著者
青嶌恵倫香 颯佐達也 横塚慎太郎 横山正樹 紫合治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.715-717, 2012-03-06

冷蔵庫の食材の量や賞味期限をもとに,所有する食材を利用したレシピを検索するシステムについて報告する.近年,レシピ検索のアプリやサイトが増えている.種類は様々だが,それらは外出先でも手軽にレシピを調べることが出来るという利点がある.しかし,外出先でレシピ自体は検索できても,自宅にどんな食材があるかを自分自身が把握していなければいけないという欠点がある.本論文のシステムは,買ってきたものを登録し,管理することによって,所有する食材を使用するレシピを手軽に検索できるというものである.
著者
井上 吉雄 横山 正樹
出版者
一般社団法人 日本リモートセンシング学会
雑誌
日本リモートセンシング学会誌 (ISSN:02897911)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.224-235, 2017-07-21 (Released:2018-01-31)
参考文献数
39

Drone-based remote sensing has a great potential for spatial diagnostics of crops and soils in the information-based agricultural management (Smart Agriculture). This paper reviews the background and advanced applications of drone-based remote sensing to smart agriculture. The necessary performance of optical and thermal sensing systems, data processing techniques, and algorithms for assessment of crop and soil variables are discussed based on case studies. Drone-based remote sensing would be useful for timely and efficient monitoring of crops, soils, weeds, diseases, etc., mainly in farms on the scale of ∼100 ha. Sophisticated systems and workflow have to be established to provide not only useful on-demand information but also sufficient cost-benefits.
著者
石塚 亙 木村 憲喜 中村 文子 横山 正樹
出版者
和歌山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は、「実験工作キャラバン隊」の活動を通じて、児童生徒に科学に触れて科学に夢を感じる機会を提供し、体験型学習の効果を検証するとともに、大学院生・学部学生が実験工作教室の実践を通じて得る理科教育の能力の向上を評価し、実験工作教室のテーマに宇宙に関わる体験学習のコンテンツを加えてひとつの特色とし宇宙を通じて科学的な感動や夢を与えることを目標としながら、体験学習の科学的内容の高度化・教材化と科学コミュニケーション能力を持った学生の養成を行うことである。実験工作教室に参加した子どもの数は、以前からの取り組みを含めて10,000人に達し、平成25年度のアジア・太平洋物理学会議で発表した。
著者
中塚 次郎 竹中 克行 横山 正樹 ヒガ マルセーロ 立石 博高 金七 紀男 山道 佳子 宮崎 和夫 川上 茂信 砂山 充子
出版者
フェリス女学院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

地域の形成にはたんに経済的要因や地理的要因だけではなく、その地域に流入してきた人間集団の存在や、そこから出ていった移民たちの意識などが重要な役割を果たしている。たとえば、EU内を移動しそこを生活空間とする一方で、EU外の集団との差異を経験することで、人々はEUをひとつの「地域」と認識する、といった具合にである。このことは、国家内の「地域」にもあてはまる。本研究は、こうした観点を生かしながち、イベリア半島を対象にして、「ヒトの移動」と「地域」形成の関係を、歴史的に分析しようとするものである。共同研究の前提として、まず、大西洋をはさんだ、現代におけるイベリア半島とアメリカ大陸間のヒトの移動を中心にして、統計的な研究、地域意識の形成、移民先での移民の社会的地位といったテーマについて検討した。その後、対象を近代以前にまでひろげ、さらに移動の地域をピレネー山脈をはさんだ、イベリア半島とほかのヨーロッパ地域とのあいだの人の移動にまで拡大して、宗教意識の変容や言語の変化を含む、幅広い視,点から検討を行なった,また、強いられた移動である「亡命」についても、人々の帰属意識の変化の側面から分析を進めた。共同研究の最後に、アジアにおける人の移動を比較検討の対象としてとりあげ、いかなる分析方法が地域研究にとって有効であるか、といった総括的な作業を行なった。