著者
杉山 二郎 山崎 幹夫
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.15, no.6, pp.463-468, 1979-06-01

世界の文化史の中で, 毒や薬が果して来た役割は大変に大きく, 興味深い, お招きした杉山二郎氏には「鑑真」「大仏建立」「正倉院」「西アジア南北記」などの著書があり, その博学と見識の深さについてはつとに知られるところである。時間が足りなかったため, 今日はその一端をうかがうに止まったが, いわばイントロダクションとも言うべき今日のお話の中だけにも, 我々にとって興味ある問題のヒントがいくつもあったように思われる。
著者
杉山 二郎 山崎 幹夫
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.15, no.6, pp.463-468, 1979-06-01 (Released:2018-08-26)

世界の文化史の中で, 毒や薬が果して来た役割は大変に大きく, 興味深い, お招きした杉山二郎氏には「鑑真」「大仏建立」「正倉院」「西アジア南北記」などの著書があり, その博学と見識の深さについてはつとに知られるところである。時間が足りなかったため, 今日はその一端をうかがうに止まったが, いわばイントロダクションとも言うべき今日のお話の中だけにも, 我々にとって興味ある問題のヒントがいくつもあったように思われる。
著者
杉山 二郎 Jiro Sugiyama
出版者
国際仏教学大学院大学
雑誌
国際仏教学大学院大学研究紀要 = Journal of the International College for Advanced Buddhist Studies (ISSN:13434128)
巻号頁・発行日
no.3, pp.69-123, 2000-03-31

Mori Ogai (森鴎外) is one of the most famous Authors in mode rn Japan. He not only created many works of fiction, dramas, and critical essays, but also translated many examples of Western and the Eastern thought. He was a humanist and an enlightenmentalist (Aufklarer). In this essay, I attempt to study his curiosity about Indology and Buddhism, of course, he had knowledge of chinese classical literature, confucianism and Taoism. However, his study of Buddhism in paruicular started when he was a medical student. Later, while studying in Germany (1884~1888), he confuted the opinion of Dr. E. Nauman, a geologist who was then living in Japan, with regard to Buddhism. Mori Ogai also made a study of the Sanskrit language, of Indology as well as of Buddhism, and he collected Chinese Tri-pitaka Sutras as published by Tokyo Shoin. Especially, together with, Mr. Omura Seigai(大村西崖)he translated Edmund Hardy's "Konig Asoka", with reference to Christian Lassen's Indische Altertumskunde. This book was a pioneer guide-book about King Asoka. Mori Ogai's Indological and Buddhistic knowledge gives rich evidence of his creative talent.
著者
杉山 二郎
出版者
新潮社
雑誌
芸術新潮 (ISSN:04351657)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.p110-118, 1976-06
著者
原 實 今西 順吉 落合 俊典 木村 清孝 津田 眞一 デュルト ユベール 杉山 二郎 平川 彰
出版者
国際仏教学大学院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

平成13年度以来同16年迄の4年間、幸い科学研究費補助金の支給を受け、研究協力者の助言を得ながら研究を続行し得た成果を以下に報告する。近時ジェンダー研究が盛んで本邦に於いても社会学者を中心に所謂「女性差別」「男女平等」を学問的に研究しようとする気運が昂まった。筆者はこの問題を自らが専攻する古代インドの文献に徴して学問的に研究しようと試み、方法論を筆者の専攻する文献学に取り、斯学の世界的リーダーとして令名の高かったロンドン大学のJ.Lisley博士の精神的支持を得てその研究に従事した。不幸にして同博士は昨年急逝したが、同種の研究に従事する「ギリシャの女たち」の著者桜井万里子氏(東大教授)やタイ国の法制史を研究し比丘尼の生活規範を纏め上げた石井米雄氏(文化功労者、京大名誉教授)の助言を得ながら同学のインド古典研究者、仏教学者を研究協力者として研究を進めた。ここに提示するものは過去四年間に亘って研究代表者が発表したもの中心に同類の「女性」に関する過去の研究を一括したものである。その結果分量が大部となり、従って研究協力者の論文は今回見合わせざるを得ず、それらは別の機会に発表する事とした。古代インドの「貞女」「烈女」「淫女」の諸相、「妻」「娘」の地位を中心に「男尊女卑」の系譜を辿ると共に、「貞節」「不倫」の諸問題を系統的に文献に徴して整理したものである。