著者
後藤 博之 杉浦 敏文 原田 幸雄 数井 暉久
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.497-501, 1999-04-15 (Released:2010-10-28)
参考文献数
19

腕時計用に開発された自動発電機構がリードレスペースメーカー電源としてどの程度有効であるか, その可能性について検討した. SEIKO社製の腕時計から, 発電機構とキャパシタ (0.33F) を取り出して適宜固定し, ポリビニル製カプセルに納めた (AGS). AGSを2.0V (0.66J) に満充電して, 市販のCMOS-ICを使って製作したパルス発生回路の電源とした. 本回路は1.47mAのパルス (0.5rnsec, 1Hz) を510Ωの負荷抵抗に供給し続けた. この際のAGS電圧は, 加速度発生装置 (±1.7G, 2Hz) を使った発電により1.6Vに維持した. AGS (0.66J) は, パルス発生回路と麻酔下の雑種成犬の心筋に420mJを供給し, 140bpmのペーシングを60分間維持した. 右心室壁に固定したAGSは, 1心拍につき13μJの発電をした. 以上よりAGSは心臓を刺激する充分なエネルギーの供給を期待できると考えられる.
著者
中道 芳美 鮫島 道和 顧 寿智 杉浦 敏文 Yoshimi NAKAMICHI Michikazu SAMEJIMA Shouzhi GU Toshifumi SUGIURA
雑誌
聖隷クリストファー大学看護学部紀要 = Bulletin of Department of Nursing Seirei Christopher College
巻号頁・発行日
vol.14, pp.169-176, 2006-03-31

絵画療法は、手、指、脳の働きを適度に緊張・緩和させるので、血液循環が良くなり、特に脳の前頭葉の部分を刺激し、神経伝達物質(ドーパミン)が放出され、浄化作用(カタルシス)を促す。適度な集中をくり返すことは、身体や脳の機能回復にも役立つ。どんな作品にしようかと図案構成をすることが、脳の思考回路を活発にする。絵画制作を通して自己表現をし、充実感、達成感を味わうことで情緒の安定を図ることが出来る。また、お互いの作品を認め合うことで、コミュニケーションが深まり、信頼関係が生まれる。そこには、言語としてのコミュニケーションだけではなく、非言語コミュニケーションも含まれる。この様な個別支援は生きがい支援となり、生活の質(QOL=Quality of Life)の向上を促す。絵画療法が、具体的な身体的な変化を生み出していることを、唾液中のコルチゾールを測定することで、確認することが出来た。
著者
中道 芳美 鮫島 道和 顧 寿智 杉浦 敏文
出版者
聖隷クリストファー大学
雑誌
聖隷クリストファー大学看護学部紀要 (ISSN:13482017)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.169-176, 2006-03-31
被引用文献数
1

絵画療法は、手、指、脳の働きを適度に緊張・緩和させるので、血液循環が良くなり、特に脳の前頭葉の部分を刺激し、神経伝達物質(ドーパミン)が放出され、浄化作用(カタルシス)を促す。適度な集中をくり返すことは、身体や脳の機能回復にも役立つ。どんな作品にしようかと図案構成をすることが、脳の思考回路を活発にする。絵画制作を通して自己表現をし、充実感、達成感を味わうことで情緒の安定を図ることが出来る。また、お互いの作品を認め合うことで、コミュニケーションが深まり、信頼関係が生まれる。そこには、言語としてのコミュニケーションだけではなく、非言語コミュニケーションも含まれる。この様な個別支援は生きがい支援となり、生活の質(QOL=Quality of Life)の向上を促す。絵画療法が、具体的な身体的な変化を生み出していることを、唾液中のコルチゾールを測定することで、確認することが出来た。
著者
貴志 浩久 不破 輝彦 久保村 大樹 杉浦 敏文
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.75-80, 2014 (Released:2014-11-07)
参考文献数
25

機能性食品における抗疲労効果に関してはアンケートによる主観評価法が主として用いられており,簡便,且つ直接的に疲労を評価している報告は少ない.本研究では筋電図を用いたアンセリンの抗疲労効果を検証する方法を提案するとともに,健康な成人男性 17 名(平均年齢 35.5 ± 5 歳 体重 75.5 ± 5 kg)に対して臨床試験を行い,その効果を検証した.試験プロトコールとして 1 回の試験につき 2 度足上げ運動を行い,筋電図周波数中央値の変化を算出,二回の運動中のその一次回帰直線の傾きの回転角を疲労指標 (AFI) とすることにより変動による差を低減させた.さらに,周波数解析区間を分けることにより,アンセリンの筋肉疲労軽減効果を確認した.
著者
菅原 清子 堀口 寛子 沖田 善光 竹田 千佐子 鮫島 道和 高橋 勲 平田 寿 杉浦 敏文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.456, pp.57-60, 2005-12-02

経穴刺激と自律神経活動, 即ち身体の状態の間には密接な関係が存在することが指摘されている. 中でも足底の指圧は比較的手軽な手法であるため一般に広く行なわれており, その効果も看過できないものがある. 本研究では被験者22名に対して足底のツボを指圧することにより, 自律神経活動と脳波がどのように変化するのかを検討した. 自律神経活動を解析した結果により, 指圧中に交感神経の活動レベルが増加する被験者群(Sym-G)と副交感神経活動の活動レベルが増加する被験者群(Para-G)に分けて検討した. 指圧時には両群ともに脈波伝播時間は遅くなり, 心拍数は減少した. 脳波のα1帯域(8〜10Hz)パワーに関しては, Sym-Gで右足指圧時に増加したが, Para-Gではあまり変化が見られなかった. また脳波のα2帯域(10〜13Hz)パワーに関しては両群ともに同じような傾向が見られた.
著者
丸岡 弘和 杉浦 敏文 西垣 正勝
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.26, pp.203-208, 2006-03-17

近年,内部不正者による情報漏洩が社会問題となっている.我々は,ユーザが不正を行う際に不審な挙動が現れることに着目し,内部不正者のリアルタイム検知を実現する方式を検討している.これまでに「横目で周囲を確認する(チラ見)」という行動の検出による内部犯検知の可能性を探ったところ,被験者は実験を重ねる内に徐々に自分の体の制御の仕方を覚え,チラ見を発生させずに不正を行うことができるようになることが判明した.そこで本稿では,不正を行う際のユーザの心理状態の変化をダイレクトに検出できる心拍数の変化を内部犯検知に利用する手法を導入する.心拍数を自分で制御することは基本的には難しいため,訓練を重ねた内部不正者であっても不正の検知を回避することはより困難になると考えられる.本手法について,新たに基礎実験を行うことによりその有効性を確かめる.We proposed a real-time detection of internal fraud by sensing insider's suspicious behavior in our previous work, but in which we found that experimented insiders could be able to control their behavior and avoid detection of their fraud. Therefore, in this paper, we introduce to detect heartbeat interval of insiders. It is well known that when human being gets nervous, his/her heartbeat interval will immediately change. Since it is impossible for human being to control heartbeat, it is expected that using heartbeat interval as a suspicious behavior makes it more difficult for even experienced insiders to avoid detection. By conducting some experiments, we evaluate its effectiveness.
著者
陳 曦 高橋 勲 沖田 義光 平田 寿 杉浦 敏文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.423, pp.77-82, 2012-01-20

音刺激(怖い音と快適な音)に対する心理反応を脳波前頭葉非対称性モデル(anterior asymmetry and emotion model, AAE model)と吉田法によって評価,検討し,両方法の信頼性と関連性を検討した.被験者は21〜25歳までの大学院生13名(22.9±1.3歳)であり,実験中はゆったりとした椅子に座って目を閉じてもらった(前安静10分,音呈示5分,後安静10分).AAEモデルによって消極的な反応を示したと判断された被験者は吉田法による評価では不快度が増加しており,積極的な反応を示したと判断された被験者は快適度が変わらないか,少し快な状態へと変化していた.本研究の結果,AAEモデルと吉田法は心理評価法として信頼できる方法であるとともに両者の間に一定の関係があることが分かった.