- 著者
-
樋口 逸郎
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.96, no.8, pp.1598-1603, 2007 (Released:2012-08-02)
- 参考文献数
- 5
薬物によるミオパチーは早期発見により回復しうる筋疾患であり,注意深い病歴の聴取と診察による早期診断が極めて重要であり,また,筋変性の病態を解明するための実験モデルとして病理学的にも重要である.横紋筋融解症は薬物によるミオパチーの中で最も頻度が高く,生命に関わる重篤な病態を呈することがある.また,低カリウム血性ミオパチーやステロイドミオパチーも日常臨床でしばしば遭遇する頻度の高いミオパチーである.