experimental conditions, such as test material, camera type and viewing distance. The results show that the detectable thresholds are 45 ms for sound advance and 125 ms for sound delay relative to the vision signal ; and the acceptable threshold are 90 ms for sound advance and 185 ms for sound delay.
著者
合志 清一 蓼沼 真 本田 稔 岡田 清孝 榎並 和雅
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.737-746, 1991-06-20

1125本/60Hz HDTV信号(ハイビジョン信号)を6MHzの帯域で放送可能なNarrow MUSEを開発した.本方式は, ハイビジョン信号を米国FCCの決定による地上放送システムATV(Advanced Television)の条件に合うように, RF帯域として6MHz以下で伝送することを目的としたシステムである.本方式開発のために, 帯域圧縮の原理を検討し, コンピュータシミュレーションを行い, 機器の試作を行った.この結果, Narrow MUSEはATVとして充分な性能を持つことが実証された.本論文では, Narrow MUSEのベースバンド処理について報告する.
著者
酒井 達也 A. Jones Mark Smirnoff Nicholas 岡田 清孝 O. Wasteneys Geoffrey van der Honing Hannie 西岡 美樹 上原 由紀子 高橋 美穂子 藤澤 紀子 佐治 健介 関 原明 篠崎 一雄
出版者
日本植物生理学会
雑誌
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.716, 2008

キネシンモータータンパク質は様々な生物において細胞の先端成長及び細胞の形の決定に関与していることが知られている。シロイヌナズナゲノム中には 61 遺伝子のキネシン関連遺伝子が存在することが明らかになっているが、その多くは機能が明らかになっていない。我々はアルマジロリピートドメインを持つ植物特異的キネシン関連タンパク質 ARK1 がシロイヌナズナ根毛の先端成長に関与することを明らかにした。ark1 突然変異体根毛は波状、時に枝分かれの表現型を示し、内側の微小管はより重合して量及び長さが促進されていた。すなわちARK1は根毛内部の微小管量を限定する働きを持ち、これが根毛の先端成長を制御することが示唆された。ARK1 はARK2 及び ARK3 の二つのパラログ含む遺伝子ファミリーをシロイヌナズナゲノム中で形成しており、ARK2 が根の表皮細胞の形態形成に関与することを明らかにした。さらにARK タンパク質と結合する因子として NEK6 タンパク質リン酸化酵素を同定した。nek6 突然変異もまた、シロイヌナズナ表皮細胞の形態形成に多面的な影響を与えており、NEK6 が ARK キネシンに関連した微小管機能を介して細胞の形態形成に関与することが示唆された。