著者
水江 一弘 清水 誠 松宮 義晴 竹村 暘 井田 斉 村松 毅
出版者
長崎大学
雑誌
総合研究(A)
巻号頁・発行日
1985

遠洋性のクロトガリザメを南西太平洋で練習船鶴洋丸の旋網実習で本年も多数漁獲し、雌雄の性的成熟体長・生殖分娩の時期・妊娠尾数などを明らかにし,年齢成長を知るため、現在、脊椎骨研摩標本作製中(水江)。サメ類乳酸脱水素酵素の遺伝的特性を知る目的でラブカの3つのアイソザイムを単離し、速度論的解析をした。ネズミザメ・アオザメ・ヨシキリザメ等の同酵素のアイソザイム分布を調べ、単離を試みた(村松)。本年度はウシエイ・カラスエイ・ナヌカザメ・トラザメ・などの6種類について、それらの核型を明らかにすることが出来た。これらの結果は87年発行の魚類学雑誌に投稿準備中である(井田)。ガンギエイ類の食性はその遊泳力に影響され、小型魚のときは、かなり雑食性を示すが、大型になるにつれ魚食性が顕著になる。胃内容量は体重の平均1〜2%,最大3-4%であった(竹村)。最適化技法により、板鰓類の適応戦略を模索した。卵数とサイズの進化,性比の包括適応度,成長と死亡の戦略,棲み場所と採餌の適応単位を題材として、仮説と知見を比較検討した(松宮)。エドアブラザメ,ラブカなど6種のサメについて、筋肉・肝臓の重金属(Hg,Zn,Fe,Cu)濃度を検討した。何れも従来のサメ類の分析値の範囲にあった(清水)。生態を異にする各種板鰓類の網膜および松果体の微細構造と感光色素などを調べ、いづれの結果も環境水中の光分布と大きな相関が得られた(丹羽)。板鰓類の歯の形態と組織構造について、食性および系統との関係を検討した。また、日本のペルム紀から第四紀の板鰓類の歯と皮歯の化石を、現生種との比較により研究した(後藤)。銚子沖および松生場,小笠原諸島周辺ならびにハンコック海山から採集した板鰓類の標本を比較検討したところ、それらの形態に地理的変異が存在することが明らかとなった(谷内)。プランクトン食性のウバザメの脳はミツクリザメおよびラブカと同様に深海性であることを示唆する形態を示し,ウバザメと食性が同じであるジンベエザメの脳には、強大な遊泳力の反映がみられる(佐藤)。
著者
清水 誠 佐國 勝
出版者
埼玉大学教育学部
雑誌
埼玉大学紀要 〔教育学部〕 教育科学 (ISSN:03879321)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.17-25, 2003
被引用文献数
6

じゃがいものデンプンは、どこで作られるか話し合いを行った。話し合いをするため、2つのクラスを設定した。1つのクラスは、3〜6人の小グループを作った。小グループのメンバーは、異なる予想に基づき実験をした児童で編成した。もう1つのクラスは、全員で各児童の実験結果について話し合いをした。小グループでの話し合いは、クラス全員での話し合い比べ、次のような違いがあることがわかった。1)児童の間に社会的相互作用が多く見られる。2)児童は、自身の考えに自信を持つ。3)話し合いを通して新たな疑問や考えを見いだすことである。Children discuused how the starch of a potato is produced. Two classes were set up to have discussions. One class established small groups of 3 to 6 children. The members of the small groups were organized based on the different expectations of each child about how the experiment would result. Another class held a discussion with all of the class members about each child's results of the experiment.When compared with the discussion with all of the class members, the following differences were noticed in the small group discussions :1) more social interactions were seen between the children ;2) the children had more confidence in their thoughts ;3) the children discovered new doubts and expectations through their discussions.
著者
鈴木 賢哉 鬼頭 勤 鈴木 扇太 日比野 善典 森 淳 清水 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.451, pp.33-36, 2002-11-08

1.5%の高い比屈折率差を有する石英系PLC(Planar Lightwave Circuit)により,10段の広帯域・高分解能マッハツェンダ干渉計多段接続型の可変利得等化器を作製した.本可変利得等化器を用いて,EDTFA(Erbium Doped Tellurite Fiber Amplifier)の利得等化基礎実験を行い,EDTFAの自然放出光を69nmの広帯域にわたって残留リプルレベル1dB以下に平坦化できることを確認した.
著者
鈴木 賢哉 鬼頭 勤 鈴木 扇太 日比野 善典 森 淳 清水 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.447, pp.33-36, 2002-11-08

1.5%の高い比屈折率差を有する石英系PLC(Planar Lightwave Circuit)により,10段の広帯域・高分解能マッハツェンダ干渉計多段接続型の可変利得等化器を作製した.本可変利得等化器を用いて,EDTFA(Erbium Doped Tellurite Fiber Amplifier)の利得等化基礎実験を行い,EDTFAの自然放出光を69nmの広帯域にわたって残留リプルレベル1dB以下に平坦化できることを確認した.