著者
三澤 遼 木村 克也 水町 海斗 服部 努 成松 庸二 鈴木 勇人 森川 英祐 時岡 駿 永尾 次郎 柴田 泰宙 遠藤 広光 田城 文人 甲斐 嘉晃
出版者
一般社団法人 日本魚類学会
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
pp.20-023, (Released:2020-10-02)
参考文献数
192

New distributional records of forty-five fish species off the Pacific coast of Tohoku District, northern Japan are reported, based on specimens trawled by the R/V Wakataka-maru (Japan Fisheries Research and Education Agency) during surveys in autumn of each year from 1995 to 2019. The records include northern distribution range extensions of 19 species, distribution gaps filled for 17 species, and northern and southern limits along the Pacific coast of Japan for eight and one species, respectively. Twenty-seven species were recorded off Tohoku District for the first time. In addition, taxonomic notes for each species, including some meristic and morphometric data from the collected specimens, are also provided.
著者
西 智弘 小杉 和博 柴田 泰洋 有馬 聖永 佐藤 恭子 宮森 正
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.337-340, 2016 (Released:2016-12-05)
参考文献数
11
被引用文献数
1

本邦における余命の告知が,内容まで含めてどの程度具体的に行われているのかを示した報告は少ない.2013年4月から2016年3月までに,緩和ケア科の初診に紹介された患者について,前医における余命の告知に関する記載について診療録から後方視的に抽出した.結果,248名が調査対象として抽出され,そのうちの43%が「数字断定」の告知を受けていることがわかった.一方,19%の患者・家族は,主治医から余命について「聞かされていない」という結果であった.本研究から,一定の割合で「数字断定」的な余命の告知が行われていることが示唆され,終末期の話し合いについての改善の必要性が改めて示された結果であると言える.
著者
竹谷 裕平 髙津 哲也 山中 智之 柴田 泰宙 中屋 光裕
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.130-132, 2018 (Released:2018-01-19)
参考文献数
11

キアンコウの外部形態である瘤状鼻管幅の性的二型を利用した性判別法の精度を検証した。体重1 kg以上のキアンコウの全長(TL)-瘤状鼻管幅間の雌雄別回帰式は,雄が相対的に大型の瘤状鼻管幅を示した。両回帰式の±20%の範囲で性判別した正答率は,400-499 mmTLで93.0%,500-899 mmで94.9-96.0%,≥900 mmで100%を示し,400 mmTL以上で実用的な性判別法と判断した。雄の大型の瘤状鼻管は産卵行動に関連し,雌のフェロモンを感知するのに有効と考えられた。
著者
西 智弘 小杉 和博 柴田 泰洋 有馬 聖永 佐藤 恭子 宮森 正
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.901-905, 2017 (Released:2017-01-19)
参考文献数
8

2015年8月から,他院で化学療法中の患者を緩和ケアとして併診する目的で,早期からの緩和ケア外来(EPC外来)を開設.2015年8月~2016年1月に,EPC外来を受診した患者について,初診診察時間,診察の内容,入院・死亡までの期間などについて,診療録から後ろ向きに調査を行い,同時期に腫瘍内科を受診した患者と比較検討した.結果,EPC外来群19名,腫瘍内科外来群11名が,それぞれ延べ80回および117回外来受診.初診外来での診察時間中央値は各45分(10〜106),38分(23〜60)であった(p=0.17).診察の内容は,症状緩和,コーピングなどについてはEPC外来群が有意に多かった.EPC外来群では初診から60日以内死亡が5名(26%)であった.EPC外来で初診に要する時間は腫瘍内科外来と同程度であった.紹介されてくる時期が遅い患者も多く,今後の啓発と継続した実践が重要である.
著者
柴田 泰
出版者
北海道大學文學部
雑誌
北海道大學文學部紀要 (ISSN:04376668)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.173-217, 1969-11-28
著者
竹谷 裕平 髙津 哲也 山中 智之 柴田 泰宙 中屋 光裕
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.16-00041, (Released:2016-11-25)
参考文献数
22
被引用文献数
2

青森県周辺海域におけるキアンコウの背鰭第一棘による年齢査定法を検証した。背鰭第一棘の付け根付近の横断面をエッチング処理した後,メチレンブルーで染色し,実体顕微鏡下で落射光と透過光の両者による比較観察した結果,不透明帯数の読み取り精度が向上した。同横断面には,1年に2本の不透明帯(主に6月と11-12月)が形成されていた。背鰭第一棘による年齢査定は脊椎骨によるものよりも読み取り誤差が小さく,標識放流魚の成長追跡結果と類似したことから,優れた年齢査定法と判定した。
著者
竹谷 裕平 髙津 哲也 山中 智之 柴田 泰宙 中屋 光裕
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.9-17, 2017 (Released:2017-01-20)
参考文献数
22
被引用文献数
3 2

青森県周辺海域におけるキアンコウの背鰭第一棘による年齢査定法を検証した。背鰭第一棘の付け根付近の横断面をエッチング処理した後,メチレンブルーで染色し,実体顕微鏡下で落射光と透過光の両者による比較観察した結果,不透明帯数の読み取り精度が向上した。同横断面には,1年に2本の不透明帯(主に6月と11-12月)が形成されていた。背鰭第一棘による年齢査定は脊椎骨によるものよりも読み取り誤差が小さく,標識放流魚の成長追跡結果と類似したことから,優れた年齢査定法と判定した。
著者
竹谷 裕平 髙津 哲也 山中 智之 柴田 泰宙 中屋 光裕
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.17-00031, (Released:2017-12-06)
参考文献数
11

キアンコウの外部形態である瘤状鼻管幅の性的二型を利用した性判別法の精度を検証した。体重1 kg以上のキアンコウの全長(TL)-瘤状鼻管幅間の雌雄別回帰式は,雄が相対的に大型の瘤状鼻管幅を示した。両回帰式の±20%の範囲で性判別した正答率は,400-499 mmTLで93.0%,500-899 mmで94.9-96.0%,≥900 mmで100%を示し,400 mmTL以上で実用的な性判別法と判断した。雄の大型の瘤状鼻管は産卵行動に関連し,雌のフェロモンを感知するのに有効と考えられた。