著者
足澤憲 澤本潤 杉野栄二 瀬川典久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集, 2011-03-02
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.211-213, 2011
被引用文献数
1

本研究ではメール入力時の日本語入力システムとして携帯電話で取得した情報から予測単語リストの優先順位を変更するシステムを提案する.携帯電話で取得できるデータとして時間や場所などがあり,例えば「お」と入力すると,朝なら「おはよう」が,夜なら「おやすみ」が上位になるように予測候補の順番を変える.また,メール相手との上下関係や接点などをアドレス帳から調べ,口調や年齢に合わせた単語を上位に表示したり,今お互いがいる場所からよく入力される単語を調べて,優先順位に反映する.このようにTPO(時間・場所・場合)にあわせて優先順位を変更することで効率的な単語選択を可能とし,全体的な入力速度の高速化を実現する.
著者
足澤 憲 杉野 栄二 澤本 潤
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.13, pp.1-6, 2010-10-22

私たちにとって身近な携帯電話は,年々利用率を増やし続け,総務省の調べによると 2009 年 9 月時点で 89.3% に登った.そんな中,現在の携帯電話の利用機能は通話機能を抜いて第 1 位がメール機能となり,日本語入力が重要な要素となった.そこで,本研究ではメール入力時の日本語入力システムとして携帯電話で取得した情報から予測単語リストの優先順位を変更するシステムを提案する.携帯電話で取得できるデータとして時間や場所などがあり,例えば 「お」 と入力すると,朝なら 「おはよう」 が,夜なら 「おやすみ」 が上位になるように予測候補の順番を変える.また,メール相手との上下関係や接点などをアドレス帳から調べ,口調や年齢に合わせた単語を上位に表示したり,今お互いがいる場所からよく入力される単語を調べて,優先順位に反映する.このように TPO (時間・場所・場合) にあわせて優先順位を変更することで効率的な単語選択を可能とし,全体的な入力速度の高速化を実現する.Mobile phones are now very familiar for us. Their availability keeps expanding every year. The share reached 89.3% according to the research of the Ministry of Public Management, Home Affairs, Posts and Telecommunications in September, 2009. And, the use of e-mail function came to the first place outstripping the call function on the present mobile phones, and Japanese text input function became a critical factor. In this paper, we propose a system that changes the priority of words in the forecast list in the Japanese text input system using information acquired when a mail is input with the mobile phone. The information that can be acquired with the mobile phone is "Time" and "Place", etc. For instance, "Good" is input, and "Good morning" is displayed in the night. Moreover, the hierarchical relationship and the relationship with the other party are examined from the address book on the mobile phone, and words matched to the relationship, age and sex is displayed in the high rank. Moreover, the order of the forecast list is changed according to the words often used at the place where the user is sending a mail. The efficiency of the word selection is achieved by changing the priority level of candidates according to TPO, and the speed-up of the overall text input speed is achieved in the proposed system.
著者
足澤 憲 杉野 栄二 澤本 潤
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.13, pp.1-6, 2010-10-22

私たちにとって身近な携帯電話は,年々利用率を増やし続け,総務省の調べによると 2009 年 9 月時点で 89.3% に登った.そんな中,現在の携帯電話の利用機能は通話機能を抜いて第 1 位がメール機能となり,日本語入力が重要な要素となった.そこで,本研究ではメール入力時の日本語入力システムとして携帯電話で取得した情報から予測単語リストの優先順位を変更するシステムを提案する.携帯電話で取得できるデータとして時間や場所などがあり,例えば 「お」 と入力すると,朝なら 「おはよう」 が,夜なら 「おやすみ」 が上位になるように予測候補の順番を変える.また,メール相手との上下関係や接点などをアドレス帳から調べ,口調や年齢に合わせた単語を上位に表示したり,今お互いがいる場所からよく入力される単語を調べて,優先順位に反映する.このように TPO (時間・場所・場合) にあわせて優先順位を変更することで効率的な単語選択を可能とし,全体的な入力速度の高速化を実現する.Mobile phones are now very familiar for us. Their availability keeps expanding every year. The share reached 89.3% according to the research of the Ministry of Public Management, Home Affairs, Posts and Telecommunications in September, 2009. And, the use of e-mail function came to the first place outstripping the call function on the present mobile phones, and Japanese text input function became a critical factor. In this paper, we propose a system that changes the priority of words in the forecast list in the Japanese text input system using information acquired when a mail is input with the mobile phone. The information that can be acquired with the mobile phone is "Time" and "Place", etc. For instance, "Good" is input, and "Good morning" is displayed in the night. Moreover, the hierarchical relationship and the relationship with the other party are examined from the address book on the mobile phone, and words matched to the relationship, age and sex is displayed in the high rank. Moreover, the order of the forecast list is changed according to the words often used at the place where the user is sending a mail. The efficiency of the word selection is achieved by changing the priority level of candidates according to TPO, and the speed-up of the overall text input speed is achieved in the proposed system.
著者
柏木貴紀 澤本潤 杉野栄二 瀬川典久
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.387-389, 2011-03-02

近年,YouTubeやニコニコ動画といったサイトを筆頭に,情報をやりとりする媒体として動画(映像)を使用する例が増えている.これに伴い,サーバへの負荷やネットワークトラフィックの増加といった問題が増々深刻になってくると考えられる.この問題を解決するため,昨今のエンド端末の高性能化に伴い注目されているPeer to Peerネットワーク技術を用いて,ネットワークの負荷分散・全体の利用効率を向上させる事を目的とした動画配信システムを提案する.
著者
瀬川 典久 澤本 潤 矢澤 正人 美濃 英俊 花田 隆貴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ASN, 知的環境とセンサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.166, pp.185-188, 2014-07-23

低電力、長距離通信が可能な狭帯域スペクトラム拡散通信mad-ssを開発し、運用を行っている。狭帯域スペクトラム拡散通信MAD-SS技術を利用したセンサネットワーク用モジュールMAD-SSシールドを活用して、さまざまなセンサネットワークを構築している。本公演では、MAD-SSシールドの説明、実用システム、および成層圏気球に搭載した実験について報告する。
著者
杉山 暢彦 澤本 潤 杉野 栄二 瀬川 典久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.11, pp.1-6, 2014-07-28

論文サーベイは研究活動において、動向調査や新規性の確認をするための非常に重要な過程の一つである。近年では、Google Scholar や Cinii などといった論文検索サービスによって簡単に論文を探して取得できるようになった。しかし、論文検索は目的に沿った論文を探すために、より深くページを辿り、多くのキーワードを使う必要がある。そのため論文検索は、少数の優良なページを探したら活動を終了できる通常の検索活動とは大きく異なる特徴を持つ。そこで、本研究では他者の検索結果を利用する事で論文検索活動を容易にするシステムを提案・実装した。本システムは論文検索機能に加えて、キーワードに関する論文グループを提示し、グループ内で利用されるキーワードを提示する機能を持つ。これにより、論文検索における手間の軽減を狙う。In research activities, paper survey is one of the process very important for checking the novelty trends and research. In recent years, it has become possible to find and fetch the paper simply by article search services such as Cinii and Google Scholar. However, in order to find the paper in line with the objective, it is necessary to follow a deeper page, use many keywords paper search. Search paper is characterized by very different from the normal course of search that can terminate the activity if you looking for a good few pages for that. Therefore, we propose and implement a system that facilitates the search paper activities by making use of the results of others in this study. In addition to the article search function, the system has the ability to present a paper on the keyword group presents a keyword that is used within the group. As a result, I aim to reduce the time and effort in the paper search.
著者
岩松 伸幸 瀬川 典久 杉野 栄二 澤本 潤
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.58, pp.1-6, 2007-06-06

インターネットショッピングやオンラインストアが社会に浸透し、商品購買活動において益々重要になってきている。それに伴い、売り上げの向上を目的とする「情報推薦」への注目が高まっている。本稿では対話型商取引と電子商取引(e コマース)には基本的な違いがあると考える。対話型商取引では店員が顧客の要求に合う商品を推薦できたが、電子用取引においては課題である。本稿では、高専門性・高嗜好商品における電子商取引において顧客の要求する商品を的確に推薦するシステムを提案する。An Internet shopping and an online store permeate society and become more and more important in merchandise purchasing activity. And, attention to "information recommendation" for the purpose of improvement of sales activities is rising. In this paper, we consider that there is basic difference in interactive transaction and electronic commerce (e-commerce). A salesclerk was able to recommend merchandise in accordance with customer needs by an interactive transaction, but it is a problem in electrons commerce. In this paper, we propose a system to precisely recommend the merchandise information of high specialty and high taste merchandise in electronic commerce.
著者
足澤 憲 澤本 潤 杉野 栄二 瀬川 典久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム = IEICE technical report. LOIS, Life intelligence and office information systems (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.470, pp.115-120, 2012-03-01
参考文献数
6

携帯電話はもともと移動中に通話ができるように開発されたものであるが,現在は通話機能よりもメール機能のほうがより多く使われており,それに伴い日本語入力システムの重要性が高まった.本研究の目的は,携帯端末から取得した位置情報から,現在地で良く入力される文字を変換候補・予測変換候補の上位に表示させ,入力効率を向上させることである.また,膨大な位置情報と入力単語の関係性のデータを効率良く管理し,読み込む辞書を絞ることで,読み込むデータの肥大化を防止する.
著者
山口 倫照 浅川 和久 柏田 師宏 瀬川 典久 澤本 潤 矢澤 正人 玉置 晴朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム = IEICE technical report. LOIS, Life intelligence and office information systems (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.470, pp.19-23, 2012-03-01

センサネットワークの基本技術が開発され約10年経ち,現在その技術をいかに一般社会に生かして行くかが重要な課題となっている.現在おこなわれているセンサネットワークの実用化の実証実験は,都市部または安定してネットワークインフラが構築できる地域を対象とすることが多い.しかしながら,中山間地等の条件不利地域が多い東北地域では携帯パケット,ADSL等の通信網はもとより,容易に電源を得るのも難しい状況である.また,山間地等の地理的条件から,簡単にセンサネットワークのインフラを構築するのが困難であるのが実情である.しかし,都市部,中山間部といった利用する場所が異なるだけの理由でセンサネットワーク技術の利益が得られないことは避けたいと考えている.本研究は,災害時に要救助者を迅速に発見することを目的にしたシステムを提案する.提案するシステムでは,要救助者の位置情報の他に生体情報を基地局に送信することで,救助後の救命処置を助ける.
著者
仙道 航 瀬川 典久 澤本 潤 杉野 栄二
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.2014-HCI-158, no.2, pp.1-7, 2014-05-15

大学や大学院の学生の教育研究活動において PowerPoint などを用いたゼミナールが広く行われている.ゼミナールでは,専門性の高いテーマについての活動報告を行うことから,実際に当該テーマについて研究活動を行っている発表者とそうでない聴講者との間に知識量の差が生じやすい.聴講者が発表に対し理解できないままゼミナールが進行していく状態はゼミナールの研究テーマをより良いものにするという目的を妨げる一つの要因になりうる.本稿では,発表資料に記載されているキーワードについて事前に調査を行い,発表時に聴講者へと提示する,聴講者がわからないキーワードを発表者に知らせて説明を促すことにより理解を促すためのシステムを提案する.
著者
多田陽風 杉野栄二 瀬川典久 澤本潤
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.187-189, 2013-03-06

本稿では、SNSを用いて人物の日々の服装の記録を取りながら、所有する洋服アイテムの管理を支援する研究について述べる。ユーザは自分の所有する洋服アイテムの登録を行い、SNS上に仮想のクローゼットを作る。そして、SNSに毎日のコーディネートを日記のように記録し、いつどの服を着ていたかという情報を蓄積させる。SNSは、蓄積された洋服アイテムとコーディネートの情報から、何色の洋服アイテムを多く持っているか、どの洋服アイテムを一定期間着用していないかをユーザに通知する。また、ユーザの所有する洋服アイテムと日々のコーディネートを他ユーザに公開することにより、他ユーザから新たなコーディネートを提案してもらうこともできる。