著者
工藤 遥 田村 俊明
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.152, 2014 (Released:2014-07-04)

架空の存在でありながら世界中の神話に登場し、現代においてもファンタジーには欠かせない存在であり続けている竜・龍・ドラゴン。人間は彼らに対してなぜこれほどにまで興味を抱いてきたのか。そして、人間は彼らに何を投影しているのか。ここでは歴史を通して様々な姿に描かれてきた竜を追い、現代における竜のキャラクター性に目を向けることで、人間と竜との関わり、またその背後に潜む人間の自然に対する意識の変化を考察する。
著者
工藤 遥 田村 俊明
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.61, 2014

架空の存在でありながら世界中の神話に登場し、現代においてもファンタジーには欠かせない存在であり続けている竜・龍・ドラゴン。人間は彼らに対してなぜこれほどにまで興味を抱いてきたのか。そして、人間は彼らに何を投影しているのか。ここでは歴史を通して様々な姿に描かれてきた竜を追い、現代における竜のキャラクター性に目を向けることで、人間と竜との関わり、またその背後に潜む人間の自然に対する意識の変化を考察する。
著者
工藤 遥 田村 俊明
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.213, 2014 (Released:2014-07-04)

エオリアンハープとは、弦楽器の一種である。共鳴板とそこに張られた弦の間を風が通り抜けることによって音を発する仕組みになっている。様々な形態が見られるが、一般的には箱形の本体に弦が張られた琴のような形をしている。欧米では公園や公共施設に設置されていることが多いが、日本国内では目にできる場所は少なく、知名度も極めて低い。音に溢れた環境の中で時間に追われるようにして生活する現代に、エオリアンハープの音を通して風や自然を意識する暮らしを提案したいと考えた。そのため一般住宅の内に設置でき、風鈴のような気軽さで楽しめるプロダクトにすることを研究の目的として、最適な材質と構造を探った。
著者
稲次 敏郎 田村 俊明 水野 雅生
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.1987, no.58, pp.53-60, 1987-02-25 (Released:2017-07-25)

本稿は昭和61年に行なった中国福建省龍岩地区山間部に散在する客家民居の形態及び空間構成に関する調査報告である。本調査の目的は,多様に展開する漢民族の住居特質を把握することにより,現代日本都市住居の考察に資することにある。客家は古い時代に中原より南下した漢民族であるが,先住民より迫害を受けたが為に防御的な巨大土楼住居を構成し,大家族制を維持した。集落は耕地の少ない内陸山間部に川に沿って位置し,直径又は一辺約20〜60m,3〜5層,円形又は方形,外周生土・内部木造軸組,200〜400人の大集合住居が群をなしている。土楼の中央は祖堂を中心とした一族の集の場であり,住居部1階は厨房・食堂で家族の集の場である。2階倉庫,3・4階臥室と家族構成は上下縦系列に構成されるが,家族単位構成は極めて希薄となる。徽州民居が大集合住居においても家族単位構成が明確であり,一族構成への段階的構成を明確に示すのに対し,客家民居は一族構成が極めて強く,家族単位構成は希薄であり,防塞的色彩が強い。
著者
吉田 茉由 田村 俊明
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

私たち日本人は現代に至るまでに独自の食文化を産み出し、それとともに食器や食事をする環境を確立させてきた。 明治以降海外の食文化が入ってきたことにより新たな食事スタイルを取り入れ、そして現代になると私たちの食事は料理も食器も環境も自由に選択ができるようになった。 こうした現代では食事をしているときに部屋や使用するもの、一緒に食事をする人など周りの環境がより食事の質を高めていると考えられる。食事と人と空間の関係はどのような効果を私たちに与えているのかを調査し、研究することは今後の新たな食器の開発や伝統を生かしていくことにつながるといえる。 そこで「歴史性」、「日常性」、「人間性」という食事の要素に絞って、現代の私たちの食事に対する人とモノと場の関係を今日の日本映画に登場する食事シーンに求めて考察する。
著者
田村 俊明 鈴木 史朗 大和 明子 須藤 一郎 原田 容治 望月 衛
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.97, no.8, pp.1043-1047, 2000-08-05
被引用文献数
2

症例は39歳女性,皮膚黄染を主訴に入院となり肝機能障害とIgMHA抗体陽性を認め,急性A型肝炎と診断された.40日で軽快退院したが,退院後17日目に再度肝機能が増悪し再入院となった.抗核抗体陽性,高ガンマグロブリン血症を認め,肝生検では慢性活動性肝炎像を呈し自己免疫性肝炎と考えた.プレドニゾロン投与が著効し経過良好で現在も外来通院中である.急性A型肝炎を契機に診断した自己免疫性肝炎の報告例は少なく,我々は国際診断基準を含め自己免疫性肝炎の診断について若干の文献的考察を加え報告した.