著者
鮫島 達夫 奥村 正紀 濱田 文仁 大西 良 三野原 義光
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.393-403, 2020-07-15 (Released:2020-08-27)
参考文献数
17

電気痙攣療法(electroconvulsive therapy:以下ECT)は,うつ病,統合失調症などで,自殺が差し迫っている症例などで,早急な改善が望まれる場合の唯一無二の方法である.安全性の観点から,麻酔薬,筋弛緩薬を使用する修正型ECT(modified-ECT)が行われている.m-ECTは,一般病院を中心に行われてきたが,最近では精神科病院でも行われる.平成30(2018)年度より,ECTの麻酔管理料の加算が行われるようになった.麻酔科医によるECTの有害事象への対応やハイリスク症例への対応が求められている.今後安全性をより高めるために,精神科と麻酔科,精神科病院と一般病院の医療連携が望まれる.
著者
濱田 文
出版者
日本風俗史学会
雑誌
風俗史学 (ISSN:13441140)
巻号頁・発行日
no.24, pp.22-35, 2003-07
著者
工藤 素 村田 健司 鎌田 悟 濱田 文男
出版者
一般社団法人 プラスチック成形加工学会
雑誌
成形加工 (ISSN:09154027)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.153-160, 2009 (Released:2010-01-06)
参考文献数
14

In this paper, a new aerial shell made of biodegradable plastics was developed and explosion tests were carried out using 2.5-10 gou-size firework aerial shells at a ground test site in order to observe the fragmentation. The dispersed fragments were then collected and their size and distribution measured. In order to monitor the fragmentation visually, a high-speed camera was used to film the ignition of the bursting charge and the scattering of the shell fragments. The shell fragments became much smaller, because mechanical properties of biodegradable plastics that were added improved polyvinyl alcohol (PVA) and chaff powder (CP). Fibrillation was seen in PBS/PVA/CP, and it seemed effective for mechanical properties. As a result, safer aerial shells which disperse into smaller fragments on explosion were successfully developed.
著者
濱田 良一 濱田 文香 松岡 秀美 伊藤 寛之 石崎 卓 一色 淳
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.63-66, 1998

71歳,男性の喉頭全摘術麻酔中に,メトヘモグロビン血症を発症した無カタラーゼ血液症を経験した.1.5%過酸化水素300mlで口腔粘膜を消毒したところ,経皮的酸素飽和度の低下(SpO<sub>2</sub>:80%)とPaO<sub>2</sub> (235mmHg)との解離,術野血液の黒褐色変化,メトヘモグロビンの増加(11%)などを認めた.メトヘモグロビン血症と診断し,アスコルビン酸2,000mgを静注した.術後口腔粘膜の浮腫と潰瘍,溶血性貧血(Hb 7.7g/dl),および肝障害(総ビリルビン5.6mg/dl)を生じた.赤血球酵素活性検査により,母親と子供3人も遺伝的低カタラーゼ血液症があり,本症例は無症候型の無カタラーゼ血液症と診断された.
著者
小林 直人 濱田 文彦
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

平面内細胞極性形成シグナルは、細胞膜上に存在するFrizzled-1受容体を中心に構成されるが、この受容体と結合するリガンド分子は不明である。本研究では未知のリガンド分子の同定を目的とし、培養細胞を用いて受容体とリガンド分子との結合の評価系を確立した。種々の膜タンパク質をコードする遺伝子を細胞株で発現させるコンストラクトも構築中であり、これらの膜タンパク質と同受容体との結合について検討を進める。