著者
辻 貴介 清水 明宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.225, pp.11-16, 2003-07-18
被引用文献数
3

インターネットやモバイル端末を利用した通信技術が普及し,お金や個人情報を扱うサービスも増加している.そのようなサービスでは,第3者による秘匿情報の傍受や悪用を防ぐために認証の技術が必要不可欠である.ネットワークを介した個人認証における脅威を防ぐ方法として,認証情報が毎回変わるワンタイムパスワード認証方式がある.しかしこのような方式ではサーバに認証情報等を蓄積しているため,stolen-verifie problemのような問題がある.我々は,安全なパスワード認証方式として提案されているROSI (RObust and SImple password authentication procotol)に対する攻撃法を考案し,さらに,処理コストを増やすことなくそれらの攻撃を解決する方法を提案する.この方式は,認証情報更新の必要がなく,S/Keyのように高いセキュリティを有する.
著者
清水 明子
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大學教育學部紀要. 心理学 (ISSN:03874796)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.55-63, 1998-12-25

国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
著者
小林 聡 宮川 眞一 清水 明
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

癌細胞に特異的に結合するペプチドが同定できれば、そのペプチドで抗癌剤を修飾し、癌組織により高濃度に、また非癌部組織により低濃度に抗癌剤を分布させ、効果を高めつつ副作用の低減を図ることが可能となる。当研究では、ファージライブラリーを用いたバイオパンニング法という方法で、肝細胞癌に特異的に結合するペプチドを同定した。同ペプチドを提示したファージ、ならびにビオチン修飾した同合成ペプチドを用いて、各種悪性腫瘍由来細胞株ならびに肝細胞癌手術切除標本において、その肝細胞癌結合性を確認した。
著者
清水 明宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFS, オフィスシステム
巻号頁・発行日
vol.96, no.380, pp.19-24, 1996-11-21
被引用文献数
5

出先から電話網を使わず, インタネットを経由して, 安全に自分宛のメールメッセージを取り出したり, 自分のアカウントからメッセージを送信したりすることのできるサービスを提案する. このサービスでは, パスワード認証機能を持った情報転送方式PERMにより, 資格の認証を行っている. また, メールメッセージの送受信に, メール送受信のプロトコルを用いることによって, 分散ネットワーク個別のファイアウォールを回避している. 本論文では, PERMを中核のとする本サービスアルゴリズムを示すと共に, 作成したシミュレータの概要と性能評価の結果について述べる. さらに, 公衆電子メール転送サービスの具体的なシステム構成例を示す.
著者
関 良明 爰川 知宏 清水 明宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.82, no.9, pp.1202-1209, 1999-09-25
被引用文献数
6

組織における知的生産性の向上と知的触発の拡大を図るため,コンピュータと通信ネットワークを利用した情報共有システムの研究開発を進めている.その一環として,個人が保有している断片的な情報をグループ内で共有するノウハウ蓄積システムFISH及び,その分散環境対応版であるGoldFISH,更にWebブラウザからの操作が可能なKINGFISHERを開発し,実験と分析を重ねてきた.その結果,実際の導入では障壁となる細かなユーザ登録や複雑なバッチ処理の設定などの改良すべき機能や,設計当初想定していなかったカスタマイズの要求などが明らかになった.これらの課題に対して本論文では,実運用システムとしての設計の基本方針を設定して,新たな情報連携モジュールFly-fishingを開発した結果を論述する.Fly-fishingは,情報間のリンクをあらかじめ生成するのではなく,情報参照時に動的なリンクを自動生成している.この方式の採用により,モジュール独立性が高まり,導入容易性とカスタマイズ容易性を確保している.本論文では更に,Fly-fishingの検索/表示/登録時間を用いて性能測定した結果を分析する.