著者
田中 歓子 園田 優子 津田 道夫 谷村 保夫 遠藤 秀彦 相模 成一郎
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.84-92, 1982 (Released:2010-06-04)
参考文献数
12

トプシムスプレーの有用性を検討する目的で尋常性乾癬, 湿疹・皮膚炎群など34例につきフルコートスプレーを対照とする二重盲検試験を行なった.その結果, 治療前と比較した全般改善度では治療1週後で, 各評価日における薬剤間の優劣比較では治療1週後および2週後で, また有用性の評価でも両剤間に有意差が認められいずれもトプシムスプレーがフルコートスプレーに比し優れていた. この事から, トプシムスプレーは有効性および有用性がフルコートスプレーより優れ, その治療効果の発現は速やかで広範囲の皮疹や被髪部位の病巣の治療に適した薬剤と考えられた.
著者
中谷 多哉子 近藤 城史 位野木 万里 津田 道夫 堀 昭三 片峯 恵一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.150, pp.25-30, 2009-07-16
被引用文献数
2

多くの要求がプロジェクトの遂行中に変更され,それによる手戻りで納期が遅れることがある.この問題を解決するために,我々はPRINCEモデルと名付けた要求獲得のプロセスモデルを提唱している.このモデルは,要求獲得のプロセスを3+1の型に分類することによって,プロジェクトの全期間にわたって要求を獲得する計画を立案するためのモデルである.要求獲得を立案するためには,過去のプロジェクトで行われた要求獲得の実態を明らかにし,要求獲得プロセスを計画するための指針を導出しなければならない.本稿では,PRINCEモデルの概要を述べた後に,要求を観測する方法をガイドラインとしてまとめた結果を紹介し,ガイドラインを適用した結果を示すことによって,ガイドラインの今後の課題を検討する.
著者
津田 道夫 永岡 郁代 青木 一紀 和栗 正一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.11, pp.1-6, 1995-01-26
被引用文献数
2

ソフトウエア変更作業における、作業工程を分析して、必要な情報や作業内容、その結果として得られた情報を明確にした。また、実際に保守担当者が、どのような方法で仕様を理解して、プログラムの修正をしているかを、調査した。この結果、プログラム理解の方法が、保守経験値により異なることが判明した。この分析に基づき、ソフトウエア影響波及検索ツールのプロトタイプ(ツール名:FINDMA)を開発した。FINDMATEは、ユーザからの保守依頼に対応して、既存ソフトウエア・リソースの相互関連を検索する。これにより、影響波及対象のリソースを抽出して、作業見積、作業計画や修正作業に利用する。We analyzed processes of software modification and clarified essential information, contents of the modification operations, and information that is obtained from the operations. We also studied what kind of procedures the software maintainers use to understand programs and to modify them. As a result, we found that the procedures of understanding software depend on the years of experience of the software maintainers. According to the result, we have developed a prototype of the tool "FINDMATE", that finds the effects of software modification. FINDMATE can be used to search interrelationships across the existing software resources to meet users' maintenance requirements. FINDMATE identifies affected resources, which can be used for estimation of the amount of modification operations, planning of the operation, and the actual modification.