著者
黒瀧 悠太 椎塚 久雄
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.109, pp.143-146, 2010-10-30

This paper discusses our listening evaluations of the affective values of different percussive rhythms consisted bytwo kinds of MIDI timbre. Two-way analysis of variance (ANOVA) (pattern×BPM) were used to analyze. The resultsconfirmed that affective values changed with changes in rhythms. The applicability of this study to music therapy isalso examined.
著者
市原 恭代
出版者
工学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01 (Released:2016-04-21)

災害下においては一人の人間も逃げ遅れることなく避難するよう誘導すべきである。そのためのデザインは万人に共通したサインを送ることを要求される。しかし、人間の色の感じ方は一様ではない。遺伝子のタイプの違いによって色の見え方が異なる人が日本には300 万人以上存在する。ヒトの色覚に多様性があることはあまり知られておらず、そのために起きる社会の諸問題は解決されていない。とりわけ色分けされた防災地図において、適切な色が使われていないと生命の危険さえある重要な場面で誤情報伝達が起きる可能性がある。この研究では、従来色弱と呼ばれてきた日本の男性5 パーセントを占める赤と緑を混同するタイプの色覚の人々をも配慮して、全ての人に誤情報が伝わらないようなカラーユニバーサルデザインを実際に設計・提案している。これらの基礎研究の結果を生かし、2004年にNPO 法人カラーユニバーサルデザイン機構を立ち上げに協力し現在は理事を務めている。Color Universal Design Organization (カラーユニバーサルデザイン機構)、略称CUDO (クドー) は、社会の色彩環境を多様な色覚を持つさまざまな人々にとって使いやすいものに改善してゆくことで、「人にやさしい社会づくり」をめざすNPO 法人である。その結果、色覚バリアフリー/カラーユニバーサルデザインへの配慮を啓発する活動は科学界の外へも広がり、色彩学者、デザイナー、色弱者団体の関係者らがこの活動に賛同して、具体的にどのようなデザインが見分けにくいのか、そのデザインをどう変えれば見分けやすくなるのか相談を依頼してくる企業、自治体、団体等に対して、科学的で実用的なデザインが生まれることとなった。
著者
青山 友里 椎塚 久雄
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.109, pp.139-142, 2010-10-30

People live in stress time with various problems: for examples, friendship, jobs and money. Therefore, it is thought that people should release the stress to keep the mind and body healthy, and to keep the life relaxed and wealthy. A robot therapy was utilized in this research to release the stress in such a daily life. In recent years, the robot therapy is attracting attention instead of animal therapy. The robot therapy is a psychotherapy by which a robot (such as pet robot and personal robot) is utilized to heal patient's mind. In this research, whether the effect of stress mitigation would be acquired by contact to a dinosaur type pet robot named "PLEO" or not will be investigated. First, shortened version of POMS on "Current feelings" is asked (about five minutes). Afterwards, subjects touch PLEO (about 15 minutes). Shortened version of POMS is asked again after touch and answer to the "Current feeling after begin to touch" and the questionnaire concerning PLEO (free description and selection type) are answered (about ten minutes). 77.4% of the subjects felt the pressures reduction by coming in touch with PLEO.
著者
数馬 広二 KAZUMA Koji
出版者
工学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002 (Released:2002-04-01)

江戸時代上野国に存在した剣術流派の中で強い継承力(約600年)をもった馬庭念流(まにわねんりゅう)を中心に、上野国(新田郡・群馬郡・多胡郡・甘楽郡・緑埜郡の武蔵国国境地域、)武蔵国(比企郡・秩父郡)の調査を通し、苗字や刀を持った農民が、学んだ剣術流派継承の実態(門人階層、経営状況、修行内容)を明らかにすることを目的とした。(1)新田郡において1770年〜1781年まで、39村で門人が確認され、免許を受けた新田岩松家由緒・田部井源兵衛(たべいげんべえ)が道場を開き、妻沼聖天宮など3神社に額を奉納(1854年)していた。門人は利根川沿岸の河岸問屋、日光例幣使街道沿いの商人、名主などであった。(2)多胡郡において1685年〜1835年までの門人所在村(入門者数)は、36村で、通算入門者数は馬庭村(289名)、吉井町・宿(79名)多比良村(68名)などが多かった。また馬庭村・松本家は、江戸時代初期、門人を指導していたことがあった。(僧偽庵よりの書状)(3)上野国甘楽郡・緑埜郡の武蔵国との国境域で1685〜1864年までの門人所在村は12村で、入門者合計で多い村から挙げれば、鬼石村(28名)、神原村(19名)、三波川村(18名)保美村(16名)などが多かった。(4)門人は、名主家、中世武士の系譜をもつ名主家や河岸業で成功した商人などがあり、彼らは馬庭念流が行った奉納額活動などの事業をバックアップするだけの経済的力量を持っていた。(5)上野国には、天真甲源一刀流、真之真石川流、小野派一刀流なども存在した。これらの調査は今後の課題とする。
著者
岡田 理香
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学共通課程研究論叢 (ISSN:09167706)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.49-62, 2008

J. R. R. トールキンの『ロード・オブ・ザ・リング』は、出版当初あまりよく売れない本だった。しかし年を経ていくうちに多くの人に読まれるようになり、今ではこの作品を知らない人はほとんどいない。今世紀の映画化によって、『ロード・オブ・ザ・リング』は世界中にその名を知らしめることとなった。 トールキンの作品は様々な要素を豊かに含んでいる。彼はミドルアースの歴史を作り、独自の言語を作り、登場人物たちの背景についても詳細に渡るまで書いた。さらにトールキンは伝説や神話、そして聖書などの要素を取り入れてこの作品を書き上げた。トールキン自身はこの作品にアレゴリーはないと述べているが、作者がカトリックの信者であったことから、作品の中に聖書的意味を見出すことは可能なものと思われる。例えば善と悪の戦い、登場人物の成長などが挙げられる。登場人物たちはそれぞれが役割を持ちながら、時折キリト的な性質に変わる。ガンダルフは戦いの後に蘇生して白のガンダルフへと生まれ変わり、フロドは他の人が負うことのできない重荷 --指輪-- を負ってモルドールへ向かう。アルゴルンはリーダーであり王でもある。サムはフロドの良き理解者であり、助け手でもある。また、最後に登場人物が別世界へ旅立つという点においては、著者が別世界The Kingdom of Heavenへ憧れていたことを示している。 トールキンはこの作品に、聖書に見られる人の賜物やキリストの姿、そして永遠の命を表わした。作品の中に深い意味を探ることは、作品を味わうという点でも、知識の幅を広げる点でも有益である。意味を知ることでより奥深い鑑賞ができ、それを共有することで、知恵も知識も深まっていくものと思われる。
著者
中川 優樹 石田 貴正 平野 晃昭 中村 納
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.111, pp.85-90, 2011-10-30

This paper considers a highly accurate extracting method for facial area and facial parts from a natural background based on moving and color information. To obtain facial parts, Q-element in the YIQ color model and Quesi-chrome (Qc) in the modefied HSV color model are mainly used. In our previous method, more than 90% of extracting accracy of facial areas was obtained. However, there still remain problems to be solved such as extraction accuracy and the evaluation of the facial area extracted. In this system a robust extraction system is proposed. From the computer simulation using 14,179 images, 97.10% for facial area and using 3,562 images, 92.70% for the mouth and 89.80% for the eyes are correctly extracted, respectively.
著者
時田 拓明 高信 英明 二上 将直 堀江 数馬 鈴木 健司 三浦 宏文 稲田 喜信
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
vol.106, pp.7-11, 2009-04-30

In the natural world, various crowds exist. Ants form a procession in the process of looking for food. Fish defend themselves from foreign enemies by crowding them. It is called "Swarm Intelligence" when a living thing takes a simple action to crowd in a unit and to do a complex and ordered action. For many controls of robots, Swarm Intelligence is advantageous. In this laboratory, a Swarm Intelligent robot has been researched. Two operations (approach and repulsion) have been achieved amongst three basic operations needed to achieve Swarm Intelligence. Concurrent motion insufficient in Swarm Intelligence to date was achieved with a geomagnetic sensor and communication system in this research. Moreover, to make the best use of the advantages of Swarm Intelligence, the function to deal was added to the breakdown. In addition, a geographical feature search system using a communication system is porposed.