著者
勝田 敬一 古関 隆章 曽根 悟
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.121, no.6, pp.705-712, 2001-06-01 (Released:2008-12-19)
参考文献数
5

The train service in Japan looses rapidity, comfort and robustness against delays in morning peak hours especially, and it has been a serious social problem. On the other hand, the cost to purchase land for a new track is very high. An efficient train operation is proposed in this paper. The proposed train operation has substantially high rapidity and train density identical to a quadruple-track line, with a novel train scheduling based on full usage of a triple-track line. The significance of the proposed train operation on a triple-track line has been verified based on the calculations of waiting time and boarding time of passengers. Consequently train operators can keep the rapidity, moreover, raise track capacity by operating express and local trains like knitting on triple-track lines.
著者
楊 中平 古関 隆章 曽根 悟
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.122, no.2, pp.104-110, 2002-02-01 (Released:2008-12-19)
参考文献数
8

It is an important factor for railway services to take proper train rescheduling under disrupted conditions. This paper discusses the rescheduling problem in the case of resumption of train operation, in which the train operation has been temporarily suspended by an accident. The authors propose a novel rescheduling method using selective stops schedule pattern. The proposed rescheduling problem has been formulated as a nonlinear optimization problem, and it has been solved by the simulated annealing method. Finally, the proposed methods are applied to a typical commuter line, and the efficiency of these methods has been verified through simulations.
著者
曽根 悟 高木 亮
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.116, no.11, pp.761-764, 1996-10-20 (Released:2008-04-17)
参考文献数
5
著者
曽根 悟
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電氣學會雜誌 (ISSN:00202878)
巻号頁・発行日
vol.113, no.1, pp.39-42, 1993-01-20 (Released:2008-04-17)
参考文献数
1
被引用文献数
1
著者
曽根 悟 笠井 啓一
出版者
東京大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1987

1960年代末以降民鉄各社は相次いで電力回生ブレーキを用いた車両を導入し、現在ではJRを含めて新造車のほとんどが回生車となっている。この変化に合わせて、饋電システムの設計・回生車の制御を見直したのが本研究で内容的に直流饋電システムと交流饋電システムとに分けて記述する。1.直流饋電システムの回生車運転線区向け設計・制御回生失効確率を減らすための有効な方策として、変電所無負荷送出電圧の低減または電車線許容最高電圧の増加、変電所の電圧変動率の低減または定電圧制御、饋電線抵抗の低減を明らかにした。回生余剰エネルギーの吸収設備として変電所等へのインバータ・抵抗・蓄積装置等の導入は、これらの設備が有効に活用できる条件が複雑で、必ずしも一般性がないことも明らかにした。2.回生車を導入する線区向けの交流饋電システムのあり方直流饋電システムは原則として全部並列饋電されるので停電はないが、交流では横流防止、保護上の観点から単独饋電となり、異電源セクションで停電することが多い。この場合回生車のセクション通過を可能とするために、多くの可能性の中から、以下の方式有望なものとして選定し、開発を進めた。セクション制御方式としては(1)微小並列切替え方式、(2)瞬時切替方式、(3)微小時間切替方式、(4)抵抗セクション方式、これらに対応する車両の制御としては、(5)、(1)〜(3)に対応する架線側PWM制御変換回路の主変圧器偏磁防止機能付制御、(6)(4)に対応する自励回生電圧位相制御3.PWM制御交流回生車のビート・トルクリプル抑制制御将来の交流回生車の主流となる標記の方式の実用上の最大の妨げである、複変換器間干渉を除去し、トルクリプルを低減する制御方式を開発した。
著者
曽根 悟 水間 毅 高野 奏
出版者
工学院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

純電気ブレーキの第一段階としての,電動車の電気ブレーキを停止まで用いることについては,新京成電鉄に続いて小田急電鉄,東急,名鉄,JR東日本など,採用に踏み切る鉄道が急速に増えている。しかし,このことは本研究がねらっていることが既に不要になって実用化が進んでいる訳ではなく,現状は全て狭義の「純電気ブレーキ」である,通常の運転に摩擦ブレーキを使わないものではなく,広義の純電気ブレーキの一種である停止まで電動車の電気ブレーキを使う方式であって,今後の本格的な「純電気ブレーキ」化にむけて,本研究の重要性が一層増してきたことを意味している。最初の2年間の研究で過走に対する対策の確立に向けての議論がほぼできあがったので,最終年度である平成15年度には,回生ブレーキの能力を有効に発揮させるための対策としての,饋電システムのあり方や列車群の運転法などに議論の中心を移し,併せて車両が持つべき回生能力やMT比についての検討を進めた。純電気ブレーキが順調に普及している現時点では,これらのことを含めた総合的な報告にまとめることの必要性が高いと判断されるので,報告書には本研究期間の3年間以前からの分も含めて,現時点での純電気ブレーキ化に必要と思われる主要な技術情報を網羅する形で,以下のようにとりまとめることにし,多くの鉄道事業者やメーカに配布する予定である。1.「純電気ブレーキ」とその実用化のステップ2.停止までの電気ブレーキの実現3.回生モードの電気ブレーキの確実性・信頼性4.回生失効対策5.純電気ブレーキによる特性改善の可能性6.純電気ブレーキ能力の現実的制約7.滑走の発生とその対策8.速度・位置検知誤差の問題とその対策9.高速回生能力の制約と現実的活用法10.MT比と使用可能な減速度11.高速回生能力を格段に高める方法12.運転特性改善のための簡易自動運転の提唱13.運転特性改善のための手動運転の補助14.純電気ブレーキの将来構想