著者
平田 健太郎
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

まず, むだ時間の伸縮を考慮した繰返し制御に関する研究を推進した. また, 概周期信号の適応推定を元に, フィードフォワード的な制御をおこなうことを検討した. 概周期信号の生成機構のダイナミクスに基づく状態推定, LPVシステム理論に基づく周期外乱オブザーバや, 時変周期信号のための自己回帰モデル(TVSARモデル)を用いて, 概周期信号そのものの適応推定をおこなう方法についても検討した. さらに, 適応ノッチフィルタの採用によって, 制御構造そのものを適応化することも検討した.
著者
平田 健一郎 辰口 治樹 望月 環 三谷 正信 矢花 剛 福田 守道
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.323-332, 1992-02-20 (Released:2011-05-09)
参考文献数
13
被引用文献数
1

胃平滑筋腫19例と胃平滑筋肉腫8例について超音波内視鏡(EUS)による超音波断層像を検討し,良・悪性の鑑別診断を試みた.腫瘍の最大径で両者を比較すると平滑筋腫では3.9±1.9cm,平滑筋肉腫では9.9±5.9cmで有意差(p<0.0005)を認めた.腫瘍の最大径別に3cm未満,3~8.9cm,9cm以上の3段階に分類し超音波断層像を検討した.3cm未満では7例中6例が平滑筋腫で,その超音波断層像は辺縁整,内部エコー均一(1例のみ不均川一),径1cm以上の嚢胞(-)で特徴的であった.また,9cm以上の大きな腫瘍は4例全例が平滑筋肉腫で径1cm以上の嚢胞を有していた.しかし3~8.9cmの範囲の腫瘍16例では超音波断層像の組合せで鑑別診断を試みても正診率は60%台に留まった.以上より,最大径3cm未満および9cm以上の腫瘍はEUSでほぼ的確に良・悪性の鑑別が可能であるが,3~8.9cmの腫瘍は鑑別が困難な場合があり,生検を含む積極的なアプローチが必要と考えられた.
著者
松岡 久和 木南 敦 潮見 佳男 藤原 正則 平田 健治 川角 由和 中田 邦博 森山 浩江 多治川 卓郎 油納 健一 渡邊 力 山岡 真治 廣峰 正子 吉永 一行 瀧久 範 村田 大樹
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

各人がおびただしい数の関連業績を研究成果として挙げ、それを基礎に共同研究として、民商法雑誌に2度の特集を組んだほか、ヨーロッパにおける不当利得法の比較の概観につき飜訳を発表した。こうした比較法の動向の研究をふまえ、日本私法学会第75回大会において、シンポジウム『不当利得法の現状と展望』において、成果を学会に問う形でまとめた。