著者
坂本 敏幸 宇治川 利信 岩谷 義幸 伊達 吉克 松永 孝治 長町 亨 国重 静司
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.22, no.53, pp.1-6, 1998-10-08

Use of 3D CG for Election Reporting Program has been expanding in accordance with improvement of CG technology. In this paper we have outlined our development of in-house real time CG system for Election Reporting Programs and its stable operation.
著者
恒川 佳世 梶村 恒 松永 孝治
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース 第126回日本森林学会大会
巻号頁・発行日
pp.417, 2015 (Released:2015-07-23)

電気インパルス(人工的に発生させた静電気による衝撃)はマツノザイセンチュウ(以下、線虫)を駆除できるかもしれない。本研究では、技術開発の基礎データを得るために、水中での線虫殺虫試験と線虫接種した2年生クロマツ苗木における線虫殺虫試験を行った。まず、今回用いた電気印加機器で、苗木の樹幹に7.0±2.8A(平均±SE)の電流を流すことができた。そこで、同程度の電流をシャーレ中の線虫懸濁液(250頭/ml)に流した。この場合の線虫殺虫率は、1分印加で39.5%、5分印加で64.0%、10分印加で82.1%となった。苗木には5000頭の線虫を接種し、約1カ月後に1分印加と15分印加を行った。その結果、15分印加では、対照区に比べて線虫密度が有意に低くなり、樹幹内における殺虫効果が実証された。なお、15分の電気印加を行っても、樹幹部に通水阻害は確認されなかった。ただし、内樹皮が変色した様子が見られた。以上の結果から、水中と樹幹内共に7A前後の電気印加によって線虫を殺虫することが可能であり、高い殺虫効果を得るには10分以上の印加が必要であることがわかった。一方で、内樹皮の変色によって苗木にどのような影響が生じているのか更なる検討が必要である。
著者
松永 孝治 大平 峰子 倉本 哲嗣
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 = Journal of the Japanese Forest Society (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.91, no.5, pp.335-343, 2009-10-01
参考文献数
44
被引用文献数
1

効率的なクロマツさし木苗の生産方法を確立するため, 二つの実験を行った。まずさし木発根性に及ぼす穂のサイズの影響を調べるため, 5家系の5∼6年生クロマツ採穂台木各1個体から穂を採取してさし付けた。その結果, 穂が長いほど, また穂の直径が太いほど発根性が低下する傾向があった。次に, 採穂台木の剪定後に得られる萌芽枝数とそのサイズに影響する要因を明らかにするために, 5家系各3個体の4年生クロマツ採穂台木について, 剪定した枝とそこから発生した萌芽枝数とサイズの関係を調べた。その結果, 剪定枝あたりの萌芽枝数は剪定枝上で萌芽枝が発生している部位 (萌芽帯) の長さと剪定枝の直径, 萌芽枝のサイズは剪定枝の直径に強く影響された。また分散分析の結果, 萌芽枝数, 剪定枝の直径および萌芽帯の長さは家系間に有意差があった。これらの結果は家系の選抜により萌芽枝数の改良が可能であることを示唆した。
著者
下山 泰史 丸 章彦 松永 孝治
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.125, 2014

【目的】マツ材線虫病に対して種々の防除手法が開発されているが,各手法はそれぞれ異なる特徴を持つ。ここでは、抵抗性マツと樹幹注入剤を併用した場合の防除効果を検討するため,クロマツ苗木を用いた試験を行った。【方法】クロマツ抵抗性品種4家系及び精英樹1家系の苗に、2012年3月に酒石酸モランテル(グリンガード・NEO(ゾエティス・ジャパン(株)))を3段階の濃度で地際部に注入した。同年7月にマツノザイセンチュウ(<i>Bursaphelenchus xylophilus</i>)のアイソレイトSc9,1万頭をシュートに接種した。一部の苗について,線虫接種前に樹体内のモランテル濃度を測定した。2012年12月に苗の発病状況を観察した。【結果】抵抗性家系は精英樹家系より枯死率が低く,これは注入したモランテル濃度が低い場合に顕著であった。酒石酸モランテルを注入した場合,注入濃度の増加に伴い樹体内のモランテル濃度は増加し,苗の枯死率は低下した。これらの結果は抵抗性マツと樹幹注入の併用が防除効果を高めることを示唆した。
著者
下山 泰史 久保田 好枝 丸 章彦 松永 孝治
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.126, 2015

【目的】マツ材線虫病の防除方法には、抵抗性マツの導入、樹幹注入剤の使用等があるが、これらの防除方法の特性を効果的に組み合わせる事で、より高い防除効果が期待できる。そこで、両法を併用した場合のマツ材線虫病に対する防除効果を検討した。【方法】抵抗性クロマツ2家系及び精英樹1家系に由来するさし木苗を用い、2013年3月に酒石酸モランテル(グリンガード・NEO<br>(ゾエティス・ジャパン㈱))を地際部に注入した。同年7月にマツノザイセンチュウのアイソレイトSc9を1,000、3,000及び10,000頭接種した。同年12月に病徴を観察した。【結果】抵抗性由来の苗の10%で全身的な病徴が認められ、精英樹由来の苗は接種線虫濃度の増加に伴い23、29、64%の苗が枯損した。一方、樹幹注入した場合、抵抗性由来の苗に全身的な病徴は認められず、精英樹由来の苗は枯死率がそれぞれ0、7、21%に低下した。以上から抵抗性マツと樹幹注入剤を組み合わせることでより防除効果が高まることが示唆された。
著者
松永 孝治 飯田 正博 西田 孝史 大久保 英彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.57, pp.9-12, 2002-09-06

「FIFA2002ワールドカップ」(日本,韓国共催)のスタジオパート,およびハイライト番組をバーチャルセットシステムを使って生放送した.3次元リアルタイムCGソフト「vizrt」(vizrt社製)とハイビジョン描画システム「AV-VS3000」(松下社製)を組み合わせたバーチャルシステムの構築は今回初めてである.ペデスタルカメラ用とクレーンカメラ用の2式のバーチャルシステムを1台の制御PCで制御する構成とし,カメラデータのフォーマット変換およびvizrtのシーンの外部制御のためのプログラムを開発した.