著者
上村 清 倉井 華子 忽那 賢志
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.49-55, 2020-09-25 (Released:2021-09-25)
参考文献数
33

イノシシが引き起こす人獣共通感染症のうち,ウイルス病である日本脳炎,SFTS,狂犬病,E型肝炎,豚インフルエンザ,ニパウイルス感染症,細菌・リケッチア病である日本紅斑熱,寄生虫病である回虫症,旋毛虫症,猪オンコセルカ症,顎口虫症,肺吸虫症,有鉤条虫症,クリプトスポリジウム症について解説した.イノシシから感染する人獣共通感染症が多くあるので,ジビエ料理には衛生管理が欠かせない.
著者
忽那 賢志
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.107, no.11, pp.2276-2281, 2018-11-10 (Released:2019-11-10)
参考文献数
14

近年,エボラウイルス病や中東呼吸器症候群(middle east respiratory syndrome:MERS)等の新興・再興感染症が次々と現れている.医療従事者は感染のハイリスク群であり,疾患の特徴や感染経路について十分な知識を持ち,適切な感染対策を行うことが自身を守ることにつながる.
著者
忽那 賢志
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.37-44, 2020 (Released:2021-05-08)
参考文献数
25

新型コロナウイルス感染者(COVID-19)はSARS-CoV-2による呼吸器感染症である.発症から数日〜1週間ほど上気道炎症状が続き,一部の患者では肺炎症状が悪化し重症化する.基礎疾患のある患者および高齢者は重症化のリスクファクターである.鼻咽頭スワブまたは喀痰のPCR検査でSARS-CoV-2を検出することで診断する.治療は対症療法が主体となり,現時点ではレムデシビルのみ臨床症状を短縮する有効性が示されている.感染対策は標準予防策に加え,接触予防策,飛沫予防策を遵守し,エアロゾル発生手技を行う際には空気予防策を行う.