著者
永江 孝規 安居院 猛 長橋 宏
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.16, no.9, pp.25-30, 1992-01-24 (Released:2017-10-06)

The Peano scan is a path traversing an array of points and is very convoluted as a randam walk. This scan can be applied to sequential image transformation, instead of raster scan, and does not produce periodic patterns that are often observed in the case of raster scan. Also it is noted that the Peano scan has the same properties as that of quadtree or octree. If the distribution of values in a 2D or 3D array has clusters, then the clusters are preserved on the scan. This is the reason why this scan is applied to run-length compression and color quantization. The Peano scan, however, has restrictions in nature: the scanned array must be a square and the width and height must be a power of 2, because the scan is obtained by recursive division of the array, as quadtree. In the present article, some generalized Peano scans for any rectangular array are introduced, and halftoning is discussed as one of the applications of the Peano scans.
著者
比嘉 習子 永江 孝規
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第225回研究会講演予稿
巻号頁・発行日
pp.21-24, 2006-03-17 (Released:2007-01-31)

「2ちゃんねる」に代表される巨大掲示板群は動的データベースの一種とみなすことができ、従来Web等に利用されてきた解析手法や可視化手法などを適用することによってより理解しやすくすることが可能であると考えられる。本稿ではそのようないくつかの解析手法やWeb制作手法を組み合わせることによって、「2ちゃんねる」を社会的に有意義なメディアとして活用する方法について報告する。
著者
永江 孝規
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.128-145, 2003 (Released:2008-07-30)
参考文献数
9

2003年5月20日から23日にかけて東京工業大学大岡山キャンパスで開催された第1回DiVA芸術科学会展について報告し論考する。受賞作品を紹介し、講評と著者による解説を掲載する。本展覧会の企画と運営、ならびに本学会の中での位置づけ、今後の方向性などについて論評する。作家と技術者のコラボレーションをさらに発展させるための提言を行う。
著者
牧野内 まゆ 永江 孝規 恩田 憲一
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿
巻号頁・発行日
vol.2, pp.73-74, 2003

画面の中に自己の映像を投影し,その手の動きによって映像の操作を行う作品.現実世界にいる自分がヤモリ,或いはロッククライマーの様に手を動かす事と連動して,仮想世界の中に投影された自らの分身が画像上を相対的によじ登り移動するイメージが生成される.直感的な動作による背景イメージのスクロール制御は身体的動作を視覚的にフィードバックし.また,カメラから入力される自分自身の像は自己投影による主観性の導入を意図しており,それらの融合により身体性のある仮想体験を実現した.システムへの入力部となる手の動きに関しては,カメラからの入力画像を動画像処理する事により検出を行った.
著者
牧野内 まゆ 永江 孝規 恩田 憲一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.73-74, 2003

画面の中に自己の映像を投影し,その手の動きによって映像の操作を行う作品.現実世界にいる自分がヤモリ,或いはロッククライマーの様に手を動かす事と連動して,仮想世界の中に投影された自らの分身が画像上を相対的によじ登り移動するイメージが生成される.直感的な動作による背景イメージのスクロール制御は身体的動作を視覚的にフィードバックし,また,カメラから入力される自分自身の像は自己投影による主観性の導入を意図しており,それらの融合により身体性のある仮想体験を実現した.システムヘの入力部となる手の動きに関しては,カメラからの入力画像を動画像処理する事により検出を行った.
著者
永江 孝規 長橋 宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-2, 情報・システム 2-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.7, pp.1834-1842, 1997-07-25
参考文献数
27
被引用文献数
8

等値面の構成と陰影付けは3次元空間内のスカラ値の分布を視覚化する際に用いられる手法の一つである. スカラ値の3次元格子状配列として与えられたボリュームデータから等値面を構成する手法は, 与えられたしきい値に応じて格子点間に線形補間点を計算し, それらの補間点を適当に連結して得られる三角形パッチの集まりとして等値面を近似するという方法がほとんどである. 本論文では理論的にもコーディング的にも簡潔で, 高速かつ正確に等値面を構成する方法として, ボリュームの各単位格子を構成する八つのボクセル値の3重線形補間によって得られる3次曲面を直接構成し, 滑らかに陰影付けする手法を提案する.
著者
渡辺 綾乃 永江 孝規 春口 巌
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, no.21, pp.67-68, 2003-03-18

あたたかいかい気持ちで自然に楽しめるインタラクティブな作品を作ろうと考えた.良い天気の日に,はっと嬉しくなるような気持ちを持てる,夢のあるものにしたいとも思った.本作品はUSBカメラを用いて人及び背景を撮り,手などを動かすことによってこぼれ出る「光」と「雫」を,地面に芽を出している植物に落とす.そうすることによって育っていき,やがて花が咲くというものである.植物の成長にいくつかの段階と花に複数の色を設け,条件によって変わるようになっている.このような作品は,小さい子やパソコンの操作が苦手と言う人でも比較的容易に楽しめるのではないかと思う.